大人オリジナル小説
- 虐め復讐代行屋
- 日時: 2013/03/21 18:37
- 名前: 小夜子 ◆TnvMAK6A4.
はじめまして小夜子と申します
私の書く、虐め復讐代行屋は名前の通り、
虐めと復讐が主な内容です
それらの内容が苦手な方はお気をつけ下さい
それでは、不規則な更新になりますが、
よろしくお願いしますm(_ _)m
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- Re: 虐め復讐代行屋 ( No.4 )
- 日時: 2013/03/22 23:13
- 名前: 小夜子 ◆TnvMAK6A4.
〜旭視点〜
クラスの前のドアで、担任に待つように指示をされた。
……すでに担任の名前を忘れた。
まぁ、桜花に聞けば良いや。実際、俺には必要のない情報だし。
そんな事を考えてると、クラスに入るようにと言われた。
クラスに入り、お決まりの自己紹介。
「椿桜花といいます。よろしくお願いします。」
「鈴野天音です。仲良くして頂戴ね。」
桜花と天音がそれぞれ自己紹介を始めた。
華奢で少し幼い顔立ちの可愛らしい桜花。
スタイルが良く大人っぽい天音。
タイプの違う美人二人を見て、男子生徒達が騒ぐ。
そんな男子生徒達に苦笑いしながら、俺も自己紹介する。
「七瀬旭。よろしく。」
微笑みを浮かべながら言うと、女子生徒たちがやや騒ぐ。
おいおい。俺でそんな反応か?
陸斗や英寿が来たらどうなるんかな……?
男子生徒も、葉月もなかなかの美人だから今騒ぎすぎないほうがいいぞ。
「静かに!…席は……そうだな、椿は橋野の隣に座りなさい。」
「えー!?」
「椿さんかわいそー!」
今度は違うさっきとは違う悲鳴。うるさいクラスだ。
「静にしろ!全く……鈴野は駒野。七瀬は相川の隣だ。」
俺たちは素直に返事をして席に向かう。
視線だけを、椿の隣の橋野美優の机をみる。
落書きだらけのボロボロ。
これが被害者、橋野美優か。
二つに緩く編んだ髪。節目がちの瞳。腕に巻かれた包帯。
どっからどう見ても虐め被害者だ。
そして俺の隣は駒野。確か下の名前は純……だったかな。
被害者である橋野とは親しかったらしい。
情報を出さないといけないな……
「よろしく七瀬。俺は駒野だ。」
「ああ、よろしく」
人なつっこい笑みを浮かべて俺は答える。
すると、急に生徒たちが集まり始めた。
俺は慌てて、
「あれ……あの、授業は?」
「ああ、転校生も来るし先生たち、会議あるらしい。」
駒野が答える。
「そっ、そうか……」
「七瀬くん!前の学校はどこだったの?」
「彼女いた!?」
「部活はどうするの!?」
困って他の二人を見る。……が、同じ状況の二人を見ると
助けを求められなかった………あれ?
天音の隣……いない?
確か隣の生徒は……
「ちょっとぉ、旭くん困っているよぅ?」
「あっ!姫華ちゃん!」
相川姫華…………
今回のターゲットの……虐めの主犯格。
香水臭い…………
「旭くぅん、私ぃ、相川姫華っていうのぉ。よろしくねぇ。」
「………よろしく……」
何だよ……この化粧お化け。
マツゲバサバサだし、目はパンダみたいだし…
何より香水つけすぎだろ!鼻が曲がる!
「姫華ちゃんはね、このクラスのアイドルだよ!」
「やぁだぁ〜!も〜」
女子生徒の一人の言葉に、大げさに反応する姫華。
嘘だろ………このお化けが……?
……てか、気持ち悪い……
ただ、俺には大切な任務がある。
俺は前にいる化粧の濃い女を見る。
この女と接触し、情報を引き出すこと………
心が折れそう……
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