大人なりきり掲示板
- 【指名制】突然な転生話【募集中】
- 日時: 2018/07/12 22:23
- 名前: イソルデ (ID: PrIvPbQU)
やぁ、初めましてだね。
僕はこの世界の管理人。一言で表せば「神様」だよ。
呼び方はご自由に。僕は気にしないよ。
・・・え、信じてないの?
やだなぁ、冗談はよしてよ。周りが見えないの?
って言っても、真っ白だけどね。景色。
まぁいいや、どうせ信じなくても信じても、これから起こる・・・
いや、僕が起こす事からは逃れられないさ。
さて、単刀直入に言わせて貰おうか。
君には今から転生して貰うよ。
現実世界とは全く違う、「異世界の住人」に。
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此処に小説を投稿するのは初めてです!イソルデです!
現実世界の人間が、突然現れた(少年)神様に強制的に転生させられ、
ファンタジー要素満載の異世界の人物に転生しちゃうなりきりです!
なんかR18要素無さそうに見えますが、そ、そそそそんな事無いです。
参加、お待ちしております!
【目次】
・テスト投稿 >>1
・注意事項 >>2
・世界観 >>3
・用語説明 >>4
・キャラシ >>5
・男性キャラ >>6
・女性キャラ >>7
・指名不可能キャラ >>8
・参加者様一覧 >>9
- Re: 【指名制】突然な転生話【募集中】 ( No.30 )
- 日時: 2018/09/14 05:04
- 名前: 腐猫丸 (ID: tkV8RM03)
「そりゃあ、シルフィアだからねぇ。尤も、此の魔法は我流だけれどっ」
言い終わらぬうちに黄金の虎に詰め寄った。これまた我流の滅茶苦茶な剣術で一頭の虎に切りかかる。
彼は、何故闘いを求めるのだろう。先刻彼は、己を磨く為だと言った。だけど其れは、闘いを求めるうちに付いた後付けの理由だろう。彼が真に求めるものは一体何なのだろう。
嗚呼、珍しいなぁ。
私の胎内で巡る興味に、私自身は驚いていた。私は基本的に他人に興味を持たない性分だ。其れは私も理解している。そんな私が、他人に興味を抱いた。此れはとても珍しいことだ。
……彼と闘えば何か得られるものがあるのかもしれない。そう思い、私はグッと大刀を握り締めた。
- Re: 【指名制】突然な転生話【募集中】 ( No.31 )
- 日時: 2018/09/14 21:16
- 名前: イソルデ (ID: 82QqnAtN)
我流、か。
言われてみれば、知られている魔法であるならとっくの昔に知っている。
とっくの昔は言い過ぎか? そう言えば、昔俺は何してたんだ……?いや、今考えるのはよそう。油断してはいけない。たかが剣一つだが、深く斬られれば重傷を負う。
「そりゃ随分と奇遇だな。俺の体術も我流だ」
シルフィアである彼の考えなんて分からない。
何故、そのように異例な魔法を持ったのか。何故闘いを求める者に立ち向かえるのだろうか。魔法と剣術……剣術は滅茶苦茶だが、扱えるだけ良い。
彼と闘っていると、心の穴を忘れられる。そんな気がした。
体に力を込めると、一気に地面を蹴り、詰め寄る。
剣には爪で対抗する。前足から鋭い爪を出すと、真一文字に薙ぐように振り払おうとした。
- Re: 【指名制】突然な転生話【募集中】 ( No.32 )
- 日時: 2018/09/15 00:37
- 名前: 腐猫丸 (ID: tkV8RM03)
「おおっと、危ない危ない」
彼の横薙ぎをまたしても寸でのところで避け、揶揄うようにフラフラと笑った。挑発しているように見えるかもしれないけれど、実は挑発をしている心算はないのだよねぇ。こんなに闘いを楽しいと感じたのは初めてだ。
「あははははっ!楽しいじゃあないか!」
私は手に持つ大刀を掲げると、大鎌へと作り替えた。私の血液を使って作り出せる最大限の武器だ。
「君、やっぱり強いねぇ。君は簡単に死ななさそうだから、殺す気でいくよ?」
- Re: 【指名制】突然な転生話【募集中】 ( No.33 )
- 日時: 2018/09/15 23:36
- 名前: イソルデ (ID: 82QqnAtN)
作り出された大鎌を見て目を細める。
変幻自在とは、こう言う事だろうか。
闘いを、楽しい、か。俺とは全く違うんだな。
己を磨きたいと言う偽りの口実を作り、悲しみを忘れようとしている俺とは。
「……まぁ、俺はお前の言う通り、簡単には死なないな。
簡単に死んでたら、今此処で生きていない」
フンと鼻を鳴らして言うと、体勢を低くし、相手の出方を伺う。
飛びかかりはしない。こちらは後攻で行かせてもらう。
- Re: 【指名制】突然な転生話【募集中】 ( No.34 )
- 日時: 2018/09/16 12:47
- 名前: 腐猫丸 (ID: .uCwXdh9)
大鎌をクルクルと回し乍ら、円を描いて金色の虎へと近寄った。パタリパタリと左手首から血液が流れ続けてるけど、別にいいか。そんなことも気にならない程、私は闘いに、金色の虎に惹かれていた。
大鎌を振り上げ、金色の虎に踊りかかると当たり前のように避けられた。まぁ、避けるだろうなって思って振ったのだからいいのだけど。
私が大鎌を振り切ると交代で虎が飛びかかってきた。私は其の攻撃を避け、トントンと後退した。虎が追って飛びかかる。
私はニヤリと口端を吊り上げた。
「掛かったね」
指をパチンと鳴らすと、虎の周りを囲むように地面に落ちていた血液が大きな檻を作り出した。
「ふふっ、猛獣は檻に閉じ込めておかないと」
そして、虎を囲む血液の檻は鋭い針へと変わり、虎を突き刺さんと降り注がれた。
- Re: 【指名制】突然な転生話【募集中】 ( No.35 )
- 日時: 2018/09/17 23:16
- 名前: イソルデ (ID: 82QqnAtN)
あぁ、確かに簡単には死なない。死なないさ。
今まで一度だって、死を思い浮かべた事が無いからな。
ただ、
これは……ヤバイかもな。
死にはしない。だが、今まで串刺しになりかける事なんて無かったから、対応に困った。
無意識に、反射的に取った行動。
ひねりを付けて勢いよく回転し、降り注ぐ血の針を自身の爪で弾き飛ばした。
血液の筈なのに金属音が聞こえ、飛んでくる針は無くなった。
大きく息を吐くと、静かに元の姿に戻り、手から刺さってしまった針を一本一本抜いて地面に叩き付ける様に置く。
そして、全ての針を抜き終わると、大きく息を吸い……
「てめぇ今のはやり過ぎだろうがぁ!
