大人オリジナル小説
- 何気ない日々〜ファイ・ブレイン〜
- 日時: 2014/04/11 18:15
- 名前: フリーク・カイノ
携帯電話をカチカチと鳴らす音がする。
五月蝿すぎて耳を塞ぎたいぐらいの罵倒が聞こえる。
カイトは絶対裏切らないって思ってたよ。
それはただ私の妄想に過ぎないんだね
______プロローグ ノノハ視点_______________
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- Re: 何気ない日々〜ファイ・ブレイン〜 ( No.11 )
- 日時: 2014/06/29 11:24
- 名前: フリーク・カイノ
_カイト視点_
今日俺が学校へ行ったら靴箱に
大量の紙が入ってた。
中身はこう書いてあった。
「お前汚い」 「お前だます」 「カイトなんて嫌い」
「死んじゃえよ」 「ロン毛」
俺は紙を握り締めて、ため息をついた。
上靴を履こうとしたが持ってきていた上靴が
ない。
しょうがないな、借りに行こう。
*****************
「ノノハ君、目が覚めたかい?」
あっ…あれ?カッカイトは?とっ隣にいない!
逃げたのかな…もう…パズルバカなんだから…
「いいや、ノノハ君。カイト君は入院してはいないよ。
悪い夢でも見たのかい?」
軸川先輩…一瞬目が赤くなりましたよ?まさか…レプリカ
リングが…しかもなんで心を読んだの?
腕につながる点滴をガタン、と動かした。
「ははっ、君にはまだ話してなかったね。ごめん。
僕の赤い目は能力があるんだ。今は明かせないけど。」
ザザーっ、ザザーン、ザザザザザっー
頭に浮かんでくる過去の自分が。
「今はなさないで!」
ノノハは敵視するかのように赤い目でソウジを見た。
「君の能力は…目を刳り貫く」
「目を…刳り貫く?」
「君はその目で人を何万人も視線で破壊し尽くすことができる。
隣にいるタマキ君も、君の視線で頭を操られてしまい自分で頭を机の下に寄せて
椅子で頭を壊そうとしたんだよ。いやぁ危ない、今君は僕の目を抉り取ろうとしたよ。
ノノハ君、この能力は危ない。その能力で未来も過去も書き換えたり、捨てたりすることができる!」
何を言っているんだと思うとノノハは口を結んだ。
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「すみません、先生。上靴が何かの拍子で隠されてしまいました。
天才クラスのみんなにも犯人がいないか伝えといてください。」
後ろから舌打ちが聞こえた気がした。
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