大人なりきり掲示板
- 百田様といちいちっ
- 日時: 2019/01/06 23:24
- 名前: リーリス (ID: nLPrrFyW)
題名通りとなります〜
関係者以外の書き込み、荒らしは厳禁。けれど注意とかなら大丈夫です〜
- Re: 百田様といちいちっ ( No.37 )
- 日時: 2019/01/09 23:41
- 名前: リーリス (ID: nLPrrFyW)
「あら、私を?何の御用かしら」
威嚇されてもケロッとした笑みを浮かべていたが、探していたと言われれば少し首を傾げる。また馬鹿達が何かをやらかしたのだうか。そう思っていたが続いた言葉は予想が外れたことを意味していて、近づくことによって先ほどよりも鮮明に見えた瞳をじっと見れば、あの子ったら何でそんな意地悪してるのかしらと自身の幼なじみの姿を思い出し。
「残念だけどそこからは別料金よ。武器をあげるとは言ったけど、そこから先に必要なものは知らないわ」
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「んー、それ言われちゃうと俺も困るなぁ」
ヘラヘラとした笑は通常運転だ。高圧的な態度を気にした素振りもなく、逆に「しっかりしたお嬢さんやね」と褒め始めるのだからこの男の腹の中はやはり分からない。少し立っているのが疲れたのか壁に寄りかかりつつ、相手の様子を伺うように見て。
「んじゃま、俺の紹介をしとこうか。 俺は氷雨組若頭の氷雨 柊。柊って書いてしゅうって読むんや。よろしくね?」
- Re: 百田様といちいちっ ( No.38 )
- 日時: 2019/01/10 16:40
- 名前: 百田 ◆yaY4zarJ.M (ID: k8cJIfhT)
「あんのなぁ...、」
商売上手というかがめついというか...いくら上物だとは言え弾の無いピストル等何に使えと言うのだ。観賞用か?
なんというか段々馬鹿らしくなってきた。まあそんくらいがめつくなきゃやっていけないのがこの界隈だ。仕方ないと諦めたように薄く笑い。
「わーったよ...いくらだ」
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此方の煽りや態度に逆上されても面倒だがここまで反応が無いのも癪だ。むすっとした表情を浮かべ口を開く。
「.........太刃掛雅。長は父だ」
本当は自己紹介などしてやりたく無かったが名乗られれば此方も名乗るし、其れ相応のことを返しなさいという父の教えは破れない。
壁に寄りかかる相手にいつ迄いる気なのだと怪訝そうにして。
- Re: 百田様といちいちっ ( No.39 )
- 日時: 2019/01/10 17:40
- 名前: リーリス (ID: nLPrrFyW)
「………お金はいいわ、その代わり散歩に付き合ってちょうだい?」
相手が素直に金を払うとは思ってなかったので反応に遅れる。少し迷う素振りを見せれば、カツカツとヒールの音を鳴らしながら相手に近寄って交換条件を提示した。あざとくないラインで踏みとどまった上目遣いと、少しばかりの猫なで声は、やはり意図的なものなのだろう。
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「雅さん、ね。……んまぁ、俺に名前を呼ばれるのは嫌だろうし、ふつーにお嬢ちゃんって呼んどくわ」
ぱちぱちと驚いたような瞬きが二回。名を教えてくれるとは思ってなかったので反応に少しだけ困るも、それは表に出さず愛想の良い笑みを見せる。怪訝そうな視線は痛いけれど気づかぬふり。あまり早く帰れば怒られると、そう思いながらも少しだけ笑みを消して。
「オヤジさん、どんな感じなん?直ぐに復帰できそ?」
- Re: 百田様といちいちっ ( No.40 )
- 日時: 2019/01/10 21:27
- 名前: 百田 ◆yaY4zarJ.M (ID: k8cJIfhT)
「、んなことでいーならいくらでも」
ふっと軽く笑うように相手を見やり普段より幾分か穏やかな声音と口調で了承する。かと思えば自分を見上げる相手に小さく舌を出しんべ、と揶揄うように今度は確実に笑った。
「さっみ、」
その笑みも寒さに掻き消される。呟けば少し立ったロングコートの首元へ顔をうずめ。
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「...死ぬ程悪いわけじゃあ無い、」
誰がお前なんかに教えるか__そんな風に牙を剥く余裕も無く少し俯き答えた。なんだかしおらしくなってしまった病院の父を思い出せば不安な表情にならずにはいられない。組員に悟られぬよう気を張って生活するのも正直少しだけ息苦しい。
- Re: 百田様といちいちっ ( No.41 )
- 日時: 2019/01/10 21:48
- 名前: リーリス (ID: nLPrrFyW)
「……面白くない男」
了承されたことに安堵したのもつかの間、揶揄うような笑みにほんの少しだけ腹を立てる。ポツリと漏らした言葉はその表れだろう。ひらりとコートの裾をひらめかせ、寒いと言う男の前を歩いてゆく。
「寒いのは当たり前でしょ。厚着すればいいだけじゃない」
