大人なりきり掲示板
- 【指名制】突然な転生話【募集中】
- 日時: 2018/07/12 22:23
- 名前: イソルデ (ID: PrIvPbQU)
やぁ、初めましてだね。
僕はこの世界の管理人。一言で表せば「神様」だよ。
呼び方はご自由に。僕は気にしないよ。
・・・え、信じてないの?
やだなぁ、冗談はよしてよ。周りが見えないの?
って言っても、真っ白だけどね。景色。
まぁいいや、どうせ信じなくても信じても、これから起こる・・・
いや、僕が起こす事からは逃れられないさ。
さて、単刀直入に言わせて貰おうか。
君には今から転生して貰うよ。
現実世界とは全く違う、「異世界の住人」に。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
此処に小説を投稿するのは初めてです!イソルデです!
現実世界の人間が、突然現れた(少年)神様に強制的に転生させられ、
ファンタジー要素満載の異世界の人物に転生しちゃうなりきりです!
なんかR18要素無さそうに見えますが、そ、そそそそんな事無いです。
参加、お待ちしております!
【目次】
・テスト投稿 >>1
・注意事項 >>2
・世界観 >>3
・用語説明 >>4
・キャラシ >>5
・男性キャラ >>6
・女性キャラ >>7
・指名不可能キャラ >>8
・参加者様一覧 >>9
- Re: 【指名制】突然な転生話【募集中】 ( No.40 )
- 日時: 2018/09/19 23:57
- 名前: 腐猫丸 (ID: tkV8RM03)
無理をするなと彼が腕を引っ込めようとするから、私は更に強く力を込めて手を握った。多分そんなに力は増していない。振り解こうと思えば簡単に出来るのに、彼は大人しく手を握らせていた。少し瞼を上げ見上げると、彼の虎の耳がへにゃりと垂れ下がっていた。痛いの、苦手なのかなぁ。
血操魔法、矢っ張り止めておいた方が良かったかなぁ。真逆こんなに扱い難い魔法だったなんてね。
上手く回復魔法が使えず、小さく舌打ちを放った。彼の穴だらけの腕が少しずつ傷跡を埋め、完全に元通りになる情景を思い浮かべ続ける。やがて彼の腕を青色に光る小さな粒が覆い始め、粒が消えると腕の穴はすっかり埋まっていた。
「はい、お終い」
パッと手を離し明るくそう言うと、いつもの癖で彼の頭を撫でた。
「よく頑張りましたね」
- Re: 【指名制】突然な転生話【募集中】 ( No.41 )
- 日時: 2018/09/20 23:19
- 名前: イソルデ (ID: 82QqnAtN)
「……ッ! 」
頭を撫でられるという事に驚き、飛び退く。
何なんだ? 子供扱いか? どっちにしろ今のは心臓が止まる所だった。
しかし、治して貰ったんだ。少し礼でも……
「……すまないな。急に闘いを申し込んでおいて……こんな……」
こんな、怪我の治療までして。回復魔法を使えない自分が憎い。
……結局、勝てないまま闘いは終わってしまい、決着はつかなかったからな。
「そう言えば、名前を言ってなかったな。名乗らずに闘いを挑んだのは悪かった。
リザレルだ。リザレル・イオルザ」
何も言わずに闘いを始めた事は、正直、後悔している。
- Re: 【指名制】突然な転生話【募集中】 ( No.42 )
- 日時: 2018/09/21 21:40
- 名前: 腐猫丸 (ID: tkV8RM03)
「嗚呼、御免ね。いつも治療しているのが子供ばかりなものでね」
……君、子供みたいな顔をするのだもの。屹度、言ったら怒るだろうから、心中に留めておく。
すまないと言って、彼が俯く。耳も一緒にへにゃりと垂れる。
「回復魔法の事を言っているのなら、其れはお門違いというものさ。君を怪我させたのは私なのだから、私が治してあげるのは当たり前だろう?」
そういえば、彼の云う通り自己紹介が未だだった。
「私はルカ。ルカ・フライハイトだ。宜しくね、リザ」
名乗った彼…いや、リザの後に私も名乗り微笑んだ。
「時にリザ。其処の鞄に入ってる赤色の瓶を取って欲しいのだけど……」
- Re: 【指名制】突然な転生話【募集中】 ( No.43 )
- 日時: 2018/09/21 22:57
- 名前: イソルデ (ID: 82QqnAtN)
リザ……
出会って早々にリザレルでは無くリザと呼ばれた事に心の中で驚く。リザなんて呼ばれた事が無かったから、尚更。
「…………」
戸惑ったが、そっぽを向いて誤魔化す。すると、赤色の瓶を取って欲しいと言われて再び目を向けた。
「瓶? 」
取り敢えず取るために彼、ルカの鞄に近付き、赤い瓶を探す。言われた通りの瓶を取り出すと、ルカの所まで歩いていき、差し出した。
- Re: 【指名制】突然な転生話【募集中】 ( No.44 )
- 日時: 2018/09/22 23:19
- 名前: 腐猫丸 (ID: tkV8RM03)
「有難う」
リザの差し出した赤い瓶を受け取り、蓋を外した。キュポンと間の抜けた音をたて、瓶の中の液体が揺れた。
左腕で身体を支え乍ら瓶を口元に寄せると鉄の臭いが立ち込めてきた。其れを一気に煽り、飲み下した。
ウエッと舌を出し、ジッと私を見ているリザを一瞥した。
「嗚呼此れ、私の血液なのだよ。中に血作剤と栄養剤が入っててね。私の血操魔法は輸血不可能にしてしまうから、自力で血液を作るしかないのさ」
- Re: 【指名制】突然な転生話【募集中】 ( No.45 )
- 日時: 2018/09/23 15:48
- 名前: イソルデ (ID: 82QqnAtN)
輸血不能なんてデメリットを聞いて、若干ながらルカに対して呆れが出てしまった。
「使い過ぎれば危険になって、更に輸血不可能か。そんなに危険な魔法なら使わなければ良いというのに」
知らないで使い、今に至ったのか。途中で使用出来るようになったのか。それは分からない。しかし、今まで血液を操る魔法なんて聞いた時が無かったし、あったとしても危険だなと思っただろう。自身に危険を及ぼしてまで、その魔法で闘ったのか。余裕の裏に何かあったのか? 裏にある何かに心が揺らいで、決着が着かなかったのか?
