大人二次小説(BLGL・二次15禁)

D灰短編集(r18BL アレン、神田、ラビ主)
日時: 2019/11/10 16:57
名前: 白楼雪


  久しぶりの二次、久しぶりのD灰。
 オリジナルの作品とは別に書き進めていこうと思っています。

 一応アレン、神田、ラビ。三人をメインとしますが、ティキとか、クロス元帥とか、
 コムイの兄さんも時々参加したりしたら面白いと思うんだ。

 なお、主は基本雑食。三人の組み合わせなら、どれでも美味しく書かせて戴きます。


 更新は……少ーし、ちょっとだけ亀かもしれないな…。悪気はないです

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Re: D灰短編集(BL アレン、神田、ラビ主) ( No.12 )
日時: 2019/01/30 02:32
名前: 白楼雪

溢れそうになる甘い声を、神田の理性と羞恥が抑えた。
「…声、聴かせて?」
煩わしいラビの言葉に反するよう、頑なに神田は声を抑える。
だが、ラビの指先が神田の胸元の尖りを掠めたその時、遂に喉から甘い響きが溢れた。
「…っ、…ぁ…」
儚い程の声だった。
しかし、吐息を容易に重ねられる距離では、その声すらも彼の耳に届いてしまう。
聴かれた。その事がより欲を煽る。
一度喉から声が溢れれば、理性の歯止めは脆くなるものだ。
「…ん、…っ、ぁ…」
胸元から腹部、そして下肢を包む衣服へと這うラビの指先に。
首筋、鎖骨を撫で胸の硬さを覚えた尖りを食む唇に。
それら一つ一つに神田の身体は素直な反応を見せ、声は上がる。
こんな自身を見られるのは屈辱く以外の何物でもない。
だが、この男の前だけなら、ラビ相手ならば、許してやっても良い。
其ほどには、神田はラビに情を懐いてはいる。
神田が強い快楽に喘ぎ、吐息を溢している間に、ラビは神田の衣類を全て剥ぎとり終えていた。
こう言うところの手際良さは、どこで覚えてくるのか。

Re: D灰短編集(BL アレン、神田、ラビ主) ( No.13 )
日時: 2019/01/30 03:21
名前: 白楼雪

「…っ、…は…ぁ…。お前も、脱げよ」
自身だけ肌を晒されるのは、気に入らない。
そう思い、神田の指がラビラビの服の襟に触れた。
艶めいた神田の言動に当てられ、口元に笑みを浮かべラビは上半身を露にする。
鍛えられた身体は均整がとれており、今は男性特有の色香を思わせていた。
「…ユウ」
ラビの指先が、神田の髪を鋤くように撫でる。
互いの吐息が再び重なり、それだけで熱は増した。
不意にラビの視線が神田から傍らの小箱へと移る。
「…ぁ、…ラ…ビ…?」
彼の視線が流れた事は、悦に浸っていた神田にも直ぐに悟る事が出来た。
ラビの指先は視線の小箱へと触れ、それを引き寄せる。
「こっちも、食べたい」
囁くような甘い声で、ラビが呟く。
食べたいのなら食べれば良い。断りを入れる必要もないだろう。
強いていうならば、時と場を選んで欲しいものだが、それらを言葉にするのも神田には煩わしく感じ、敢えて声で紡ぐ事は避けた。
そんな神田の反応を流し、ラビは小箱を開ける。
「ユウと合わせて食べたら、きっと美味しいさ」
口元の笑みに色を持たせ、ラビはそんな意味のわからない言葉を吐いた。

Re: D灰短編集(BL アレン、神田、ラビ主) ( No.14 )
日時: 2019/01/31 03:14
名前: 白楼雪

訝しさと熱を宿した瞳で見つめる彼を受け流し、ラビは一欠片のチョコレートを指先で摘まむ。
ココアパウダーに覆われたそれは柔らかく、仄かに洋酒の香りがした。
「っ…!?…お前、何して…」
その柔らかなチョコレートは、ラビの指先で神田の胸の中央に這わされた。
欲の熱が籠る身体は、ゆっくりとチョコレートを溶かし洋酒の香りを強める。
蕩けたチョコレートの感触に不快感を感じたのか、神田は眉を寄せた。
「食い物で遊ぶな」
呆れた声で発する神田の表情が変わるのに、時間は掛からなかった。
「…ん、…甘い」
肌を這うチョコレートを、ラビは愛しそうに舌で撫でたのだ。
「…ぁ、…ゃ…、ラビ…」
驚きと触れた先の感覚に神田の声が淡く響く。
流れるチョコレートの感覚は確かに不愉快だったのに、ラビに触れられるとそれすら許せてしまいそうになる。
「ここも、甘い」
チョコレートを舐め終えた唇は神田の胸の硬い尖りへと触れ、軽く吸い付く。
室内には二人の吐息とチョコレートにも劣らない甘い響き。
そして淫靡な水音だけが閉じ込められていた。
不意にラビの指先は神田の下腹部を這い始める。
「…ぁ、…っ」
下腹部を這う指は内股を撫で、そして敏感に反り立つ神田の熱を得た芯に触れた。
既に先端は透明な蜜に濡れ、張り詰め果てる事を願っている。
「ん、ユウ、濡れてる」
微笑を含む声で、ラビは囁く。
その声に抵抗するよう、神田は視線を逸らし頬の薄紅はより色濃くなる。

Re: D灰短編集(BL アレン、神田、ラビ主) ( No.15 )
日時: 2019/02/02 04:45
名前: 白楼雪

そんな反応にラビは悦を感じ、神田の芯に自身の指を絡めていく。
「…っ、…ん」
熱く硬さを増したそれに、ラビの指が絡む。それだけで神田の喉が鳴った。
僅かな神田の反応を煽るよう、ラビの指は巧みに神田の芯を刺激する。
柔らかく摩擦を与え、先端を人差し指の先で撫でると、そこから銀の蜜が溢れてくる。
「…ぁ、…んん、…ラ…ビ……」
声を抑えようと堪える神田に、耳元でラビが甘く囁く。
「イきそう?」
その声に神田の下肢が張り詰める。
素直に頷くのは、心が抵抗してしまう。そういう性分なのだ。
だからこそ神田は瞳で訴える。
もう限界なのだ。早く果てさせてほしい。もっと強く責め果てさせてほしいと。
だが、ラビはそれに気づいていながら維持の悪い言葉を囁く。
「俺は、ちゃんと言葉で言われないとわからないさ。ねぇ、ユウ、どうして欲しい?」
果てそうで果てられない、強弱の付けた責め立てに、神田は声を震わせる。
「…っ、ん…ぁ、…ラビ…、イかせ…て、…ぁ、ん…欲し…」
途切れ途切れの甘い声。それを言わされる事に悔しそうな表情。
それでも抗えないのであろう欲に染まった瞳が、ラビの理性を蝕んだ。
艶のある神田の黒髪に淡く口づけを落とし、ラビの指は神田の欲を煽る。
透明な蜜は神田自身の芯だけではなく、ラビの指をも濡らし、それを絡ませ激しく責め立てていく。
水音が耳元に届きそれが更に神田の欲に火を灯す。
「…ぁ、ん……ゃ…もぅ…、っあ!…」
ラビに抱きつく神田の鳴き声が高まると同時に、神田自身の芯は果ていく。
熱い白濁は神田の腹部だけではなく、ラビの指をも艶々と濡らした。

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