大人二次小説(BLGL・二次15禁)

憂鬱 【東方】
日時: 2015/11/16 19:43
名前: *アップリケ*

【注意】
・結構な百合要素があります…
・二次創作が苦手な方はお控えください
・キャラ崩壊しまくりです。
何の二次かって?読んでいればわかりますよ。

【追記】
とりあえず完結したので東方いれときますね。

Page:1 2 3 4



Re: 憂鬱 ( No.3 )
日時: 2015/09/24 18:27
名前: *アップリケ*

3,
勢い余って飛び出してきたはいいが、いく宛もない。家に帰る気力もない。私はその場でうずくまった。
雨がしとしと降っていた。今はちょうど梅雨の時期だから。
「……」
雨足は強くなり、寒くなってきた。
「……」
手足が冷たくなって、動けなくなっていた。
「私何やってんだろ…」
「私に助けを求めに。でしょ?」
急に肩が重くなった。雨に濡れることもなくなった。
「もう遅いんだから、泊まっていきなさいよ」
「…やだ」
「は?こんなとこにいたら風邪引くじゃないの」
「ほっといてよ…」
「………馬鹿…」
「なっ」
「いいから入れって言ってんのよ!」
「ちょっおい!」
私を抱えあげて、どんどん中に入ってしまった。

何で?さっき勝手にしろって言ってたじゃんか。なのに何でいきなりつれてくわけ?

………馬鹿はお前だよ………。

Re: 憂鬱 ( No.4 )
日時: 2015/09/24 23:50
名前: *アップリケ*

4,
「冷たっ…ちょ、大丈夫?」
心配してくれなくていいのに。私は一人でいるのが合ってるんだ。友達なんかいなくたって……
「………お前はいいよな。血は繋がってなくったって、親という存在がいて。愛してくれてたんだろう…?」
「…!わ、私は…そりゃ、親代わりがいたけど…」
どうせ愛情を十分に注いで育ててくれてたんだろう?
私はそれが羨ましい。そして

私が欲しかったもの。

「ね、ねぇ…どうしたの…?」
不思議と目から水が出てくる。
どうしてこんな風になってしまったのだろう。私があんなことしなければ親の温もりに気づけたの?私のアコガレを追いかけただけでこんな風になるなんて。
「もう…嫌だ…………」
「…?」
「私なんか…」
徐々に這い上がってくるあの気持ち。
もう感じることなんてないと思ってたあの気持ち。

誰か押さえて。

お願いだから。

私のことー

Re: 憂鬱 ( No.5 )
日時: 2015/09/26 07:59
名前: *アップリケ*

5,
「お…お茶いる…?」
「…うん」
何だかもうどうでもよくなってきた。どうせ変えられないんだから、悩む必要無いんじゃないかって。そう思えてきた。
今更こんなこと言ってたって、どうにもならないんだから。
私はふと、そこにあった鏡を見た。酷く荒んでいて、顔がよく見えなかった。でも、やつれているようだった。
いつも強がってばっかなのに、意外とメンタル弱いんだなぁ…と、しみじみ思う。
「私って…」
「…」
急に体が震えてきた。雨に濡れたせいなのか、はたまた恐怖心なのか。
それすらもわからなくなってきてー
「震えてんじゃん。お風呂入れば?」
「…別にいい」
「えっ?だって寒いんでしょ?」
「……」
「ああもう!じれったい!今からあんたを強制的に風呂に入れる!」
いきなりそう言って…腕を掴まれた。そして、
引きずられていった。
立つ気力も脱ぐ気力も無くって、一人じゃ何にもできなくなってた。
「ちょ、立ってよ」
「………ねぇ…どうしてそこまでやるの?」
「…!そりゃ、友達だしねぇ…」
「……」
「どうすんの?入るの?入らないの?」
私は下を向いたまま黙っていた。
「自分で入れないなら私も入る」

はい?

いきなり何を言ってるの?二人で入るの?
………初めてなんだけど。

Re: 憂鬱 ( No.6 )
日時: 2015/10/03 23:51
名前: *アップリケ*

6,
一緒にお風呂に入るなんて馬鹿らしいと思ったが、彼奴は凄く真面目な顔をしていた。そんな目で見ないでよ…
「ほら、手をあげて」
何の抵抗もなく服を脱がそうとするこいつは一体何を考えているんだか。女子同士だから許されるのかも知れないが。
そう考えているうちに私は浴槽の中にいた。目の前ではあいつが頭を洗ってる。そして何故か私の髪も濡れている。

こいつは何処か大人っぽくて肌も白くて筋のとおった綺麗な体をしている…と思う。
「……いいなぁ…」
「何か言った?」
「えっあ…いや、何でもない」
「…あそ」
私…何を考えている?

人肌。

柔らかくて、優しくて。

ー触れたいー



「……霊夢」

Page:1 2 3 4



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大7000文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。