大人オリジナル小説
- 飛び降り自殺
- 日時: 2014/08/02 21:47
- 名前: 儚恋 ◆4z4yLUbQKo
―――――――神は
わたしを憎んでいる…。
・・・?
ф
目次
プロローグ 禍々少女>>2
主な登場人物 >>1
第一章 等Rい空
to1 日の光が開かされる前に >>3-6
此処に無くても、更新されている場合があります。
刀\――――――――――――――――――−
□お知らせ□
2014.7/24 執筆開始
- Re: 追憶と悪夢 リスカット中毒 ( No.7 )
- 日時: 2014/07/29 13:59
- 名前: 儚恋 ◆4z4yLUbQKo
「今日当番なんてついてない。」
わたしは言った。
「なんで?」
優真が言った。
「今日、青山先生、お説教してたらしくて機嫌悪いって大原先輩が言っていたから。」
と言った。
「二年生になったら この役目も一年がやるんだよな?」
「そんな役目無くなっているといいけど」
くるみは 優真に応え、職員室の扉を怯むことなく開けた。
わたしたち一年生は、部活の時間になってもまともに来ない先生を呼びに行かなければならなかった。
「うわ また社長座りしてるよ。」
優真が言った。
足を机の上に乗せ、ゆったりとした椅子に座って、コーヒーを飲みながら文庫本を読んでいた。
仕事をしているわけでもなさそうだが。
「――失礼します。吹奏楽部です。」
優真が言うと、くるみと私も続いた
「失礼します。」
「失礼します。」
とびらの近くに居る養護の先生も「ああ、いつもの」と特に何も受け応えてくれない。
毎日のように 職員室に乗り込んでいるのでまわりの先生も何も言わなかった。
でもこの感覚は何度やっても慣れないものだった。
「青木先生。」
「んが?」
くるみが、肩を揺らして本を読んでいる先生に言った。
「もう吹奏楽部のお時間が始まって、30分経ちます。そろそろ来ていただけませんか。」
「はあ?」
そのまま居眠りをし始める
「あのっ!!」
わたしは思わず叫んでいた。
「目黒先生じゃ頼りにならないんですよ。青木先生に着て頂かないと。ね、どうですか?先輩たちも青木先生を待っているんです。」
とお世辞交じりで、こそこそと優真が告げた。
「んにゃ、仕方ないな。」
と立ち上がると、缶コーヒーをゴミ箱に投げ捨てた。
「―?!」
カンッと音を立てる。
「痛・・・っ」
くるみの頭に当たったのである。
「…すまんすまん」
とまあ 悪びれた様子もなく、職員室を出て行く。
その態度に、さらにわたしは苛立った。
(本当に先生なの――?)
「くるみ? 大丈夫?」
「うん。」
くるみは無言でゴミ箱に珈琲の缶を捨てた。
まだ中身が残っていたらしく、くるみのいるすぐ下には、コーヒーが垂れていた。
ф
そのまま音楽室に戻ると、先生は合わせると言った。
全員で一曲やるというのだ。
「まだ曲は完成していないんです!-・・・オシエテモラッテマセンカラ・・・」
と千賀先輩が言うなか、先生は勝手に指揮棒を振り回した。
「フルート!!もっと音控えめに!」
ここは前、音が小さすぎるから 一人増やしたほうが良いくらいだって先生いってたくせに。と思ったが、大原先輩も同じことを思ったらしく、
吹かずに指だけ動かし、音はさらに小さくなっていく。
だんだん、まだ皆やっていないところになってくると、トランペットやサックス、チューバ、ホルン
主音から、そうでない音まで消えていく。
最終的には、アドリブでテキトーに鳴らす人、指だけで諦める人、リズムが同じだから大丈夫な打楽器な人のみの演奏になった。
「えい!!零条 おまえは何してるんだ?!」
その瞬間、演奏の途中で先生がスリッパを、零条先輩の頭に投げつけた。