大人オリジナル小説
- もしも過去を変えられたら
- 日時: 2014/09/02 18:12
- 名前: 弓束 まふ
もしも過去を変えられたら
; 弓束 まふ 短編小説
- Re: もしも過去を変えられたら ( No.4 )
- 日時: 2014/09/03 18:16
- 名前: 弓束 まふ
「ねぇ、知ってる?真奈とるな、喧嘩したんだって」
私達3人が更衣室の隣のロッカー室に行くと、そこには
クラスの女子数名が居て小声で何かを喋っていた。
「っはよー」
優奈がクラスメイトに声をかける。
彼女達は一瞬ピクリとして固まったがすぐぎこちなく笑を浮かべて
挨拶を返してきた。
「暑いね、今日は」
私は自分の隣のロッカーの子に話かけながら教科書を取り出す。
「あ、うん。美味しいよね、って・・・あれ?」
彼女はどこか上の空でいて私の話を聞いていなかった。
彼女・・・いや、先程のクラスの女子たちは一つの所に
視線を合わせていた。
真奈の所だ。
真奈は優奈とテレビの話をしていて彼女たちの視線
には気づいていないようだった。
と、そのとき、予鈴のチャイムが鳴った。
「急がなきゃ!先行くね!」
用意をし終えていた私は先に教室に戻った。
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