大人オリジナル小説

毒林檎と人間。
日時: 2013/01/08 23:42
名前: りむ



■挨拶

クリック有り難う御座います!別館初心者の者です。今回、( いやマジで ) 掲載させて頂くのは、「虐め」や「リストカット」或いは「ストーカー」なんて言った問題を題材にしていこうと思います。
(いやマジで)社会問題系は初投稿なんで頑張りますよ、更新停滞しないように。

■注意とか
荒し中傷は止めてください。泣きます。え、ああハイ。引かないでッ ((
更新は亀と100m走したら余裕で敗北するペースなのかも。
文才という神の器は手に入っていない。ココ重要。ああ欲しいな、文才。

■お客様

コメント大歓迎です。うぬ(`・ω・´)

■目次
 第一章@毒林檎と私。
………Page1 




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Re: 毒林檎と人間。 ( No.4 )
日時: 2012/11/08 21:45
名前: りむ



『林檎っ! やばいよ、色々と』

ヘッドフォンの向こうから、叶の声が聞こえてきた。かなり慌てた様子だ。
私、紅 林檎は、親友の桜樹 叶と共に【ストーカー狩り】と呼ばれる手法の金儲けをしている。
【ストーカー狩り】は、依頼主が悩みに悩まされているストーカーを私たちで捕まえてお金を貰うという危険な仕事だ。
しかし、私たちがこれをやっているのには訳があるのだ。

「何? もしかして、奴に気付かれちゃった? 」

私は小声でヘッドフォンの向こうの叶に話し掛けた。
今日の仕事は簡単なものだった。「依頼主に付き添い、ストーカーを寄せ付けないようにしてほしい」というだけ。そして報酬は10万。こんなのでそんなに貰ってしまっていいのだろうか。

叶が慌てた声で状況を素早く説明した。どうやら、以上事態のようだ。

『本命の方に、気付かれちゃった・・・・・・みたい』

頭の中が一瞬、消し去られたかのように真っ白になった。
本命に気付かれた? どういうことだ。私のプランは完璧だったはずなのに。
私は大きく息を吸い込んで、怒鳴り散らすように叶に怒りを露にした。

「ふざけんな!! あたしがどーゆー危険な目に合いながらアンタを守ってやってるかも知んない癖に、阿呆抜かすんじゃねぇ!! 」

キーーーーン、と電子音に紛れて響いた私の声は、自分でも失笑してしまうような怒声だった。
叶は暫く経ってから、小さく一言呟いた。

『ごめんなさい』

本命、とは叶のストーカーの事だ。元々ストーカー狩りは、叶を助ける為に始めたモノだ。しかし段々とエスカレートしてきた為に、今は誰しもが頼ってくる万屋になってしまった。

とはいえ、原因はきっと叶の容姿なのだろう。あんな綺麗な黒髪をなびかせるスタイル抜群、運動OK、勉強OKならば、誰しも魅力的に思うだろう。

正直それのせいで、あまり私も側にはいたくない。

「ごめんじゃねぇよ。で、どう? いなくなった? 」
『うん。ビックリしてコンビニに行ったよ』

良かった、と私は安堵の息を溢した。
下手したら、叶の命が危なかったから。

「そっか、良かった」
『あのね、林檎』
「ん? 何」

叶はフフッと笑った後、恥ずかしそうに小さく言った。

『ありがとう』

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