大人オリジナル小説

嫌いな人_A_____
日時: 2011/01/27 10:53
名前: 菊瑠 ◆HR3T2p3vRE

1.嫌いな人の名前を書き込む。


2.理由を書き込む。


3.投票する


この3ステップで貴方の嫌いな人間が苦しみます!


どうぞお試し下さい。







周一に配られるアンケート用紙。


この紙一枚で皆の運命が決まる。






ルール



荒らしは来ないで下さい


皆ー!俺らに文才を分けてくれー!


〜登場人物〜

明日葉 美恵

大宮 姫華

原井 萌香

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Re: 嫌いな人_A_____ ( No.41 )
日時: 2011/03/15 14:28
名前: 菊瑠 ◆HR3T2p3vRE



「・・・はぁああぁ!? アイツ逃げるわけ!?」

 私は萌香に昨日のメールを報告している。

「昨日ね、アイツからメール来たんだ
風邪っぽいとか見え見えのうそついて」


「ふーん、嘘・・・ねぇ・・・・・・」


「も、萌香?」

 大宮を、どうするのだろう。

「べっつにー、いんじゃね? それはそれで。
まっ、どうなるかはアイツがよく分かってるだろうし」

 予想もしていなかった答え。

そんな・・・・・・。


アタシは・・・アイツに・・・・・・




「アタシはっ・・・そういう訳にはいかないのよ!」

「はあ?」

「アタシはまだアイツに復讐もしてないの!!
ねえ、萌香ッ・・・」

私は泣き出してしまった。

もう、我慢してたつもりだったのに・・・。


「美恵・・・

どういう事か説明してよ、復讐って何?」










「・・・・・・そのまま一週間もしないで別れたの」


「一週間・・・!?」


「そうだよっっ!! 有り得ないじゃん!

どう考えても嫌がらせだよ!? ねえ、萌香も協力して・・・!」


アタシ一人じゃクラスの皆を動かせない。

萌香はクラスの中心的な人だし、人気もある・・・。




  萌香がいるだけで皆私に従ってくれるんだもん。



「・・・それは、アタシも許せない

だから、協力する」


「・・・・・・!! 萌香・・・!!

ありがとう、ありがとう・・・!!」



「ありゃりゃりゃぁ??? 美恵ぇ、ナンデ泣いてるのカナ?

 はっ、探偵ヒメゎナゾが解けたぉ!
犯人ゎ萌香タンらね! 悪ぅいヤツめッ! ヒメが懲らしめちゃうぉ!」



朝から五月蠅い・・・。

黙って。 その声聞きたくない。 イライラする。 ムカツクムカツク・・・!!


「えぇ〜い、キュウトスマイル!
ヒメのとっておきスマイルでメロメロにしちゃうお〜」


「くそぅ、来たな探偵ヒメ! 俺だって負けないぞ!!」

――――えっ?


まさか萌香までノるとは思わなかった。

訳わかんない。  もしかして、苛めって嘘?


「ヒメウィンク!!」


「萌香ぱーんち(棒読み)」



――――大宮にアッパーカットを食らわす萌香。

大宮は宙に浮き、そこから萌香が蹴りを入れる。


勢い良く床に叩きつけられた大宮。



――――全工程で3秒。



「アーッハッハッハ!! お決まりの正義が勝っちゃう時代〜
・・・ってもう古くない? 新しいスタイルだけど〜」


「・・・・・・」


「大宮ぁ、何か言ったら?

そうね、例えば――――・・・

“私が社会の最底辺です”とか“生まれてきてごめんなさい”とか!」


「・・・・・・」

「無視かよ、随分態度デカくない?」

「・・・・・・」


「仕方無いなぁ、じゃあ私が踏んであげる!

それで目を覚まして!」

 萌香が足を上げると同時に大宮が起き上がり

さっき言われたように繰り返す。


「私が社会の最底辺です! 生まれてきてごめんなさい!」



「・・・なぁんだ、起きてたんだ

じゃあ踏まないであげる」


「――――ほっ」


「でも  無視したのは関心できないよね?

無視していいなんで誰が言った?」


「ひっ・・・。」


「だから、苛めちゃうね」


「いや・・・・・・いや、いや嫌嫌嫌ああぁああ!!!」




「ねえ、美恵。 貴方もやってみない?」

「――――え?」


「コイツを苛めるの! 美恵もやってればいいじゃん!」


――――そう。


原井萌香、コイツは最低だ。


自分では苛めないのに、他人にはいじめさせる。


つまり、自分の手は汚さないで仲間に汚させる。


先生にバレても“私はやってません”と言うため。


卑怯者。



「あたし・・・も?」


「うん! どう?」


「いいよぅ、アタシは見てるだけで十ぶ「え?」


「・・・え?」


「いや、だからやれば?」

「アタシはやらな「なぁに? 復讐、したいんじゃないの?」


「したい、よ・・「じゃあやれよ。 早く。 はい、モップ」


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