大人オリジナル小説
- 私の居る場所。それは平和な世界であって、[オリキャラ募集]
- 日時: 2011/03/17 09:22
- 名前: 梅雨 ◆KTBwIqk/gs
やっぱ、学校行きたくない。
かといって行く先もない。
家に引き返せば熱湯が待ってる。
学校には冷水。
私は何?
何がしたいの?
「生きてる意味」なんてない。
私の周りに「助け合う仲間」なんていない。
敵、敵、敵。
私の居る場所はいじめや人種差別などない平和な世界なのであって、こんな場所ではない筈だ。
初めまして。
梅雨です!
この物語は「いじめ・虐待」要素ありありですw
あ、こちらへ来たからには複雑・ファジー小説の「紫陽花の咲く前に。」の方にも寄ってってはいかがです?((
オリキャラ募集します。
下↓用紙
★・。。・★オリキャラ★・。。・★
名前・(読み仮名)
性別・
容姿・
性格・
ありがとうございました
★・。。・★オリキャラ★・。。・★
脱字・誤字には気をつけますが見つけたら私・梅雨にご報告をお願いします。
感想もよろしくお願いしますm(_)m
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- Re: 私の居る場所。それは平和な世界であって、[オリキャラ募集] ( No.19 )
- 日時: 2011/03/22 15:31
- 名前: 梅雨 ◆KTBwIqk/gs
2
背中にかかる気持ち悪い声。
声の主はどうせさゆりだ。
ああ、苛立たしい。
コイツなんて死ねばいいのに。なんでこんな最悪の人間が私の母親なんだろう。
「五月蝿えっ!アタシの名前を気安く呼ぶんじゃねぇ糞婆ぁっ!!!」
結羅は怒鳴る。
が、その言葉は火に油。
「親に向かって何なの!その口の利き方はっ!!」
さゆりは手に持っていたコーヒーを結羅に向かって掻けようとする。
「うぜぇ」
そう一言言うと結羅は逃げた。
これ以上こんな所に住んでいたら結羅だけじゃない、結衣までもが狂ってしまう。
姉として、それだけは避けたかった。
「死ね!糞婆ぁ!!」
そう乱暴にいい残すと結羅はさゆりのパンプスをグシャッと踏んで家を出た。
玄関を蹴る。じんわりとした痛みがつま先に伝わる。
「まじふざけんじゃねぇ」
怒りの篭った口調だった。
かかとの潰れた青いスニーカーは何年か前に買ったものでボロボロだった。
高校を中退したのは2年のとき。
何もかもが嫌になって、誰にも相談せずに一人で決めた。
中退してからもう3年。
結羅は19歳になっていた。
久々の休日(アルバイトは休み)だっていうのに最悪だ。
高校時代の友達なんて皆アタシの事なんて忘れているんだろうなぁ・・・。
一人寂しさに浸っていると強い風が結羅を襲った。
パーカーとTシャツしか着てないせいかやけに寒い。
結羅はパーカーのフードを被った。
「ゆ・・・・結羅ちゃん・・・・・・・・?」
ふと昔聞いたっきりの声が聞こえた。
幻聴まで聞こえるほど寂しいのか、アタシは。
結羅は複雑な気持ちで立ち止まった。
「貴女・・・結羅ちゃんだよね・・・!?」
ま・・・まさか!
嘘だろ!?
が、嘘ではない。
深雪!?
「おまっ・・・!大村深雪か!?」
結羅は後ろも向かずに訊いた。
「そうだよ!深雪!覚えててくれたんだねっ!」
深雪らしい人物は後ろから抱きついた。
見るとやっぱり深雪だ。
深雪は巻いた髪を二つにして、赤いフレームの眼鏡をかけている。
まったく変わってなどいない。
結羅は夢かと思い、自分の頬を抓ってみた。
地味な痛みが伝わる。
夢じゃない。
「深雪!!・・・本物だよな!?」
結羅は意味の分からない発言を何度か繰り返した。
そのたびに深雪は「本物だよ」と丁寧に答えてくれた。
「あ、ごめん。アタシコンビニ行くんだった。一緒にくる?」
深雪は首を縦に振った。
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