官能小説(オリジナル18禁小説)

【妖怪ウォッチ】 主にフミちゃん受け 『オロフミ』etc…
日時: 2015/11/20 15:12
名前: 結衣香

r15位を目指してかいちゃいます・・・
妖怪ウォッチで知らないキャラがある方は、ググって下さい^^

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Re: 【妖怪ウォッチ】 主にフミちゃん受け 『オロフミ』etc… ( No.1 )
日時: 2015/11/20 16:35
名前: 結衣香

オロフミいきまーす
[暴れ大蛇]オロチ×フミカ  r15


『オレ自称していた頃・・・一人の少女を飼っていました』


平和で、普通、今日も変わらず、一日を過ごす町、さくら住宅街

そんなさくら住宅街に住む、私、木霊 文花は、ちょっと普通じゃなかった。
そこまで、異常じゃなかったけれど・・・いや、異常なのかもしれない・・

この、妖怪がみえる体質は・・・昔からあった
それどころか・・・今、手に持っている妖怪ウォッチで、もっと鮮明に見えるようになった

話す事もできるし、友達にもなれる、実際そんな時計を与えたのも妖怪
作ったのも、微妙におじいちゃんが入ってたけど、大体妖怪


そして、今の私は、ウォッチがなくても、みえるようになった。

今は、二匹の妖怪と同居中・・・

「フミちゃん一体どこまで行くんでウィス?」

「ウィスパーと出会ったところ」

ふふっと笑いながら・・・足をはずませて歩いていく


ウィスパーと出会ったところっていうのは・・・おおもり山のこと
おおもり山神社御神木の下には、ガシャがあって、そこからでてきたのがウィスパー、白い自称執事妖怪

「暑いニャ・・・歩きたくないニャ・・・」

ウィスパーの下でずっとぶつぶつ言ってるのがジバニャンという、赤い地場ネコ妖怪・・・めんどくさがりで、普段は、家でごろごろしてるんだけど、今日は、なんか一緒に来てくれた


暑いというのも無理はない今日は、一年で一番暑い日だから・・・

「頑張れジバニャン 」

私は、ジバニャンを励ましながらおおもり山の長い階段を上っていった

「また、なんで、フミちゃんは、おおもり山に?」

それは、そうだ・・・暑い日に、わざわざおおもり山に行く必要はない・・おおもり山ならいつでも行けるのだから

私にも、それが、なんでか分からなかった・・なんか、行かなきゃ行けないような気がするから来ただけ

「神社の神主さんに会いに・・・かな?」

適当に理由をつけて首をかしげるウィスパーに言った

「めんどいニャン・・・はぁぁぁ」
ジバニャンは、長くため息をつく

r15は、もしかいしたら、この次・・・だと思います^^



Re: 【妖怪ウォッチ】 主にフミちゃん受け 『オロフミ』etc… ( No.2 )
日時: 2015/11/20 18:17
名前: 結衣香

はやくも更新します;

