大人オリジナル小説

毒林檎と人間。
日時: 2013/01/08 23:42
名前: りむ



■挨拶

クリック有り難う御座います!別館初心者の者です。今回、( いやマジで ) 掲載させて頂くのは、「虐め」や「リストカット」或いは「ストーカー」なんて言った問題を題材にしていこうと思います。
(いやマジで)社会問題系は初投稿なんで頑張りますよ、更新停滞しないように。

■注意とか
荒し中傷は止めてください。泣きます。え、ああハイ。引かないでッ ((
更新は亀と100m走したら余裕で敗北するペースなのかも。
文才という神の器は手に入っていない。ココ重要。ああ欲しいな、文才。

■お客様

コメント大歓迎です。うぬ(`・ω・´)

■目次
 第一章@毒林檎と私。
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毒林檎と私。 ( No.1 )
日時: 2012/10/18 21:47
名前: りむ




「叶……? どうしたの? 」

当時の私は、何も知らなかった。
夕暮れ時の教室に、茜色の眩しい光りが差し込んでいる。その一角で、私の親友は小さく背中を丸め、弱々しく座っていた。
諏訪ノ森 叶。私の親友でした。
寂し気なその背中に違和感を感じた私は、涼しい風が吹く窓辺にいる叶へと近寄った。
声を掛けてもまるで反応がない。

「叶! ね、ぇ………? 」

私は叶の肩に手を置き、揺さぶった。
その度に、黒々と輝く綺麗な髪が、前後左右へ自由になびく。


「叶……」


だらん、と体に力が入っていない。唇が真っ青だ。床が赤黒い。目が閉じたままだ。

手首が………切れている。

死んじゃう? 死ぬの? ねえ、叶。
答えてよ。 ねえ………。

意識が朦朧ちしてきた。
貧血を起こした時に見る、白々とした現実味のない駒送りの映像が、やけに長い間私の脳に送られる。






【女子中学生、自殺未遂】
9月25日未明、都内の某中学校の女子生徒が、手首を切り自殺を図ろうとした。女子生徒の横には、もう一人生徒が倒れており、病院に運ばれたが未だ意識が戻っていない。
自殺は未遂と終わったが、校長と担任教師は会見で、「然るべき処置を取る。」と謝罪し、保護者は「当然の責任だ。」と反発の意を示した。














今朝の朝刊。コーヒーをすすりながら目を通した。
実にどうでもいい事件だ。いや、事故……なのかな。
インスタントだからだろうか。安っぽい味が口に残る。実に不快だ。何もかも。



「自殺なんて、アホらしい」


私は学校へと出発した。

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