大人オリジナル小説
- 涙のカケラ
- 日時: 2012/06/04 16:12
- 名前: 侑李@優しい子コメくだちぃ♪
゚*。(o'∀')b。*゚こんにちは♪
また小説書くのかコイツー才能ねえのになぁ。
ハイ!知ってますwでも書くのです!
あと荒らしやめてください!
荒らされると引きこもりますよ←
それではイジメとか初めてなので下手かもしれないですが見てください!
「学園王子と普通の女子高生」もよろしくです♪
※もしコメくれる優しい人はタメでお願いします☆
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- Re: 涙のカケラ ( No.4 )
- 日時: 2012/06/08 19:07
- 名前: 侑李@優しい子コメくだちぃ♪
「ウフフ…」
「ひなた最高じゃぁん♪」
「アハハッ!でもさ花奈にとっては最悪だろぉね〜」
「てかそれ狙ってんだしぃ〜」
「ひなためっちゃ怖え〜ぎゃはは!」
ッー…。
もう死にたいよ…。
こんな最低な人がいるこの地球に生きてるなんて耐えられない…。
「…死にたい」
思わず口に出してしまった。
ヤバい…かも?
「へぇ〜死にたいの?いいわよ〜殺してあげる♪」
「ッ…嫌…だ…」
「何?親切なんだけどぉ?」
「…それは…確かに死にたいって…言ったけど…」
「んじゃあいいじゃん♪スグに終わるって!」
そう言って春芽さんが取り出したのは…。
――薬だった。
「これ…飲むだけで『ラク』になるよ♪」
どうする…?
飲む?
飲めば『ラク』になるんだよ…。
一発で死ねるんだよ…?
飲めば苦しむことはないよ…。
アタシが死んでも誰も悲しむ人はいないから…。
いいよね…?
…ドクンッ
「さぁ…早く」
スッー
手を出した時だった。
ジリリリリリッー
え?何?
防災ベル?
「やばッ!」
「ハイ!薬あげる!」
グイッー
「えぇ!」
タタタッー
嘘…!
置いてかれた。
アタシは防災ベルの鳴り響く小さな体育館倉庫の隅に立ち尽くしていた。
「誰か居るのッ?」
その声と同時にドアが勢いよく開いた。
「…あ…」
「…?」
アタシはとっさに近くにあった跳び箱の隙間に隠れた。
「誰か居るの?」
ガタンッー
やばッ…ー。
「…出てきなさい!」
ビクッー
「…すみません…」
アタシは目に涙を今にも溢れ出しそうなくらい溜めていた…。
ただただアタシは呪文のようにこう言い続けた…。
『ごめんなさい』や『すみません』をずっと…。
「…!なあにそれは?」
あ…忘れてた。
春芽さんに貰った薬の存在を…。
「なんでも…ないで…す…」
ジロッー
ビクッ
先生に鋭い目つきで睨まれた。
「…うぅー…ごめんな…さ…い」
「…ハァッ…保健室行きなさい。話しを聞くわ…」
話し?
ホントのことなんて言えないよ…。
「いいです!もう…!ほっといて下さい!」
「あ!ちょっと!?花奈さん?」
ダッ…
「…はぁッ…はぁッ…」
アタシは薬を強く握りしめて走り続けた。
「ここ…どこ?」
気づくと森の奥深くに来ていた。
ガサッー
「きゃぁ!」
薄暗い森…。
どうしたらいいの…?
考えたら急に不安になってきた。
「もう…嫌…」
薬を目の前に持ってきて見つめた。
「死のうかな…」
小さく誰にも聞こえない声で呟いた。
でも…もしもあの非常ベルが鳴ったのが偶然じゃなくて誰かが気づいて鳴らしてくれたとしたらー…?
変な期待がこみ上げてきた。
その時だったー…。
「花奈さん!」
え…?
誰かがアタシを呼んだ。
「誰…ですか?」
「あ…愛莉です。如月愛莉…」
「あ…」
同じクラスの一番の美人の子だ。
「どうしてここに…?」
「あ…非常ベル鳴らして助けようとしたらタイミング失敗しちゃって…ごめんなさいって言いたくて追ってたの…。あの…ホントにごめんね?」
あ…アタシ1人じゃなかった…。
ちゃんと心配してくれた…。
「ッ…うぅ〜…」
「花奈さん!?」
「ごめんね…。あたし…嬉しくて…」
「1人じゃ無いよ…?だからもう少し頑張って生きてみよ…?」
「うん…!うん…ありがとう…」
「うん…」
それから如月さんと学校に戻った。
少しだけ生きる希望をみつけたアタシだった…−。
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