大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- BL小説:ハイキュー、Free!、声優さん…etc
- 日時: 2015/01/06 10:55
- 名前: 凜
はじめまして。凜です。
私は小説を書くの初めてなんですが、頑張るので暖かい目で見守って頂ければ嬉しいです。
- Re: BL小説:ハイキュー、Free!、声優さん…etc ( No.9 )
- 日時: 2015/02/01 01:02
- 名前: 凜
続きです。
影山side
変な噂を聞いた。
“菅原に許嫁がいる。”
俺は二ヶ月前菅原さんに告白した。
流されるだろうなって思ってたらまさかの
「お、俺も…すっ、好き…だべ…」
だった。
さらに「付き合ってください」なんて言ってみると
「好きって…言ったべ…?」
だった。
それからしばらくは嬉しすぎて顔の筋肉がおかしかった事を覚えている。
そんな時にあの噂が俺の耳に入った。
耳を疑った。
菅原さんは俺の事が好きって…
いや、あの優しい菅原さんだ。
俺を気遣って嘘のひとつやふたつついていてもおかしくはない。
それに、たとえ本当に俺の事が好きでも許嫁がいるなら自分の存在はあってはならないものだろう。
そんな事を考えていたらだんだん避けてしまうようになっていた。
菅原さんが好きだ。
見た目に似合わず辛いものが好きなところも。
時々語尾に『べ』がつく事も。
優しいところも。
色素の薄い髪も。
白い肌も。
全部全部、全て好きだ。
その気持ちに偽りはない。
でも。
だから、だからこそ。
俺のこの気持ちは捨てなければならない。
言おう。菅原さんに。
「別れましょう。」
- Re: BL小説:ハイキュー、Free!、声優さん…etc ( No.10 )
- 日時: 2015/02/01 14:50
- 名前: 凜
パスワード忘れてしまったから変えました(汗
続きです。
菅原side
昼休み。
うとうとしていたら大地に紙を渡された。
「影山から」
って言われて、さっきまでまとわりついていた眠気が一気にすっとんだ。
無造作に折られた紙を緊張で震える手で開けると
【今日部活終わったら部室に残っていて下さい。】
ぞわっ……
あれ…?
なんだ?今の悪寒…
なんだろう…
一緒に帰ろうって事かな…
そうだっ、きっとそうだ!
「ん…?スガ。なんだ?
もしかしてやっとおさそいか?」
大地は一番始めに俺の気持ちを知ったやつだ。
避けられている間も何回か相談も乗ってもらった事もある。
「そうかもっ!
悪いけど、今日先帰ってて!」
この時の俺は影山から手紙をもらって嬉しい気持ちでいっぱいだった。
だから。
あの強烈な悪寒はすっかり記憶から消えていた。
ーーーーー
部活が終わった。
影山はもういない。部室に行ったのだろうか…
俺もそろそろ行こう。
部室の前まで来た。
なぜだろう。体が震える。
怖い
え…
なんで、怖いんだ?
怖くない怖くない。
深呼吸して中に入ると影山がいた。
影山side
「ふーーーーーっっ」
言うんだ。菅原さんに。
「本当にそれでいのかよ」
日向の言葉が頭をよぎる。
いいんだ。
菅原さんに幸せになってほしいから。
いいんだ。
男の俺からの気持ちなんて。
菅原さんのあの笑顔…
きっと俺が別れ話するってわかってないんだろうな…
俺が別れようって言って、少しでも動揺してくれたらいいな。
それだけで充分。
充分、だ…
分かってる。嘘だ。
本当は菅原さんと付き合って恋人らしい事だってしたい。
だけど…
俺が菅原さんを困らせちゃ駄目なんだ。
涙が一滴。
床に落ちた。
好きです。菅原さん。
でももう二度とこんな事思わないのだろう。
だけど…
せめて、せめて今だけ。
言わせて…
「好きですっ…菅原さ…
好きっ…大好きっ…愛してます…
ごめんなさい。
ごめんなさい…
…好きでした。」
好き“でした” …
- Re: BL小説:ハイキュー、Free!、声優さん…etc ( No.11 )
- 日時: 2015/02/03 00:24
- 名前: 凜
うわー
暗ぇ…(° °
さっさと展開させちゃいますねーww
菅原side
「お、影山っ!
なんだよ、急に呼びだ…した、り……」
目を疑った。
影山が泣いていた。
泣きながら、こう言った。
「ごめんなさい。
ごめんなさい…
好きでした…」
“でした…”ってなんだ…?過去形…?
もう好きじゃねぇのか?
謝ってたし。他に好きな子できたのか…?
俺は…振られるのか…?
急に何かせりあがってくるようなものを感じた。
ここに、こなければ良かった。
告白の返事、OKするんじゃなかった。
影山を、好きになるんじゃなかった。
影山を、意識するんじゃなかった。
影山と、出会うんじゃなかった。
「ぁ…
菅原さ…」
影山がこちらに気づいた。
どうしよう。目が合った。
緊張する。足が震える。冷や汗が止まらない。息ができない。体が動かない。
影山が立ち上がった。
体が震えたのがわかる。
影山が近づいてくる。
自然にあとずさってしまう。
影山が口をひらく。
目をつむってしまった。
「もう…やめましょう……」
影山はそれだけ言うとさっさと出ていってしまった。
ストンッ
全身の力が一気に抜けて崩れ落ちた。
もう、なにもかもが終わってしまった気がする。
いやしかし、実際そうなのだ。終わったのだ。
振られたのだ。 影山に。
影山とのなにもかもが終わった。
それを理解した瞬間。
目から涙が溢れ出した。
視界が滲んでゆく。
「ぅ…ぅあ…、うっ、く……」
もう口もきけないのかな。
目も合わせられないのかな。
良かった。どちらもセッターで。
試合で二人でコートに入ることは絶対ない。
「ふっ、ぅぎ…っ、か…影山…ぁ…」
なんで?なんでなんでなんでなんでなんで…
好きって言ったじゃないか。
付き合ってって言ったのは影山じゃないか。
「っひ…好きぃ…好きなのに…んぐっ、ふぇ……」
涙が止まらなかった。
俺はそこから動かず、動けることができず。
そこで泣き続けた。
- Re: BL小説:ハイキュー、Free!、声優さん…etc ( No.12 )
- 日時: 2015/02/03 17:07
- 名前: からくりピエロ
あぁぁぁあああぁぁぁああああああ
小説よませてもらいましたヤバいですねぅぁああああああ!!!!
応援してます!!!!!!!!