r15・・・いけるかな?
多分いけないかも・・。


おおもり山に到着した。

相変わらず元気な神主さん、そして、いつも通り大きな美しい御神木、下には妖怪ガシャもある
でも、どこからか、誰かの声が聞えてきた。

最初は、小さくて、でも、だんだん声が大きくなってくる。
妖怪の声・・・かもしれないが・・・近くにそんな気配は、ない

「・・・けてくれ・・・すけてくれ」

声は、低く暗い感じの男の声

「ねぇ、誰なの?私を呼んでるの?ねぇ・・あなたは誰?」

ウィスパー達は、神社で骨休め中
それでも、この声には、気づいていないみたいだ。

「ねぇってば」
しばらくして、声がまた、耳に響いてきた

「ああ、お前を呼んでいるんだ・・・娘よ・・・お前には、妖が見えているのだろう・・・」
さっきよりも、暗い声で答えがきた・・・険しい顔つきが窺える

私は、話しかけた見えない相手からの答えに少し嬉しい一面、助けを求めるようだったので、真剣な顔つきになってしまう

「そうだよ?みえるけど・・・ってあなたは、どこから話しかけてるの?」
妖がみえるかって聞いた時点で相手が妖怪だって分かる
でも、どこにいるか分からない

「・・・それは、あとだ・・・あとで、会える・・・ 」

「実は、我の兄上が重い病にかかり、荒れくれかえっておるのだ・・・そなたに、助けていただきたいのだ・・・」

よく、分からなかったけど、相手が助けをもとめてるのなら、助けないと・・・

「もしかして、私をここに呼んだのは、あなたなの?ここに、足向けさせたのは・・・」

なんでか、今日は、ここに来なければいけない様な気がした・・・それは、妖の仕業だったのかな・・・

「そうだ・・・足元にみちび鬼がいるだろう?・・・そいつでお前を呼んだんだ」

足元には、小さなみちび鬼が姿を現した。
にこっと笑うと、どこかへ消えていった。

「お前に、兄上を救ってもらいたい・・・ 神木より北へ進め、そうすれば、我と会える」

そうして、声が消えていった。

救うしかないよね・・・こうなったら・・・

言われたとおり、北へ、進んだ。

すると、元いた、神木は、後ろにあるが、その周りの景色ががらりとかわった。
ここは・・・大きなお屋敷前だった・・・

どこだか、わからないけど、社会科の歴史で習ったような大きなお屋敷だった・・・

「よく、来たな・・・我が、お前と話していた者だ・・・我は、影オロチ・・、そして、ここは、妖魔界だ・・・」
影オロチといった男は、若く、黒い龍のマフラーを身にまとっていて、暗い顔をして、赤い瞳がキラリと光っている。
異様な雰囲気をまとっていた
妖魔界とは・・・妖怪の住んでいる中心部分、人間界でいう、中央都市というもの

「ここに、お兄さんがいるの?」

「ああ・・・、そうだ・・・」

一見、普通のお屋敷で、なにも、感じないけれど・・・

続く

Re: 【妖怪ウォッチ】 主にフミちゃん受け 『オロフミ』etc… ( No.3 )
日時: 2015/11/21 12:18
名前: 結衣香

影オロチは、どんどん進んでいく、すると、ふすまの開いた、部屋がひとつあった

「おい・・・影・・お前・・・人間を中に入れたのか?・・・」

ふすまは、開いてるのに、光が入ってこない・・・くらい部屋に光る目がひとつ浮かんでいる
きっと、そこに、影オロチのお兄さんがいるんだね

「入れました・・・兄上・・・すみません」

寂しそうな声で、前を見つめる影オロチ・・

「誰も、入れろとは・・・言ってない・・・」

暗く、また、きらりと目を光らせた

「あっ・・あの・・・私、あなたを助けに来たんです・・・なにが、どうなのか分からないけど・・・」

光る目を、私に向けた。
そして、大きく、見開かれる

「・・・フッ バカが・・・私の何を助けようと言うのだ・・・」

それが、分かんないから来たんだけどーっ

「兄上は、最近変です・・何者かに取り付かれたように、血を求めています・・・自分で分からないのですか?」

問いかける影オロチは、必死だった・・・
少し、手が震えている・・・そんな様子に、私は、ただ事では、ないと悟った

影オロチの兄は、ゆっくりと前に進みでて、光のある此方に、出てきた

「力を手に入れたんだ・・・何もかも手で鷲づかみする・・・大蛇の力を・・・血を求めて何が悪い・・・」

でてきたのは、影オロチ似の男だった
群青の髪をひとつにまとめ、金の瞳に、口元を隠した薄青い龍のマフラーを巻き、どことなく、少年の姿に似ていた
ただ、影オロチと違うところは、色違いと言うだけではなかった。

紫の道着には、何本もの血の筋が入っていた

「娘よ・・・オレの名は、オロチだ・・・オレを助けるなら・・・まずは、生贄となるのだな・・・まぁ、ただでは、返してやらぬから・・どちらにしたって、傷だらけになる・・・」

