大人オリジナル小説
- センセイ。
- 日時: 2018/11/30 20:43
- 名前: 凡夫
どうも凡夫です。(o^^o)
今回は先生モノの小説です!
注意!BL、エロ表現あります!
それでもいいよって人はどうぞ〜
【登場人物】
・新家智行(37)
中学校の社会の教師。既婚者。好きになるのは男も女も両方。前の学校で教育実習生として入ってきた貴弘と一度関係を持ってしまう。ちょっとぽちゃり気味。毒舌入ってる。色白。
・山崎貴弘(28)
中学校の体育の教師。未婚。ガタイはまぁ良い。色黒。前の学校で智行のクラスに教育実習生として来ていた。(その時に酔った勢いで智行と寝てしまうが、その後は連絡先を知らなかったので会うことはなかった。)数年後、次に転任して来た学校で智行に再開する。
まぁこんな感じです。
始まりますよー
BL大丈夫ですか…?
- Re: センセイ。 ( No.7 )
- 日時: 2019/01/14 00:03
- 名前: 凡夫
クラブがない日だったので、貴弘は早めに仕事を終え、定時に帰った。心なしか、早足だった。一人で帰るのには慣れているはずだが、今日は特別、虚しく寂しかった。本来、今日はとなりに智行がいるはずだったのだから。
公園にさしかかる。いつものように、イルミネーションが輝いてる。公園の外れにある、人目につかないベンチに腰を下ろす。携帯を取り出し、智行に電話をかける。一瞬、その手は止まりかけた。
「…もしもし?」
「もしもし、山崎先生、どうしたん?」
「新家先生インフルって聞いて、心配で…。電話しちゃって大丈夫ですか?」
「いけるで、ありがとう。ほんま最悪やわ…。先生、ごめんな?今日一緒にイルミネーション見ようって言ったのに。」
「いや、そんなん気にせんといてください…。あの、今一人ですか?」
「うん、なんで?」
「えっと、ビデオ通話したいなって思って…。新家先生顔、見たいんです…。」
「えー、恥ずいわーwwwじゃあ…やる?一回切るわ。」
「あ、はい…!すいません…」
そして、ビデオ通話の着信がなった。慌てて耳に携帯をあてる。
「山崎先生何してんのwww!顔みるんやろ!」
「あぁ!ほんまや忘れてた!」
画面を見ると、智行の顔が写っていた。少し、恥ずかしそうだった。
「先生、思ったより元気そうでよかった…。」
「そんなに心配せんでええよ。俺も山崎先生の顔見れてホッとしたわ。」
「あ!先生、ちょっと待ってください!」
そう言って貴弘は駆け出した。そして、揺れていた画面がイルミネーションを映し出した。
「先生、見えます?」
「おー、見える見える!てか、先生そこ人おらんか?恥ずかしくない?」
「あ、なんか全然いません!」
再び画面に貴弘が映る。
「ほんま、またインフル治ったら、絶対一緒に行こな。」
「はい、俺何日でも待ちます!(笑)」
「うん、先生、寒いねんからはよ帰りや?今度は先生が風邪ひいてもうたら、また先延ばしやん。」
「ほんまですね。じゃあ、そろそろ…。あ、先生…!」
「ん?」
「あの、えと…大好き、です…!」
智行の顔が、途端に笑顔になった。
「もうそれでインフル治るわ〜(笑)俺も好きやで。じゃあ、おやすみ。風邪引いたらあかんで?」
「はい!おやすみなさい!」
智行が画面から消えた。でも、少しでも智行と話ができたのだから、それで満足だった。冷え切った顔にカイロをあて、再び歩み始めた。