大人オリジナル小説
- 壊してしまえ。
- 日時: 2011/02/16 19:45
- 名前: 千咲 ◆864fRH2jyw
こんばんはonこんにちは。
ネタがないけど何か書きたいなぁと思いまたスレ立ててみました。
ちなみに花言葉の約束の続編として書くつもりです。
前の話を知らない人でも楽しめるようにしていこうと思ってます。
では、宜しくお願いします。
――――――――――――――――――――――――――
【目次】
>>1 プロローグ
>>2 一章 「ガラスの海で、溺れたい」
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21
- Re: 壊してしまえ。 ( No.13 )
- 日時: 2011/02/21 18:03
- 名前: 千咲 ◆864fRH2jyw
宮本桜は、少しも私を追いかけて来ない。
私と宮本桜の距離は遠くなり、振り向いても多分、階段が続く光景が見えるだけだろう。
階段をのぼりきり、教室へと続く廊下を歩く。
「もう、早退しちゃおうかな」
少しだけ、弱音を吐いた。
教室へ戻ると、教室にはちらほらとしか人は見当たらなかった。
皆、外で遊んでいるのだろう。きっと。
次の教科の準備をして、少しだけ教科書に目を通していた時、宮本桜が足音だけを響かせて教室に入ってきた。靴の裏を教室の床に押し付け、私は俯く。
何事もなかったかのように、宮本桜は席に着いて本を読む。
教室は、絵に描いたような風景だった。
その後も、3時間目、4時間目、5時間目……と授業は続き、今は丁度放課後になったばかり。
結局早退もできずに、私はずっと教室に居た。
質問攻めは何故か特に起きずに、数人が簡単な質問を出してくるだけだった。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21
PR