大人オリジナル小説
- 猫を飼うということ〜ラグドール〜(BL)
- 日時: 2020/02/25 21:07
- 名前: 白楼雪
はじめましての方、お久しぶりの方、こんにちは。
黒猫の誘惑を書いていました白楼雪という者です。
ちょっと合作(瑠璃色の菖蒲)に集中していたら、気づけばスランプに落ちていました。
その結果、黒猫の誘惑は途中で終わってしまいましたが、あちらは皆々様の思う数だけのエンディングがあるという事で、落ち着いて貰えれば幸いです。
今回此方では『猫を飼うということ〜ラグドール〜』という、
猫擬人化BLを書かせて戴こうと思います。
え?猫義人化ネタ多くないか?って?
………いや、モフはみんな好きですよ(末期)
r18になるかはまだ不明ですが、ほのぼの系で書けたらな、と思っています。
それではお付き合いよろしくお願いします。
- Re: 猫を飼うということ〜ラグドール〜(BL) ( No.2 )
- 日時: 2020/02/28 23:42
- 名前: 白楼雪
※壱 猫を迎えるという事 ※
「それでは、これが部屋の鍵です。何か困った事がありましたらご連絡下さい」
季節は晩秋。夏の名残も薄れつつあるこの頃。瀬川(せがわ)理一(りひと)はとあるマンションのエントランスで、紺のスーツが良く似合う中年男性から、銀の鍵と書類の入った大きな封筒を受け取っていた。
春に大学を卒業して、社会人一年目の今年。
覚える事も多く、右も左もわからない中で懸命に日々を過ごしてきた。
休日には、一人で暮らしていくための部屋を探すために、何度も不動産屋を訪ね、幾つもの部屋を見に行った。
両親には『そんなに焦らなくても』と言われたのだが、彼自身にとって部屋探しは苦にはならずにいたものだ。
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