片方の目は、髪で隠され、もう片方の目は怪しく笑っていた

「お兄さんは、大丈夫なの?」

影オロチは、冷たい目をしたオロチを見ながら答えた。

「大蛇の力は、兄上しか持たない・・・生きている中で、どこかでその力が目覚める・・・その目覚めた時が、最近のことだ・・と言うわけだ・・・いずれ、身も心もずたずたになるのだが・・・お前なら、純粋な心を持っている・・・兄上を助ける力になるはずなのだ」

大蛇の力を、止める手立てになるのなら助けてあげたいと強く、思った

「私、オロチを助けてあげるよ! 影オロチ君、大丈夫だよっ」





Re: 【妖怪ウォッチ】 主にフミちゃん受け 『オロフミ』etc… ( No.4 )
日時: 2015/11/24 16:28
名前: 結衣香

そうとは・・・いったものの・・・私は、どうすればいいのかよくわからない
怪しい目には、目力は、入っていないものの、見つめられるとゾクッとする
オロチの部屋からはずれ、影オロチと二人、別の部屋へうつる
「ねぇ、影オロチ君?私、一度人間界に戻っていいかな?」

影オロチは、悲しそうに私を見つめる

「すまない…連れて来たのは良かったが…兄上の力で、人間は出られないようなってしまっていたんだ」
細く小さな声で、私に謝った

え…って事は…家に帰れない…って事だよね
「そんなぁ…どうしよう…」

妖魔界に、呼ばれて来たが…人間界に戻れない…
だからと言って、兄を思う影オロチに、攻め入る事は、おかしいと思う

「本当にすまない…」

顔がどんどん下がっていく影オロチ…

「大丈夫…なんとか、お兄さんを、早いうちに、戻すから」

何かなかったかなぁ…
そう、思い、ポケットを探ってみた、すると、一枚のノーマルメダルがポケットに運よく入っていた
本当ならば、妖怪メダルは、ウィスパーが管理しているのだが…なにかの拍子に、ポケットに入ったのだろう

しかも、そのメダルは、バク、人の眠気を吸い取り、その人の姿に成り代わり、寝る事が出来る。
優れた妖怪だった…

「人間は、そのオロチの結界を破る事ができないんだよね?」

影オロチは、顔をあげ、こくんと頷く
「そうだ…妖気の感じられないものには、破る事は出来ない…」

「なら、妖怪なら大丈夫?」

私が、そう聞くと…影オロチは、私の手の平のメダルに目をやり、また、コクンと頷く

「ああ、バクは、妖気も強い…兄上の結界ぐらいならすぐに破れる…だが、修復作用により結界は、すぐに張りなおされる。人間は、出られないのだがな」

不安そうな顔で、影オロチは、言い終えると…影になるようにどこかに姿を消した
私が、召喚の構えをしたからだろう…


オロチが、暴れださないうちになんとか、もとの優しい影オロチのお兄さんに戻さなきゃ…そう心に誓い、私はピンクで女の子らしく飾られた妖怪ウォッチに一枚のメダルを差し込む…

