大人オリジナル小説
- 貴方が笑って、私は。
- 日時: 2013/10/09 19:12
- 名前: 桜
初めましての方が多いと思います。
桜です。
今回も私の小説を読む注意点です。
・誤字脱字が多いです。
・文才、文章力は皆無です。
・更新遅いです。
・登場人物紹介はありません。
・登場人物の口調がよく変わります。
・起承転結はありません。
・完結するか分かりません。
・社会問題系から外れてしまうかもしれません。
そんな小説で良いのなら、そのまま下へお願いします。
無理でしたら、小説一覧へ。
荒らし等はお止め下さい。
それでは、始めます。
―お客様―
哀歌様
恵美様
ありがとうございます。
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- Re: 貴方が笑って、私は。 ( No.12 )
- 日時: 2013/10/08 21:38
- 名前: 桜 ◆k7.5lqH5Sc
―2章―日常
日常:いつものように繰り返す毎日。
いつも同じ。いつも同じ。
いつも、いつも。
いつも、私を傷つける。
――――――――――笑顔なんて要らない。
嘘だよ。
四月の中旬。桜も散ってきた。
友情は散ることもなく、クラスは全体的に仲良くなってきた。
「おはよー」
私が教室に入り挨拶をすると皆返してくれる。
普通だけど、幸せ。ほんの小さな幸せ。
「ねー、部活どうするっ?」
挨拶もそこそこに舞依が話題を作った。
羨ましいな、話題作りが上手で。私には何もないのに。
「んー、うちは吹奏楽かな?この学校、強いし」
「私も吹部!」
決まっている人もいれば決まってない人もいる。
「来週から仮入部が始まるから楽しみだね!」
そんなことを話していると鐘が鳴った。
皆慌ただしく自分の席に戻っていく。別に、まだ担任はこないのに。
私も合わせて慌ただしく席に戻った。
鐘が鳴って数分後、担任が来た。
いつもと変わらない。計っているのではないかと思う程正確。
「えー、来週から仮入部が始まります。入りたい部活を考えておいて下さいね。それと、三週間後ぐらいに自然教室があるんで、今日の六時間目に係分けをします。では、授業頑張って下さいね」
早口にそう言うと教室を出て行った。
いつもと同じ。何かに追われているかのよう。
「自然教室かー、楽しみだねー」
前の席の杏菜が体の向きを私に向けて、笑顔で言った。
「うん、楽しみ!部屋は誰と同じかなー」
“いつも”と変わらない。
楽しそう、面白そう。そんなことばかり。
空気を読んで、出しゃばりすぎないようにして。
笑顔を作って。自分を殺して。
傷つき、笑う。ピエロじゃないか。
『杏菜きもい』
『同感!鈍いしねー』
『だよねだよね。皆嫌ってるよね!』
ごめんね。友達なのに。
何かが壊れてきた。
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