大人オリジナル小説
- 自傷行為
- 日時: 2011/05/08 14:56
- 名前: しおり ◆az9yhMr9Fw
注意
これは自傷行為(リストカットやアームカットのこと)の話です
リストカッターの方、ほかにこの小説を読んでくれる方、
自傷行為に駆られるようならその場で読むのをやめてください
お願いします
※フィクションです(半分実話かもね←
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私はリストカッター
学校でもカッターは手放せない。
学校に行ってもつまらない。
ただ罵られ、蹴られ、殴られる。
だから私の体にはいつも傷が絶えない。
そしてそのストレスを自分の体で解消する、汚い自分に罰を与える。
そんな私の汚い物語
- Re: 自傷行為 ( No.9 )
- 日時: 2011/05/10 23:07
- 名前: しおり ◆az9yhMr9Fw
第二章/薄っぺらい友情02
私は、優菜にリスカの事を話す事に決めた。
優菜を見る。
「里香?どうしたの?」
優菜は不思議そうに私の顔を眺める。
私は決心して、口を開いた。
だけど、私の声はチャイムの音にかき消された。
「え?ごめん!聞こえなかった!もう一回おねがい!」
なんてタイミングの悪いチャイムなんだ…と心の中で文句を言う。
でも、こう失敗してしまうと悪い想像しかできない。
優菜が受け入れてくれなかったらどうする?
私には優菜しかいない。
友達を作れるような性格なんてものも持っていない。
どんどんと悪い想像が頭の中を駆け巡る。
「……やっぱりいいや!てか次体育だよ!急がなきゃね……」
私は愛想笑いをして優菜に言った。
優菜は私が愛想笑いしているのなんて気づかない。
「そうだった!遅れたら怒られちゃうよ!」
優菜は辺りを見回す。
私もつられて辺りを見た。
いつの間にか皆は教室から出ていて、教室には私と優菜しかいなかった。
私たちは急いで体育着に着替える。
「やばい……完璧遅刻じゃん……」
優菜は焦りながら私に言う。
そして、教室から駈け出した。
窓からグランドを見ると、もう皆集まっていて整列をしている。
「やばいやばい!里香どうしよう……」
優菜が私に話しかけたが、私は答える余裕もない。
優菜はそれに気が付き、私の方に向けていた顔を前に向ける。
そしてスピードを速めた。
廊下には、二人の足音と荒い息遣いが響き渡っていた。