「私の友達、出てきて!バク! 妖怪メダル セットオン!」

召喚のBGMが流れてピンクの帯と共に、一匹の紫色の妖怪が出てきた

『プリチー オレッち ともだち ふくはウチー♪』

「バーク 」
のんびりした声が響いた

召喚拒否されなくて良かったと思った私だったが、ここは、一大事そんなこと考えてる暇は、ない

「おや、フミカじゃないか! 最近呼んでくれなくて寂しかったよ 今日は、妖魔界でのお呼び出しだね…一体どうしたのかい」

いつもの調子で話すバク
のんびりとした声は、癒し系の声。
さすが、プリチー

「お願いっ何日か私のフリを出来ないかな…私の家で」

あせって話す私をみて、バクの表情も次第にかたくなる

私は、その表情を見て、今まで、あった事を手短に話した

「お安い御用さ…モノマネキンにも、手伝ってもらえれば…でもその前に、お前さんの何日か分の眠気、私がいただくからね」

そう言って、バクは、長い鼻で、私から眠気を吸い取れるだけ吸い取った

「じゃあ、よろしく! それと、ありがとう」

バクは、テクテクと歩き、屋敷の門をするりと抜け、しばらくして、消えた

本当に、結界は、張られているのかな…バクは、簡単に抜けたけど

試しに門をくぐろうとしたが…影オロチがいったように出られはしなかった

「簡単には抜けられないだろう? 抜けられたとしても…その頃には、心も体もぼろぼろだ」

私の後ろに立っていたのは、オロチだった。
足音もたてず、ここまで来た事には、おどろいた。
ただでさえマフラーの龍が消えかかっているのに。
大蛇の力の恐ろしさが、少し分かった気がする。

あざ笑うかのように、金色の目は私を見下しながら微笑している
口元は隠れているが(マフラーによって)きっと笑みをおびているはずだ…

「なにかに、脅えているの? だから、力を手に入れたんでしょ? まだ、あなたには、正気があるはず…」

少なくとも私には、そう思えた…服についた何本もの血筋、影オロチは、血を求めているって言っていたけど…オロチの服の下には、自分を自分で傷つけた跡があるはず…そして、傷口の血と同じ色が服についている

「はぁ?そんな事あるわけないだろ…オレが脅える…だって?  冗談じゃないっ」

目力の入った目で今度は、睨みつけられた

「そんな目をしても私には、通用しないもんっ 絶対オロチを助けるって決め……」

いきなり私は、顎を押し上げられた(顎グイ状態)

