大人オリジナル小説
- 生贄ごっこ。
- 日時: 2011/07/28 10:32
- 名前: 蓮
どーもです(´・ω・`)
くりっくありがとうございます、
小説初挑戦者でございます…
あったかーい目で見たげて
くださると嬉しいです
もう暇で暇で禿げそうだってゆー方は
少しでもいいから覗いていって下さいwww
… Cast
山内 朱璃 YamauchiAkari ♀
浦 美咲 UraMisaki ♀
今津 歩 ImazuAyumu ♀
駿河 由莉乃 SurugaYurino ♀
… 第00話
いつからだろう。
いつからこんな地獄に変わってしまったんだろう。
「死ねよ、早く、死ね」
「お前なんて必要ない」
「ウザい消えろ気持ち悪い」
こんな言葉ばかり聞こえるようになった。
みんなみんな、冷めた目で私を見下す。
あの時、あの人の
あの一言で。
全てが変わった。
皆が変わった。
クラスが変わった―――――――――――――…
あなたなら、この逃れることの出来ない運命に
どう立ち向かうだろうか――――――――――――――??
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21
- Re: 生贄ごっこ。 ( No.6 )
- 日時: 2011/08/02 09:47
- 名前: 蓮
… 第02話
キーンコーンカーン・・・・・
休み時間の終わりを告げるチャイム。
「ん、じゃ戻るね」
「うんーばいばーい」
歩と私は席が遠いから・・・・。
私たちはそれぞれの席に着いた。
窓際の前から3番目という中途半端な私の席。
だけどこの席、私はわりと好きな方だ。
窓際は気持ちがいい。
先生はまだ来ていない、少しざわめいた教室の中で
私は冬の冷たい風を浴びていた。
あーLHRだるいなー寝よっかな・・・・。
なんて思いながら窓の外をぼーっと眺めていた。
ガラガラッ
その時
勢いよくドアが開いた。
「あーすまんすまん、遅れた遅れた」
今日も立派なハゲ具合ですね・・・藤田先生(通称:ハゲ田)。
ピカピカおでこをいっそう輝かせながら入って来た担任。
「せんせー今日って何すんの?」
クラスの男子がふざけて問いかける。
「んー今日はなあ・・・・実は・・・・転校生が来る!!」
先生がそう言った途端に皆が「えーーーっ!!」と言った。
もちろん、私も。
「マジでっ!?」 「どんなコだろーね!!」
「女だったらいいな〜」 「可愛いコ希望(笑)」
「超楽しみ!」 「わくわくするよねー」
色んな声が飛び交う。
トントンッ
後ろの席のコに肩をたたかれる。
「朱璃ちゃんっ一体どんなコだろおー?
楽しみだよねぇ(笑)」
私の後ろの席の駿河由莉乃ちゃんだ。
可愛い顔してるけど・・・皆からはよく
ぶりっコて言われてて、嫌いってコが多い。
私は別に普通だけどね。
「だよねー、男かな?女かな?」
「さあっ分かんないねえっ」
「はいはい、お前らうるせーぞー静かにしろ」
先生が言うと皆のざわめきが沈む。
「実はもう来てもらってるんだ。事情があって
朝のHRには間に合わなかったけどな・・・・
じゃあ、入って来てもらおうか」
そう先生が言った途端に、
ガラッと静かにドアが開いた。
皆の視線を感じてか、少し恥じらいながら
そのコは静かに口を開いた。
「浦美咲です、皆よろしくねっ」
「よっしゃああああああ!!!女だあああ!!!!」
ある男子が大声をあげると
皆が一斉に騒ぎ出した。
そのコは少し焦りながら可愛くぺこりとおじぎをした。
私の中の第一印象は『可愛い』だった。
ふわふわボブの少し明るめの髪に
くっきり二重の目、唇はぷるぷるしてる。
足も細いし、スタイル抜群だ。
そんな体系+美形の顔に少しうらめしさを感じながらも
このコは多分いいコだ!!と安心していた。
「席はなー・・んじゃ、1番後ろの・・・
今津の隣でいーだろ!!」
歩の隣っ!?
かなり凄いコンビだなあ・・・。
サバサバ系女子とフワフワ系女子。
上手くやれるのかな?
歩の方を見ると
すっごい嫌そうな顔をしてた。
なんでだろう・・・・・。
やっぱ歩こうゆ女子無理なのかな??
そそくさと歩の隣の席に座る浦さん。
皆浦さんに釘付けだ。
「はいはい!んじゃ仲良くするよーにな!
えっとーんじゃ次に冬の恒例山の上りの計画をー・・・・
_______________________________________________________________
キーンコーンカーン・・・・・・
長かったLHRもあっという間に終わり、
皆一息ついたいつもの休み時間のように騒ぎ始めた。
浦さんは1人で本を読んでいる。
あ、なんだ、皆浦さんの席にうわーって
行くのかなって思ってたのに・・・・・
そんなしょーもない事を思いながら私は歩の席に向かう。
「歩っあの・・・「ちょ、こっち来て」
私の言葉をさえ切り、歩は私の腕をひっぱった。
私たちの行く先は、廊下だ。
「え、ちょ、どしたの歩」
「んーちょっと言いたい事あって」
歩の表情は険しい。
「え、何??歩からそんなん怖いんだけど」
「いや、あんたのことじゃないよ」
「何??なんのこと?」
「あいつ、浦美咲のこと」
鋭い目を光らせて、歩は転校生の名を口に出した。
「あいつに・・・・・・関わんない方がいい」
あの時、なんで歩の言葉を信じなかったんだろう。
信じてたら、もし信じてたら
今とは違う未来があったのかな___________________________??
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21