大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- はがれん 大佐><エド<ハボ
- 日時: 2017/04/24 16:35
- 名前: 祐太郎
鋼の錬金術師で書いていきまーす!!!
ちなみに咲鵺と祐太郎のコラボ小説です。
一週間ごとに自分の小説とはがれんを往復します!そちらのほうも読んでくださるとうれしいです!
★読んでくださる皆さんには申し訳ないんですが、2017/4/24〜2017/4/30までノーコメントでお願いします。
- Re: はがれん 大佐><エド<ハボ ( No.2 )
- 日時: 2017/04/24 22:40
- 名前: 祐太郎
ども。祐太郎です。
今度の小説はエドワードとハボックをメインでかいていきます。
コメントちょいとお待ちあれ!一週間後、楽しみにしてます!
- Re: はがれん 大佐><エド<ハボ ( No.3 )
- 日時: 2017/04/25 16:19
- 名前: 祐太郎
<エドSIDE>
「うあっ!!」
「鋼の!!!」
合成獣の固い爪が「があんっ」と当たる音とともにエドの脇腹から血が出た。間をおいて「ぐちゃっ」と合成獣が倒れる音が響いた。それとほぼ同時に、金属質な固い音が鳴る。機械腕《オートメイル》が砕け散る。
▽▲▽▲
事の始まりは2日ほど前。
「なんだって?」
アルフォンスと一緒に座っていたエドは顔を上げた。彼の顔には驚きの色が隠せなかった。
「きっ…合成獣《キメラ》が……逃げ出したって?」
「そうなんスよ。」
事の次第を報告に来ていたジャン・ハボック少尉は煙草をくわえたまま続ける。
「軍の手にも負えず、死傷者が多数出てるんス。」
アルが聞いた。
「なぜ僕らのところに先に来たんですか?」
「ほんとだよ。なんで俺らのところに真っ先に来たんだよ?」
エドも聞く。
「大佐が困ってるんスよ。」
と少尉はさらっと言い放った。
「へえぇ。あの大佐がねぇ……」
アルとエドは同じことを考えていた。”あの”大佐が困るということはただ事ではないんだろう………と。
▽▲▽▲
エドは翌朝、一人で大佐のもとへと向かっていた。
「大佐が手を焼くほどの合成獣がいるだなんてな……」
ぶつぶつとつぶやいていたエドだったが、後ろから響いてきた恐ろしいうなり声に振り向いた。
「あー……参ったなあ………」
ぱんっと両手を合わせる音が鳴った。左手を機械腕の右手の甲に置き、引っ張るようにすらせた。機械腕が光を放ち、鋭利な刃物へと変わる。と、次の瞬間声が聞こえた。
「鋼の!離れろ!」
- Re: はがれん 大佐><エド<ハボ ( No.4 )
- 日時: 2017/04/25 17:19
- 名前: 咲鵺
<ロイSIDE>
「はぁ...」
書類を片付けながら大きなため息をついた。
その理由は、2週間前に起きた合成獣(キメラ)事件が一向に片付かないのである。
「中尉、資料はこれだけしかないのか?」
「上層部からの資料は、その資料しか...」
ロイが持っている資料には、合成獣(キメラ)についての手がかりがわずかしか、書かれていなかったのである。
▽▲▽▲
・作成者:ショーン・タッカー
言葉が話せるか実験していたところ、ショーン・タッカーの腕を噛み逃走。
・目撃された場所:東方司令部付近
・特徴:ライオンと蛇の合成獣(キメラ)
大きさの変化可能
・死傷者:167人
:
:
▽▲▽▲
「これだけでどう解決しろと...」
「聞き込み調査をしては、いかがでしょうか。」
「そうしてみるよ、中尉は司令部で待っていろ。」
「了解しました。」
聞き込みをしていると『金髪の少年』が合成獣(キメラ)の目撃が一番多い場所にいたというのだ。
ロイは嫌な予感が的中しないことを願ってその場所へ、急いだ。
:
その場所へ、着くと見覚えのある少年が合成獣(キメラ)に襲われそうになっている。
「鋼の!離れろ!」
- Re: はがれん 大佐><エド<ハボ ( No.5 )
- 日時: 2017/04/25 22:16
- 名前: 祐太郎
<エドSIDE>
「鋼の!離れろ!」
その声を聞いたエドは振り向くより早く、後ろに飛びのいていた。するとすぐ目の前、それこそ一瞬前まで自分がいた空間が合成獣ごと燃え上がった。
「あちちっ!大佐、遠慮っつう言葉は無いのかよ?!」
「ああ、すまない。」
大佐が謝罪の気持ちのこもらない謝罪をしつつ、もう一度とびかかってきた合成獣に向かってばちちっと火花を飛ばした。「ゴオン」という音とともに、エドから少し離れたところで火柱が上がった。
「グルルル………」
合成獣はくるりと背中を向け、走って行ってしまった。
「はあ……逃したか………」
と大佐がため息をつきつつ言った。
「あれが例の有名な合成獣かよ?大佐。」
「ああ、ライオンと蛇の合成獣だそうだから、間違いないだろう……ん?鋼の?どうした?」
「いや、なんでもねえよ………」
エドはじいっと合成獣が消えたほうをにらんでいた。