「………///なっ なにしてるのっ いくら何でも」

オロチは、マフラーを下に下げ、口をあらわにした
口から牙が見える

「人間とやらは、生意気で、強情で五月蝿い…お前もそのうちの一人だ…その生意気口を開くな…食い殺すぞ…」

一変した…オロチが…
蛇のとぐろが、顔半分にあらわされた
一言ひとこと喋るたびに蛇舌が動く
金色の瞳の奥、黒い目は、細く…いつか、テレビでみた錦蛇みたい…

背筋が、凍ってしまう…

でも、影オロチと約束した…オロチを助けるって

「…殺されても…いい……オロチが、戻るなら…」

オロチは、冷たい目をしたまま、私の首を片手で簡単に持ち上げてしまった
オロチの手の力が、首そのもので感じられる
爪が首に食い込み、血が流れ出る…

「いい度胸だ…小さく無力な人間の娘にしてはな…面白い」

冷たい声が聞える、そして、そんなオロチの笑い声が聞える

「……クッ…私を殺すの?…そんな事しても…ただ、殺しただけにすぎないでしょ…」

オロチが首に入れる力により、言葉がでにくい

「そうだな……殺しはしない…その代わりお前をここで、飼ってやろう…お前が死ぬまでな……その痛みに耐えるがいい」

また、冷たく、高笑いすると、私を捨てるように首から手を離し、下に落とした

私は、首を押さえ、返すような笑みをする。
「どんな事されたって、私は、あなたを、元に戻して見せるから」

オロチは、振り返り、片手で招き寄せるようにすると、

「いい度胸だ…さあ、たっぷり躾けてやろうじゃないか…」

と言い放つ

私は、よろよろと立ち上がり、オロチの後についていった。

続く 次からr15編





















Re: 【妖怪ウォッチ】 主にフミちゃん受け 『オロフミ』etc… ( No.5 )
日時: 2015/11/25 17:28
名前: 結衣香

オロチは、自分の部屋であろう二階の和室へ入っていった。

オロチは、私が部屋に入った事を確認すると襖を閉めた。

「ねぇ、私は、一体どうすればいいの?」
躾けるとかなんとかだけど…まぁ、大体予想はつく

「お前が、血だらけになると言う事だ…オレが求める血に…心配するな殺しはしないさ」
また、きらりと、金色の目が光り瞳の奥が、細くなる…
牙をむくオロチ

「まぁ、殺してやってもいいが…それは、オレを退屈させたら…という事にしてやろう」

にやりと笑うと私の顎を持ち上げた

「……っ好きにして…どうにか、あなたを戻してみせるから……血だらけにでもなんでもなってあげる…」

覚悟は、決めている、約束は、守りたいし
体は、こわばって、ブルブル震えている

「ふっ…バカが…今のオレは、誰にも止められない……暴れ大蛇だ」

そう言うと、震える私をまた、下に落とした

両肩に、オロチが両手がのる、顔が私の首に近づいた



次の瞬間

私の首からは、血がたらたらと流れ出ていた
開いた傷口から、首全体に激痛が走る

「………っん……痛い」

オロチは、血を夢中で吸い上げている

確かに、血を求める吸血鬼のようだった

痛みに耐えるしか逃れる方法は、ない

「………ちう……」
ある程度吸い上げると、まだ吸われていない部分に口を移し鋭い牙でまた、血を無造作に吸う

「…///…あっ」

気づけば首は、赤い血が流れる傷だらけ

オロチは、口のまわりについた血をぬぐい私に向き直る

「……っりない  ぷはぁ」

え……

「なに?…っもう一回言って」

オロチの目は、普通じゃなかった…
向き直ると、血だらけの手で、私の服を脱がしかける

「/////えっ ちょっと…オロチ…」

白く柔らかい膨らみがあらわとなり…薄紅色のものも真ん中にちょこんと付いている

オロチは、まじまじとそれをみると、いきなり手を当てる

「…………なっ////  あっん」

ある程度揉んで…また、食らいつく

血が流れ出す

「……はぁっ…んっ……どこ吸ってるのぉっ…」

オロチの頭をどかそうとするが、逆効果
傷口が開けてくる

オロチは、やっと吸い終わった、薄桃色のものも、赤い血で塗れている

「……飼われているという気持ちが分かっただろう?…はぁ」

息を切らしながらも笑い続けるオロチ

相変わらず、怪しい目は…金色で光り続けている

とぐろも、前より多くオロチに付いている

気づけば、下まで脱がされていた

「////…ひゃんっ…どこ触ってるの」

