大人オリジナル小説
- *チェーンメールが原因で*打ち切り
- 日時: 2012/10/05 20:33
- 名前: 北斗七星
ご愛読ありがとうございました。
あんまり長いんで打ち切りとさせていただきます。
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- Re: *チェーンメールが原因で*20話執筆完了*オリキャラ終了ー ( No.59 )
- 日時: 2011/10/19 16:55
- 名前: 北斗七星 ◆WTiuyWwMAo
遠足帰りw
動物園見るものなかったw
―――――――――――――――
第21話 記憶
「転校生を紹介します」
それは唐突なことだった。
「えっと、小崎 まなみです。よ、よろしくお願いします。…」
「今日からこのクラスの仲間です。皆さん、仲良くしましょう。」
―――――北斗自宅
「お兄ちゃーん♪」
「…どうした七美、機嫌いいじゃないか」
「これなーんだ♪」
「…今はそんなものには興味は持ってない」
「…そっか」
最近、お兄ちゃんの様子がおかしい。
わざわざお小遣いを出してお兄ちゃんが夢中になるほど好きなゲームシリーズの一番新しいのを買ったのに興味ないなんて。
それにお兄ちゃんの部屋にあるもの。
段ボール、紐、包丁などよく自殺に使われるようなものばかり。
お兄ちゃんは小学校で言う図工の授業で使うんだって言ってるけど、
多分嘘。
昔は学校でいじめられてる事、素直に話してたのに、
今じゃ口すら開かない。
喧嘩して、お父さんがどっかいっちゃったからかな?
…お兄ちゃん、かなりお父さんっ子だったからなあ。
―――翌日、学校
「…やめろ」
「うるさいな」バシャ
「うるっせーな、ゴミ虫野郎!いちいち口をはさむなキモい!」
「二酸化炭素だすなよw息とめろよクズ」
「やめ…ガハッ」
「うわっ、きたねえ血だなぁ」
「前に殺されかけた恨み、晴らしてやるよ」
「…やめなさいよ!」
「あんたは…転校生の」
「虐められてる人の気持ちがわかってそんなことしてるの!?」
「ああ!?うっ「北斗君大丈夫!?」
「…まなみさん、やめてください」
「えっ―――なんで…?」
「そんなことをすれば、あんたも虐められる」
「…いいよ」
「えっ?」
「私も虐められてたからね」
「…」
「でも、記憶がな「茶番は終わりだ」
「っ!」(そうだ、あいつらはどこだ!?)
北斗は愛羅と哀舞を探した。
しかしその二人は――――――――――
敵になっていた。
(くっ、すまない、北斗、弱みを見つけられて、どうしようもなくなってしまったんだ…!)
(北斗、ごめん、私弱みを握られて…)
北斗は二人の顔からどんな状態にいるのか察し、あえて気にせずにいた。
―――――そして、放課後
「まなみさん」
「あっ、北斗君!」
「…さっきはありがとう、ところでさっき言いかけたこと、もう一度教えてくれないかな」
「…うん」
まなみは話した、
小学校時代に虐められていたこと、引っ越しの時に事故に遭い、記憶を失ったこと。特に、小学校時代の記憶をすべて失ったこと。
「だから私、友達の名前とか、どんな友達だったとか、全然覚えてなくて」
「…羨ましいよ、記憶をなくせるなんて」
「…記憶をなくすって、すべてを失うみたいでさみしいんだよ?」
「でも、虐めで生まれた心の傷も、全部消えるんでしょ?…まあ、楽しい思い出も消えちゃったのかもしれないけどさ」
「…心の傷、か」
「実は私、鬱なんだ。…いや、鬱だっていわれてる」
「それってやっぱり、虐めの時に生まれた心の傷が、残ってるってことじゃないかな」
「…そっか」
そして北斗も話した。なぜ翔が中心となり、クラス中が自分を虐めていること。それでも何人か、協力者がいること。
「…大変なんだね」
「ああ」
「でも、チェーンメールに騙されるバカ、本当にいたんだね」
「…ああ」
「…あっ、ここ私の家だから。じゃあね。」
「…うん」
そして数十メートル歩いた時だった。
「北斗」
「…愛羅と、…哀舞か」
「北斗、…すまない。弱みを握られ「分かってるよ」
「無理に俺を助けようとしなくていい」
「嫌になれば、…ほっといてくれていいんだぞ、俺のこと」
「そんなわけにはいかない」
「北斗がどういう様子なのか、妹さんに聞いたよ。」
「部屋には、自殺によくつかわれるもの。」
「鬱に近い、北斗の精神。」
「そんな状況にいるんなら、ほっとくわけにはいかないし」
「それに、その…、…………………だし」
「そっか、…ありがと」
軽い挨拶をして、北斗は帰って行った。
―――――第22話へ続く
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