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「……ふーん、」
興味がなさそうな返事だが表情は少しだけ真剣だ。万が一があれば此方の頭のモチベーションが下がるのは目に見えている、あの人は何処と無くオヤジさんと喧嘩することを楽しみにしている節があるから。はてさてどうしたものかと、そう考えながらも相手の顔を見れば、何を思ったのか片目を瞑って。
「お嬢ちゃん、時間はあるかい?良かったらお茶でもどうだろうか」
- Re: 百田様といちいちっ ( No.42 )
- 日時: 2019/01/11 17:52
- 名前: 百田 ◆yaY4zarJ.M (ID: k8cJIfhT)
「着たってさみーもんはさみーだろうがよ」
後を追いゆるりとした足取りで歩き出す。コートのポケットから手を出し自らの頬へぴたりと当てるとうぅと気の抜けた声を出す。寒いのは苦手なようで何時もの威勢も何処か失われいちいち言動に噛み付くことも無い。
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「はあ...?」
それは紛れもない本心から出た呆れ声だった。何を根拠にそんな誘いをして私が着いてくると思ったのだろうと逆に興味が湧いてくる位だ。
「......少しだけなら、付き合ってやる」
気づけばそう返していて、自分で驚く。本当に興味が出てしまったらしい。それに久々に洋菓子が食べたい。自分一人の身くらい自分で守れると言い聞かせ相手の方を見やる。
- Re: 百田様といちいちっ ( No.43 )
- 日時: 2019/01/11 18:05
- 名前: リーリス (ID: sCSrO6lk)
「ふん、これぐらいでグチグチ言わないで」
アンタより薄着な私はもっと寒いのよ、なんて思いながらも苛立ちを込めた言葉を返す。相手がいる手前腕を摩ったりすることは無いが寒さは感じているのだ。家に戻ったら温かい紅茶が飲みたいわ、なんてくだらないことを考えつつクルリと後ろを向けば、カツカツとヒールの音を鳴らしながら後ろ向きで歩いて。
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「お、マジで?やったねん」
本心から嬉しそうな笑みを漏らせば、もたれかかっていた壁から離れてポケットに手を突っ込む。「すぐ出れる?」と問いかける声はやはり優しい。ニコニコと機嫌の良さそうな笑みを浮かべつつ、どこのカフェに行こうかと考えていて。
- Re: 百田様といちいちっ ( No.44 )
- 日時: 2019/01/11 22:27
- 名前: 百田 ◆yaY4zarJ.M (ID: k8cJIfhT)
「あー?」
肩を竦めコートに再び両手を突っ込み寒いからか心なし歩幅の細かく歩き下へ向けていた目線を上へと戻せばカツカツという一定の音とともに何故か此方を向きながら歩く相手を目が合いなんだと言わんばかりに声を発して。
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「嗚呼、大丈夫だ」
長い黒髪を手首につけたゴムで軽く結えばこくりと頷く。正直言ってもう目先のスイーツにしか思考が傾かず報告するのも忘れ扉を潜り抜け事務所の外へと出て行く。
「甘いもの、上手いとこがいい」
一応要望しておいた方がいいかとも思ったが存外恥ずかしかったのか小さな声で呟いて。
- Re: 百田様といちいちっ ( No.45 )
- 日時: 2019/01/11 22:43
- 名前: リーリス (ID: nLPrrFyW)
「……気が変わった。弾ならあげるから早く帰って」
顔は好みだが性格は嫌いそうだと、この僅かな時間で判断すれば行先を自分の家へと向ける。本気でハニトラ仕掛けてやろうかしらなんて思うけど止めてしまった。他マフィアのボスに色目など、演技であっても寒気がするし自分の信条に合わない。
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「…おっけ、甘いものね」
可愛いとこあんじゃん、何て髪を結った相手を見てクスリと笑う。とはいえ報告をしなくてもいいのだろうか。誘拐した、なんて言われたら嫌だなーなんて思えば、「お宅のお嬢さん借りてくね」と室内に一言声をかけてから、自分が知っているカフェで一番スイーツが豊富なところを目指して歩き始め。
- Re: 百田様といちいちっ ( No.46 )
- 日時: 2019/01/13 23:40
- 名前: 百田 ◆yaY4zarJ.M (ID: k8cJIfhT)
ふぅん、小さく後ろで呟けば片手をポケットから出し乱雑に前髪を掻き上げる。相手の言葉が何処か気に食わなかったらしく行く手を阻む様に立ち塞がり。
「たった今、弾より欲しいもんができた」
唐突にそう告げると切れ長の目を相手に向け意地悪気に薄く口角をあげる。
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「....~♪」
甘いものが絡んだだけで此処迄上機嫌になりのこのこと着いて行ってしまうのだから相当な問題な気もするが目先の甘味に思いを馳せているらしく緩んだ表情と軽い足取りでちょこちょこと後にくっ付き歩く。