白い太ももからも、血が流れ出ていた、いくつもの傷が体に付いている







それからも、ずっと吸われ続け…
全く、力が湧かなくなった

「……弱く、無力で、生意気…お前は、今日からオレの餌だ…」

私は、脱力していて、声もでない

このまま、死んでいくのかな…恐ろしいオロチの瞳をみながら思ったが、ここで、死んだら負けだと思い、痛みには、耐え続けた

「生意気口も封じ込んでやろう」

オロチは、血の付いた口を私の唇につける

「……っ」

冷たく、鉄のような味がする口づけだった

涙が頬をつたう

唇からもまた、血が流れ始めた

「………チゥ 」

リップ音と、血が吸われる音、重なる度に痛みが広がっていく
でも、それは、最初だけ…
脱力しているせいか…何も感じなくなっている

それに、血を吸った分オロチの体も熱くなっている
これで、戻るなら…私は、どうなっても良いと思った

「………熱い……」

オロチは、一言ぼそりと言うと、私の喘ぎ声を黙って聞いている











それから、どのくらい経っただろう、オロチの部屋は、真っ赤な夕日の光が入り込んでいる

「ゆう…が…た?」
うっすら目をあける…オロチは、もういなかった

畳には、血の跡がついていて、自分は全裸だった

服は、無造作に置かれてある

力をどうにか入れて、起き上がる

一体オロチは、どこにいったのだろう…

置いてある服に腕を通し、痛む足で、階段をおりる
妖魔界も、人間の住む世界と少し似ている、ただ、和風の家ばかりあるってだけ…

「とりあえず…水をもらわなきゃ…」

続く 多分この後も、r15









Re: 【妖怪ウォッチ】 主にフミちゃん受け 『オロフミ』etc… ( No.6 )
日時: 2015/11/27 18:30
名前: 結衣香

階段を下りていくと、水屋があった
水を一杯汲んで、少しずつ飲み干していく

カラカラの喉が、潤っていく
血の付いた唇も洗われて、もとの唇に戻っていった

ひとり、ぽつんと残された私……オロチの気配もない

「……はぁ……これから、あんな事されちゃうのかなぁ…」

あんまり、思い出したくない…痛かったってことしかおもいだせないし…

体についた傷は、固まった血で埋め尽くされ、すこし、鉄の臭いをおびている

ポケットを探ると、ティッシュがはいっていた
一枚とって水につける、上半身だけあらわにして、体についた血や、傷口をティッシュでふき取る

白いティッシュは、赤へ赤へと変わっていく

「…………おい」

後ろで、声がした。

とっさに振り返ると消えたはずの影オロチが、びっくりした顔で立っている

自分の姿は、上半身裸でしかも、血だらけ…そりゃびっくりするだろう

「ひゃっ…ごっごめん、居ないと思って脱いじゃった…見苦しい姿でゴメン」
両腕で、胸を隠す

「……//////…すっすまない…その…大丈夫か? 兄上であろう…」

申し訳なさそうに、顔を後ろに向けた

「…う、うん…あっ、でも大丈夫だよ…はは」

私は、服を着ようと腕を通しかけていた
顔が歪んでしまう…痛くて服が通らない…水がしみているのだろう

「…あっ……う……っいたい」

その声を聞いたらしく

「お前がいいのであれば…その傷、治してやろう…」

影オロチは、何を思ったのか…こちらを向いて、ふぅと息をついた

「えっ…治せるの? 」

影オロチは、私に近づき傷が付いている私の首に自分の顔を近づけた
そして、舌でなめ始めた

「……あんっ//// なっなにしてるの…」

変な声が出てしまう

「おとなしくしていろ…少しかかるが…治してやる」

そのまま、傷口を舐める

首の傷が、治っていく………どうやら、影オロチには、回復の術が使えるらしい。

「…んっ…すごいっ」

首全部に、傷ひとつついていない…

影オロチは、私の膨らみを見ていた…
上半身が、素っ裸の私だからそんなものは、すぐみえてしまう

「その傷も治そう…」

わたしの、膨らみにもいくつも傷がついている

「……えっ // でも、みぐるしいでしょ」

こんなに血だらけだし…

「…だから、治さないと…女子は、傷がのこりやすい…」

影オロチは、私を別の部屋に移動させた

「兄上にみつかっては大変だ…」

そう言うと、丁寧に、私の二つの膨らみの傷を舐め上げる

「……あんっ……んっ…/////」

オロチとは、違う… 影オロチは、丁寧に私の体に手を当てていく。

