大人オリジナル小説

うざい? はぁ?
日時: 2011/06/02 22:44
名前: ai

始めてです。

よろしくねがいします。




*自分自身いじめをしたこともされたこともないのですが……まぁ、嫌われてはいましたけど。

世の中の
もどかしさとかをどうにかしたくて、描こうと思いました。

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Re: うざい? はぁ? ( No.1 )
日時: 2011/06/02 23:04
名前: ai

第一話 「彼女は教室の悪魔」

嗚呼……。
何で学校なんてものがあるんだろう。
特に親しい人もいない。ウザイ奴らばかり。

愛想振りまいて笑顔浮かべても、誰も自分に振り返ろうとしない。

女子は団体で集まって、みんながいないと何もできない。
やだやだやだ。

キャアキャアしてる全員が消えてほしかった。



_学校

ガララッ。

教室のドアを開けるとしんと静まり返った。

私はそんなにお前らにとって邪魔か?

私は思った。
だから嫌だ。
嫌いだ。

一歩踏み出すと、私の机には
目を向けたくなくなるほどの最低な文字の羅列が続いていた。

『死ね』『消えろ』『邪魔』『うざい』『クズ』

他にも色々書いてあった。
私が立ち止りそれを見ていると、一人の男子が口を開いた。

「みんながそう思ってんだってぇ。お前もう死ねば?」

最低で気持ちの悪い笑みを浮かべた。

わけわかんない。
どうして私の死をお前が決める。
_私は私で生きる_

そう思ってはいるけれど、だけど口にだせばからかわれるだけ。

死ねって言われたって私は死なない。



生きる。

そう思っていたら、先ほど笑っていた男子が私の髪の毛を掴んで引っ張った。

「ああ? なんとか言えよ、オイッ!!!」

_気持ち悪い_

なんで?
お前は暴力でしか人を従えさせられないんだ!

ウザイと私に言うくせいに!
嫌いと私に言うくせに!!!

どうして私にそれに対しての返答を求めるっ!!!

仕方なく私は言ってやった。

「嫌……。やめて」
「はははっ! 気持ちわりぃ。コイツ嫌だってよ!!」
「お前にそんな事言う資格ねぇよ!!」
「あははははははッ......」

他の奴らが笑う。
口を出す。

なんか言えといったのはお前だ。
資格がない? それはお前も同じだ。
何で笑う? 人が嫌がる姿を見て笑う? なんで面白がる?

ねぇ……、どうして私の声には気づいても答えてもくれないの?



みんなは親しい人がこんな状況なら助けるのにね。

親しいから。

仲がいいから。



馬鹿みたい。
アホみたい。

私は渦巻く気持ちを押さえられずに、私の髪の毛を掴んでいる男子の手を力強くつかんだ。

「痛っ……!!」

ぎりり。
骨がきしみそうだった。
そんな勢いで。

痛がる顔で、男子は私に言い放った。

「汚ねぇ……、手で……触んなっ!! このっ......!!」

次の言葉で私の手の力は一気に緩んだ。



_悪魔っ_




醜く憎悪でゆがんだ私の顔は、ゆるみ、完全に停止していた。



「あ……く……ま……?」


私はすかさずかばんを掴んで、教室から抜け出した。

聞こえてくるのは、後ろの教室からの雑音である笑い声と、其処に含まれる私の陰口。




『悪魔』




私は今日からあの地獄の教室の_悪魔_になった。

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