大人オリジナル小説

うざい? はぁ?
日時: 2011/06/02 22:44
名前: ai

始めてです。

よろしくねがいします。




*自分自身いじめをしたこともされたこともないのですが……まぁ、嫌われてはいましたけど。

世の中の
もどかしさとかをどうにかしたくて、描こうと思いました。

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16



Re: うざい? はぁ? ( No.2 )
日時: 2011/06/24 02:50
名前: ai

第二話「揺れ始めた思いの欠片」




辛い言葉だった。
悪魔? 

でもまぁ、死ねよりはましだと思える自分が嫌だ。
これからどこに向かおう。

勢いで教室を飛び出したから……。



_その頃の教室では


「あいつマジでウゼェ」
「マジでさぁ。あいつ消えてくんねぇかな?」

「無理だろ? どうせあいつ粗大ゴミだし」
「だよね〜、チョーきもいんですけど」
「あはは、リサクルできないんだぁ」
「あいつがリサイクルとか。きめぇ、そんなもん使いたくねぇ俺」



皆は笑いながら彼女の事をけなしていた。
そんな中、さっき掴まれた腕の感触を確かめるように、一人の少年が自分の腕をさすっていた。

「あいつって、あんなに力強いんだ……」
「何いってん?」
「ア……? ん……。いや、何でもない」
「そっか」

ただ、手首をぶらぶらとさせていた少年は思った。

「(いってぇ……。あの悪魔め……)」
「てかお前さ、あいつに良く言ったな。悪魔って」
「まぁ。テキトー。思った事だけを俺は言っただけだ」
「ふぅん……。あいついつ戻ってくるんだろうな」

「もう来なくていいよ」



彼女がどう思っているのかすらも分からなくってないる自分の思考。
それが辛い。
弱い彼女に自分の辛さをいっぺんに当てて何故かすっきりする。

彼女を_犠牲にしてまで_

何時しか始まっていた、いじめ。
弱いものに自分の怒りをぶつける遊び。

そんな感覚だった。

弱弱しくして、おどおどしているあいつの態度が妙にむかついたからそんな事が始まっていた気がする。

何故俺はそんな事をしたのだろうか。


何であいつは逃げるんだろう。
立ち向かいもせずに。


まぁいいや。
あんな奴ムカつくし。

今度また来たらいじめてやろう。
追い詰めて追い詰めまくってやる。




そんな彼の様子に気がついた彼の友人。
彼の顔は笑っていた。

純粋な笑顔ではなくて、憎悪と悪に満ちた表情の笑顔
だった。

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大7000文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。