膨らみ二つを舐め終わると、次の傷へと口を移していく

膨らみは、元通りになっていて…影オロチが触った後が熱くなっていた
お腹の辺りを舐めていく影オロチ

「はははっ…くすぐったいよ…影オロチ」

くすぐったくて…立っていられなくなり…畳に転がってしまう私

影オロチは、顔を赤らめていく

「すっ////すまない…つい、夢中になって…////」

半裸で寝転んでしまった私を、見てまた、顔を赤くする
つられて、私も、赤くなってしまった

「////ううん…影オロチのおかげで…治ってきたよ…ありがとう 」

ふとももに残る傷に目をやる影オロチ
傷がまだ、残っている

「/////あ・・・あの 続けても、いいか?」

痛いより、痛くないほうがいいよね…

「うん…続けていいよ」

影オロチが、私のふとももを舐めはじめた…

影オロチの舌は…冷たくて気持ちよかった

続く…









Re: 【妖怪ウォッチ】 主にフミちゃん受け 『オロフミ』etc… ( No.7 )
日時: 2015/11/28 12:16
名前: 結衣香

夏虫が鳴いている…綺麗な声…
きっと外からだろう…

その音に混じって不思議な音が後ろから聴こえてくる…

「ふー…ふー…すー…」

後ろでは、影オロチが気持ちよさそうに眠っていた

「っ/////…あれっ 服は…」

自分の姿は、やはり上半身裸だった
思い出して赤くなってしまう

私っ影オロチと…あんな事したんだ…
あれは、ちがうっ…影オロチは、私を治そうとしてたんだから…

そう、傷は、ひとつも無くなっていた
ふとももの傷も、首の傷も……あの、膨らみの傷も…

「んんっ……ふぅ」

影オロチが、寝返りをうった

気づけば影オロチも、上半身裸だった…
着ていた黒の道着は、私にかけてある…

「影オロチは、優しいんだね…」

こっそり、綺麗な銀色の髪をなでた

「んっ……起きていたのか………おはよう…//」

銀色の髪をくしゃくしゃとかきまわし…ゆっくりと体を起こす

「あっ…////そうだねっ…あの、これありがとう」

私にかけてくれた黒の道着をたたんで、かえした

「ああ…お前の服は、そこにある…/// 風邪ひいてないか?」

部屋の隅の方に、きっちりたたんでおいてある、オロチと違って几帳面
「うん…影オロチのおかげかな?」

おもわず笑顔になってしまう
お昼は、オロチにあんな事されたばっかなのに…

「あの……その……我の事は、影と呼んでくれ…兄上と同じように感じられるんだ…////」

顔を染めて、うつむき加減で、言う

「影オロチは、オロチとは、違うよ………ふふっ」

いたずら気味に、言ったら、影オロチは、うつむいてしまう…
可愛いな…

「でも、気に入った 影君って呼んでいい?」

私は、うつむく影オロチに笑う

「ああ///…お前がいいなら…じゃあ、我は、お前をフミと呼ぶことにしよう」

いつ、知ったのか…影オロチじゃなくて影君は、私の名前を知っていた
妖怪だからなんだろう…

「腹が減っただろう…なにか作る……兄上は、夜中に帰ってくる……力が弱まる夜に、妖怪の大将の補佐をするのだ」

へぇ…なんか、オロチは、オロチでちゃんとしてるんだね…
わたしは、服を、着終わった、傷ひとつない体だから普通に服が通る

「兄上がフミを傷つけた時は…治してやろう……/////」

影君の回復の術は、効き目抜群だった…Sランクだからかな

「うん////…ありがとう 影君」

オロチが居ないからなのか…恐怖感は、なくなっていた、優しい影君もいっしょだし
家事をする影君の姿は暴れる兄を助ける弟…かっこよく、男らしいと思った

続く・・・










Re: 【妖怪ウォッチ】 主にフミちゃん受け 『オロフミ』etc… ( No.8 )
日時: 2015/11/29 10:33
名前: 結衣香

影君の料理を食べて…風呂に、入る
「フミ、服は、これを使え……同じ服を着てねるのは、いやであろう?」

薄水色の蜻蛉柄の綺麗な浴衣を貸してくれた

「ありがとうっ…綺麗だねっ」

その、浴衣を受け取る
浴衣は、去年の夏祭りにお婆ちゃんが着方を教えてくれたから大丈夫

お風呂は、広くて三人位が入れる大きさ…屋敷も、大きいから、当たり前なのかな

「湯加減は大丈夫か?………」

風呂の外の方から影君の声が聞える

「うんっ 丁度かなっ」
