大人オリジナル小説
- さぁ、皆で復讐の謳を歌いましょう!
- 日時: 2013/07/29 14:21
- 名前: 曇り空 ◆RCpQKCQVZQ
プロローグ
私、風遠 瑞紗は今、いじめにあっている。
その理由?顔が不細工で太ってるから?ww
でもそんな人生も今日で終わり。
だって私は
死んだ“ふり”をするんだから!
そして
私を、いや、私達をいじめたやつらにみーんなで復讐するんだ☆
プロローグ 終わり
- Re: さぁ、皆で復讐の謳を歌いましょう! ( No.6 )
- 日時: 2013/07/29 23:07
- 名前: 曇り空 ◆RCpQKCQVZQ
第五話
「まず、どうする?誰かいい案ないですか?」
「火炙り!髪を燃やすの!」
「でも、それ危なくない?下手したら火事になるよ!」
「そういえば、瑞紗さんはどんな苛めに逢ってたの?私はそれのちょっともう一回り上の苛めをしたいなと思うの。」
「それ、いいね!」
「俺らが見たとき、汚い泥水をかけられてたのを見たよな。」
「あれはひどかった。可哀想だよな。なにもしてないくせに見た目で判断されるなんて。」
「そうだよなー」
口々に哀れみの声が聞こえてきた。
「じゃあ、それをもう一工夫してみない?」
「というと?」
「ほら、色んなものを、ね?」
「薬品とか?」
山田が勢いよく手を挙げた。
「それなら俺に任しとけ!俺の親父科学者で、最近服を溶かすが体に害がない薬品を開発したらしいんだ!それを茉樹で実験してみないか?泥水と一緒にぶち巻くと、フフフ…どうなるだろうね?」
「いいね!皆カメラも用意してきてね!」
「「「「「ラジャー!!」」」」」
だんだん楽しくなってきたな…
未佳がまた手を挙げた。
「どうせなら茉樹の滑稽な姿もカメラに収めてみない?」
「どういうふうなのを?」
「私、最近催眠術の研究をしてたんだ!あ、勿論茉樹にするためであって皆には一切しないから安心して?それでなんか自分を鶏だと思わせたり象に思わせたりできるようになったり、その他もろもろ言うことを聞かせる催眠術を身に付けたの!それも挑戦してみない?」
「いいね〜「それ某ドラマの台詞パクったわね!?」あはは♪」
たちまち会議室に笑い声が響きわたる。
「じゃあ、それでokね!皆準備よろしく!あと泥水とかは朝茉樹が登校したときにかけるから皆早く来てね!催眠術は放課後でいいかしら?みんな頑張りましょう!」
「「「「おー!!」」」」
帰り際、未佳は小声で私に囁いてきた。
「私達、友達よね?」
「勿論よ。」
「よかった。私、夢音に出会えてよかった。このままだったらこのクラスは茉樹の王国になってただろうから。そこを救ってくれた夢音は救世主。どこまでもついていく。約束!」
彼女は小指をつき出してきた。
私も小指で握り返す。
「私も未佳に出会えてよかったよ。」
小声でそういったが聞こえたかどうかはわからなかった。