大人オリジナル小説

私の居る場所。それは平和な世界であって、[オリキャラ募集]
日時: 2011/03/17 09:22
名前: 梅雨 ◆KTBwIqk/gs

やっぱ、学校行きたくない。
かといって行く先もない。
家に引き返せば熱湯が待ってる。
学校には冷水。
私は何?
何がしたいの?
「生きてる意味」なんてない。
私の周りに「助け合う仲間」なんていない。
敵、敵、敵。
私の居る場所はいじめや人種差別などない平和な世界なのであって、こんな場所ではない筈だ。

初めまして。
梅雨です!
この物語は「いじめ・虐待」要素ありありですw
あ、こちらへ来たからには複雑・ファジー小説の「紫陽花の咲く前に。」の方にも寄ってってはいかがです?((
オリキャラ募集します。

下↓用紙

★・。。・★オリキャラ★・。。・★

名前・(読み仮名)

性別・

容姿・

性格・

ありがとうございました

★・。。・★オリキャラ★・。。・★


脱字・誤字には気をつけますが見つけたら私・梅雨にご報告をお願いします。

感想もよろしくお願いしますm(_)m

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Re: 私の居る場所。それは平和な世界であって、 ( No.3 )
日時: 2011/03/16 18:42
名前: 梅雨 ◆KTBwIqk/gs



結衣は恐る恐るド教室のドアを開けた。
ドアの上から何か落ちてくるのではないかと心配して、あえて外にいた。
と、思っていた通りだ。
上から水が降ってきて、おまけにバケツが落ちてきた。
水浸しになった上をバケツが音を立てて転がった。
しかもただの水じゃない。
赤黒い色水―――・・・。
その色は血を連想させる。
結衣は思ったとおりすぎて吐き気さえもした。
赤黒い色水の中に・・・何か――・・・。
何かある。
用心してバケツでその物体を転がしてみる。

―――・・・い・・・芋虫・・・・!?

「ひっ・・・」
結衣は素っ頓狂な悲鳴を上げた。
芋虫なんて気味が悪い。
しかも一匹じゃない。
何匹もいる。
多分死んでいるだろう。
最高の朝は最悪な朝に変わった。
芋虫なんて触れるわけもなく、結衣は皇室を後にした。
やっぱ、無理なのかな。
私に立ち向かう勇気なんてあるのかな。
結衣は不安に思う。
気味悪い芋虫達と一緒にいれるわけもなく、結衣は図書室に向かう。
昨日の放課後からこれを準備してたんだ。
皆、馬鹿じゃん、一人のためにこんあ凝ったことするなんて、どんだけ構って欲しいの?
馬鹿な奴ら―――・・・。

やっぱ、ここがいいや――・・・。
荒れた学校に図書室を好む奴などおらず、図書室は結衣の一人部屋のようなものであった。
結衣は本をとった。
「戦」
戦――・・・。
今の私にぴったりだ。
結衣はそう思い込んだ。
その場に立ちながらも本のページを開いた。
目次には「戦――詩集――」。
結衣はもう一度表紙を見る。
戦の文字の下に小さく「詩集」と書いてある。
試しに1ページ捲る。

「私は何なのだろう。
 誰にも助けられず、誰も助けず。
 自分でさえも何がしたいか分からない。
 敵、敵、敵。
 敵しか見えない。
 とりあえず今は
 助け合う仲間を探そう」

少し眼が潤む。
自分にでも書けそうな詩なのに、単純に泣けた。
多分、悲しみの涙。
寂しくて。
これ以上泣きたくないから結衣は本を棚に戻した。
そろそろ人来たかな。
結衣は教室に戻る事にした。

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