大人オリジナル小説

俺達生徒会 〜君の行い正します〜
日時: 2010/08/17 15:05
名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2

クリックありがとうございます。
初めまして、または、今回もおこしいただきありがとうございます! クロウです。
今回は、生徒会による学園内の問題解決の小説を書きます。
集金を出さないとか、虐めとか、そんな感じの内容です。

そして、ココからは注意となります。
僕は文才はあるかどうかは自分では判断できませんので、そのことを承知でお願いします。
あと、チェーンメール、荒らしなどは歓迎しませんので。
僕が嫌いな人も、即効逃げてください。

……これでも帰らないのですか?
では、しょうがない、付き合ってやろう。ってな感じの人は先にお進みください。


目次
プロローグ>>1
第1話>>4
第2話>>5
第3話>>9
第4話>>10
第5話>>11

お客様
あっち様、オリキャラどうぞ様、雉明様、鈴蘭様、ライアー様

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Re: 俺達生徒会 〜君の行い正します〜 ( No.27 )
日時: 2011/09/20 13:12
名前: 九龍 ◆vBcX/EH4b2

第七話



放送室には、向かい合って座っているレオニードと薫。
そして、その間には音量が最大にされたマイク。
今、俺達が止めに入らなかったら、放送の内容は校舎全体に流れていただろう。
和龍はマイクのスイッチを切り、舌打ちをした。


「ったく、お前は何故、俺達の負担を増やそうとするんだ」
「いや、みんなに知らせて止めさせた方が、手っ取り早いかと思って」

レオニードはそう言い、苦笑する。
和龍は頭を抱えて、深いため息をついた。
そういえば、レオニードは面倒事が嫌いだった。昔から、策を練るのは得意でも、それを生かそうとする時には

「え、何それめんどくさい」

と言って、やろうとしないところがあった。



……確かに手っ取り早いことにはなるが、それで虐めのループが起きたらどうするつもりなんだか。
ループなんてしたら、それこそ面倒じゃないか。


「ちぇっ、良い考えだと思ったんだけどー」

レオニードが頬を膨らませて、腕を組む。
俺は苦笑しながら、レオニードの肩をたたいた。

「でも、その後に先生のお小言がついてくるって言うことをお忘れなく」






結局、昼休みは何もできなかった。
これじゃあ、問題解決はほど遠そうだ。
レオニードは先生のお叱りを受けて、この件については懲りたらしく、大人しくしている。



五時間目は自習になった。
俺達のクラスの担任の先生が、午後から休みだから。
先生の教える科目は国語で、国語の嫌いな生徒が集まってできたといってもいいような、このクラスは、喜びの声を上げた。

和龍がみんなにプリントを配るが、このクラスの生徒が素直にそれをやるとは思えない。


……もしかしたら、明日、先生に怒られるかもな。
俺は筆箱からペンを取り出しながら「頼むからプリントを書いてくれ」と俺達に泣きつく先生を思い浮かべ、吹き出した。




「ほんっと、ムカつくー! 今日、和龍くんに呼び出されたしー」

いろんなグループが雑談をしている中で、そんな声が聞こえた。
張りがあり、いらついた声。桃香の声だ。
俺は書きかけのプリントの上に、鉛筆を置くと、桃香の方を見た。
桃香は足を組んで、舌打ちをした。


「もしかしたら、薫のこと、ばれたんじゃねー?」
「それは困るんじゃない? 桃香、要くんのこと、好きって言ってたしー?」


「薫のこと、ばれたんじゃねー?」か。
インタビューした時は、全然離さなかったから分からなかったけど、この言葉を聞くと、桃香が薫に害をくわえた様に聞こえる。
桃香は気づいているだろうか。
俺がこの会話を聞いているってことを。

桃香と、一瞬目が合った。
すると、桃香は恥ずかしそうに目をそらす。



あーあ、女って怖い。
虐めとか、えげつないことしてるやつでも、好きな奴の前では飼い猫みたいに大人しいんだもんな。


俺はため息をつき、鉛筆を手に取った。
プリントを書き終えるために。

そして、本日二回目のインタビューの事を、三人に知らせるために。

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