「……見る限り、無理にその魔法を使わなくても充分戦えた筈だ」
何故なら、本気じゃ無かったからな。力が。
- Re: 【指名制】突然な転生話【募集中】 ( No.46 )
- 日時: 2018/09/24 16:39
- 名前: 腐猫丸 (ID: tkV8RM03)
リザが呆れた様子で言う。其れに私は苦笑いを浮かべ、それがねぇ…と口を開いた。
「家の古文書に載っていた魔法だったのだけどねぇ。此の魔法、ページの下の方が破れて無くなっていたのだよ。多分其の破れた部分にデメリットの事が書かれていたんだろうけれど、私其れを知らない儘使ってしまって今に至るのさ。いやはや、何かしらデメリットがあるのだろうとは思っていたけれど、真逆輸血不能になるとは。参ったね」
頬を掻いて参ったと繰り返すとリザは眉を顰めた。
コイツ馬鹿だなって思ってるんだろうなぁ。
危険だと分かっていながら敢えて血操魔法を使った私に、やっぱりリザは呆れている様子だ。
「うーん、そうなんだけど、君は強かったから。君に此の魔法を使ったら、何か分かるかもしれないと思ったのだよ」
私の人生に於いて最も難解な疑問。其れを解く為なら、私は命を落とす事も厭わない。こんな私を、屹度リザはどう思うのだろう。
- Re: 【指名制】突然な転生話【募集中】 ( No.47 )
- 日時: 2018/09/25 21:19
- 名前: イソルデ (ID: 82QqnAtN)
デメリットが何かを知らずに使ったのか……
好奇心が勝った、というものだろうか。デメリットを知る方法は他にもあったかもしれない。しかし未知の魔法を目にして、知らないふりをするなんて一般人には無理だろう。ましてや、シルフィアにとっては。
何か分かるかもしれなかった?
……ただ楽しんでいる様にしていた訳では無いんだな。何かって、魔法の事だろうか。
「…………」
何か、か。
闘う本当の目的も、俺にとっての何かなのだろう。一瞬だけ、完全に忘れられた心の穴。あれの正体も、分かるのだろうか。
力では、経験では上だった俺がルカに勝てないのには、それらが関わっているのだろうか。
俺も、ルカも、何かしら思いを持っているらしいな。
- Re: 【指名制】突然な転生話【募集中】 ( No.48 )
- 日時: 2018/09/27 01:29
- 名前: 腐猫丸 (ID: tkV8RM03)
「さぁて、行くとしようか。診療所に行く途中だったから、早く行かないと助手に殺される」
立ち上がると未だフラフラと視界が揺れる。然し、ぼやぼやしている暇もない。私の診療所には沢山人がやってくる。私の留守の間は助手が回復魔法で対応してくれるけれど、彼は未だ魔力が十分に備わっておらずとても一人で仕切るのは難しい。早く行かないと、助手に殺される前に彼が死んでしまう。
こういう時に携帯とかあったら良いのだけど、この世界にはそんなものは存在しないらしい。
「それじゃあリザ。また今度ね」
少し心配げに見ているリザに微笑みかけ、私は診療所へと早足で向かった。
- Re: 【指名制】突然な転生話【募集中】 ( No.49 )
- 日時: 2018/09/27 23:21
- 名前: イソルデ (ID: 82QqnAtN)
「……そうか」
診療所に行く途中か。そう言えば医者だったな。
そんな時にこうやって闘いを望み、危険な状態にしてしまったのは良くなかったな。
「……あぁ」
早足で去っていくルカが見えなくなるまで見ていると、踵を返して歩き出した。また今度、か。いつか会えると良いな。俺はまだお前に勝ててないからな。心のなかで呟いた。
【日にち変更しますか?】