簡単には死なないとは言ったが明らかに死ぬだろあれは! 串刺しになる所だったぞ! 」
精一杯、叫んだ。
叫び過ぎてか、空気がビリビリと震えた。
- Re: 【指名制】突然な転生話【募集中】 ( No.36 )
- 日時: 2018/09/17 23:46
- 名前: 腐猫丸 (ID: tkV8RM03)
「あっはは、だって君だって殺す気だったじゃあない。私が閉じ込める前のあの一撃、当たってたら首が無くなっていたよ?屹度」
トントンと首を指先で叩き、笑って見せた。彼は虎で、私はシルフィアで。力の差は歴然なのだから、あれくらいしても問題ないだろう?
「それに、君のあの丈夫な体皮ならあの程度の針なら跳ね返すだろうと思ってね。安心し給え。私は医者だよ。其の程度の怪我ならちょちょいと治してあげるから」
ヘラヘラと笑い乍ら彼に近付いた。嗚呼、少しフラフラするなぁ。貧血になっちゃったかな。
彼に手が届く、其の寸前、急に膝の力が抜けてカクンと私の身体は傾いた。
- Re: 【指名制】突然な転生話【募集中】 ( No.37 )
- 日時: 2018/09/18 23:20
- 名前: イソルデ (ID: 82QqnAtN)
無意識に、傾いた彼の体を両手で支えた。
苛立ちを隠せずにいたが、その苛立ちは一瞬で消えていった。
「……血液魔法の使いすぎで、血が足りなくなったか」
あれだけ使っていたんだ、そうなるのも当たり前だろう。
しかし……医者なのか? 医者なのにあそこまで強く、余裕を持っていたのか。
両者、本気で闘っていたのだろう。あそこまで集中したのは初めてかもしれない。
心の穴が、一瞬だけ、完全に忘れられた気がしたが、今支えている彼を見ていると、再び蘇ってきた。
「……何故だ……? 」
自分が、どんな顔をしていたかなんて分からない。
勝てない理由と、心の穴の正体が分からない悔しさが、きっと顔に出ていた。
支える力を抜くことで、彼の体をそっと横にした。
- Re: 【指名制】突然な転生話【募集中】 ( No.38 )
- 日時: 2018/09/19 00:23
- 名前: 腐猫丸 (ID: tkV8RM03)
「……ハハッ、すまないねぇ。ちょっと血を使い過ぎたみたい」
瞼が異常に重い。こんなに消耗したのは初めてかもしれない。
何故だ、と彼が言葉を落とす。其の血の様な赤はユラユラと揺れていて、矢っ張り迷子の子供みたいだ。底知れぬ不安を抱え、其れに押し潰されんと堪えているようだった。
私を支える彼の腕を見ると、先刻の私の攻撃の所為か穴だらけで血が流れていた。
腕…治してあげないと……
「待って。其の手、治してあげるよ」
私を横たえ、離れていく両の手を掴みぎゅっと握り締めた。そして瞳を閉じて彼の指先に額を押し付けた。私の回復魔法は別に身体に直接触れる必要はないのだけれど、今の私は血液不足で魔力が落ちている。手袋を付けた手だけでは上手く魔法が使えるか分からなかったが、額に触れていれば問題ないだろう。
- Re: 【指名制】突然な転生話【募集中】 ( No.39 )
- 日時: 2018/09/19 22:10
- 名前: イソルデ (ID: 82QqnAtN)
……只でさえ体力が無くなっている状況で、治すなんて……
血が流れる腕を見て、遅れて痛みがやって来た。全く気にしていなかったから分からなかったが、改めてみると気味が悪い程綺麗に穴が空いていて少し驚いた。
「……そんな状況で無理するな」
どこか心配するかの様に言い、手を引っ込めようとする。
彼は、今まで闘ってきた奴等とは全く違う。どこか余裕があって、無意識に無理をして、初対面の奴の傷を治そうとして。
無理すんなよ。まるで……?
何だ? 俺は今、何を言おうとしたんだ?
今、懐かしい何かを思い出した気がしたが……いや、気のせいか。