大人オリジナル小説
- いじめなんて
- 日時: 2013/03/21 08:40
- 名前: りるれ
初めまして。
まず、読む前に注意事項を読んでください。
注意事項
1 この小説は短編集です。
2 荒らしお断りです。
では、始まります。
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- Re: いじめなんて ( No.12 )
- 日時: 2013/05/29 18:45
- 名前: りるれ
第2章 味方はいない
梨緒奈「いってきまーす!」
私は三上梨緒奈、高校1年生、クラスは1年D組。
私はごく普通の高校で過ごしている…ただし…。
梨緒奈「おっはよー♪」
朱理「おはよ…。」
この子は私の親友、井上朱理(あかり)。
実は元気がないのは、いじめを受けているからだった。
きっかけは1ヶ月前の事、朱理が担任の片井先生にあることをチクった事から始まった。
朱理「片井先生、町田さん達のグループが、髪染めるのは禁止なのに、学校のトイレで髪染めてました。」
町田とは町田未夢夏の事、今朱理をいじめているいじめのリーダーである。
未夢夏「信じらんない!井上の奴、片井にチクりやがって!」
弓美「最悪じゃない?何正当ぶってんだよ!」
千佐「これからあいつシカトしない?」
未夢夏には島村弓美、飯山千佐、2人の友人がいた。
そして、私のもう1人の親友、田中千草から、衝撃的な言葉が…。
梨緒奈「あ、千草!」
(バン!)
朱理「千草ちゃん…。」
(ドンッ!!)
朱理「きゃあ!!」
千草「サイッテー、チクるとかキモいんだよ、この低能女。」
梨緒奈「ちょっと…朱理は悪くないでしょ…?」
千草「朱理ウザい、死ね。」
そして翌日から、朱理に対するいじめが始まった…。
(ガラガラ…。)
(パシャパシャパシャ!)
千佐「チクリ女の登場〜♪」
弓美「よく人前に来れるよね〜(笑)」
千草「チョーキモいんですけど〜!」
朱理「…。」
梨緒奈以外全員「ギャハハハ!」
堅太「よおチクリ屋さん!」
悠哉「正当ぶっちゃって〜!」
そう…朱理は私を除くほぼ全てのクラスメートからいじめられているのだ。
いじめて無い者も、見て見ぬふり、見向きもしない…。
朱理にとってこのクラスに味方は私以外いない。
いるのは敵や悪魔だけ。
私にはよくわからない。
なぜ朱理をいじめるの?
朱理は何も悪くないのに。
罪の無い子なのに。
私はどうしたらいいのか全くわからなかった。
でも私は決めたんだ。
私1人でも朱理をいじめから救ってあげたいと。
そして時を今に戻し、掃除の時間…。
梨緒奈「朱理、掃除行こ。」
朱理「うん。」
千佐「おやおやおや?」
未夢夏「何やってんの?あんたが一番のゴミなのに。」
千草「あんた汚ねえからあたし達がキレイにしてあげる〜!」
(バシャーン!!)
朱理「きゃっ!!」
梨緒奈「(ひどい…。)」
未夢夏「梨緒奈もやってみよ〜よ〜♪」
朱理「…!」
梨緒奈「朱理、行こう。」
朱理「うん。」
私にはこのくらいしかできなかった。
やめてと言いたい、でも、もしかしたら今度は私が…。
朱理も裏切るかも…。
なかなか口には出せない私がみじめだと感じた。
梨緒奈「朱理、なんかごめんね。」
朱理「いいよ、うち梨緒奈が裏切らなかっただけでも嬉しかったから。」
梨緒奈「私…いじめ止めてあげるから!」
朱理「ホントに?うち梨緒奈と親友で良かった!」
・
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・
千佐「ねえ、マジ最低だよねー、井上朱理って。」
千草「ね、いるだけでウザくない?」
未夢夏「てかさ、ウザすぎて逆に慣れたって感じしたりして(笑)」
弓美「それ言えるわ(笑)」
〜続く〜
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