本当は、少し温いくらいなんだけど…私にとっては、丁度いい
お風呂は、檜製の昔らしいお風呂
入浴剤とか入れなくても…優しい香りがする








私は、風呂から上がった
いくら温くても…さすがに長く入ったらのぼせちゃう

影君の用意してくれた、優しい色の浴衣を着込んで、部屋へ戻った

「気持ちよかったよっ 影君 ありがとうっ」
って お礼をした時には、もう、影君は机に突っ伏して寝てしまってた
長く、入りすぎちゃったかも…

近くにある、薄い布団をかけてあげる。

寝る場所が分からないから…私もそうして寝るしかない

「おやすみ…影君…」

聞えるはずもないが小さく、耳元で言った
妖魔界は、人間界と違って夏でも涼しいから…よく眠れそう








オロチ


家に帰ると、二人の男女がすやすや眠っていた
一人は、我が弟、影オロチ
もう一人は、私を助けるといっていた一人の少女…木霊 文花
細く小さな体なのに…力に飲まれた自分に痛みつけられても、くじけなかった…女子
どんなにしても、『助けてあげる』の一言だった。

今は、力は、弱まっているが…じきに、昼夜関係なく暴れだすのだろう…

この純情の持ち主も、泣く事になるかもしれない…

だが、私の希望だ…この女子を信じるしかない…

オロチは、押入れから、影オロチと同じ布団をだしてやり、肩からかけてあげた。

続く・・・

Re: 【妖怪ウォッチ】 主にフミちゃん受け 『オロフミ』etc… ( No.9 )
日時: 2015/12/03 17:44
名前: 結衣香

影オロチ

フミを抱いてしまった…
我は影…なのに…


兄上も、抱いていた…  フミのあの傷が証拠…

風呂から、フミの可愛らしい鼻歌が聞えてくる…我は、食事の片付けをしようと立ち上がった

我の本当の姿をフミが知れば、どう感じるのだろう…




我は、影…… 暗殺者でもある…
何体もの妖怪や、人間を消してきた…闇にまみれている者だ

エンマ大王に頼まれ、オロチが恐れ、出来なかった事…暗殺を頼まれていた
最初の方は、悪い事々を起こした妖怪を暗殺する…この場から消すという使命を背負っていた

やがて、様々な妖怪から怯えられ、避けられ、睨まれ………我には、虚しさしか残らなかった
やがて、姿を消す隠密の術を取り入れた
姿が、見えた者を消すという…恐ろしい事をした…

我は、昔から…兄上の変わり身だった

フミに出会った…自分は、変わったと思う…兄上につけられた傷をみて、悲しさと嫉妬が浮かんだ


自分が殺してきた者たちは……一体どんな思いで殺されたのだろう…
そう、初めて思った…

そして、兄上がフミを抱いたという事に対し…初めて、嫉妬心を覚えた




きっと、自分は、初めて恋に堕ちたのだろう…フミの笑顔に満足し…兄上の行動に嫉妬した


我は、今日、はじめて、回復の術を使った…兄上も使えない自分だけの術…愛らしいフミのために



「はぁ…… 」
短く、恋する男児らしいため息をついた


洗い物は、済ませた

しばらく、机に突っ伏して寝るまねをした…

ほてった顔に、冷たい机があたって気持ちいい、首に巻きついている双龍(マフ龍)もぐったりなっている

「気持ちよかったよっ 影君 ありがとうっ」

フミが、風呂から上がってきた…なぜか、顔をあげるのが、恥ずかしく感じた…フミの顔がみれない
そのまま、寝たふりを続けていたら…フミは、布団をかけてくれた

薄く柔らかな夏用の布団…


優しい、純情の持ち主は、我と同じ体勢になったようだ

「おやすみ…影君」

小さく、愛らしい声が聞えた











しばらく、そのまま眠ったふりをしていた…すると、人間らしい寝息が聞えてくる

「スー … スー …」


寝たか…

我は、顔をあげて、フミをみる

愛らしい顔は、まぶたを閉じて口が少し開いている…
そして、下には、もっとすごいものが見えていた…


「………っ///////」


浴衣からみえるのは、白い柔らかそうな子供の膨らみ…
改めて、顔が赤くなる…


理性が飛びそうになる…さすがの我でも…ダメである

フミの浴衣の膨らみが見えないように浴衣を直し、顔を、また、突っ伏した



「………うう……////」

今日は、ほんとに大変な事ばかりおこるな…

続く


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