大人オリジナル小説
- 十五日間
- 日時: 2013/08/16 21:58
- 名前: 名無し ◆3xC21ApAi2
- 参照: どうも 雑談掲示板でお世話になっております
この小説のジャンルはバイオレンスホラーです。幽霊とかは特に出てきません・・・。というより、幽霊よりも気が狂った者の方が怖いと思いますがね。
13歳の中学1年でしかも小説とか初めてなので下手です。御了承下さい
物語は…もう読んでいればその内分かると思います。
※というわけで出来れば1日目から読んでください
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- Re: 十五日間 ( No.4 )
- 日時: 2013/08/18 20:20
- 名前: 名無し ◆3xC21ApAi2
第四日目(八月十四日 夢)
1時11分11秒、零杜はまだ呆けていた。あの夢が気にかかって・・・。
今日も夢を見たのだ。それも昨日と全く同じ内容。零杜が見知らぬ部屋に立っており、その後バスルームに入り、赤い染みを見つける。その途端後ろから頼之が来、後ろを見るように命じられる。零杜は死体を見つけ、逃げる。玄関のドアを開けると頼之が立っていて、”あの言葉”を呟いた。
「二人目のお客さんは君か」
そしてナイフを振りかざして来た。零杜が叫んだその瞬間、夢から覚めた。
零杜「二人目のお客さん・・・お客さん・・・お客」
あまりにも生々しい夢だったので零杜は暫くの間少々精神的ショックを受けていた。
―なぜこんな夢を?そしてなぜ出てくるのが頼之なのだ?・・・・・・
考えるだけ無駄だと思い、零杜はまた寝ることにした。
なかなか寝付けなかったが、疲れ果てた零杜はいつのまにか眠りに就いていた・・・。
・・・また夢だ。此処はどこなんだ・・・・・?
部屋全体が真っ赤。壁と床と裸電球があるだけで、他の家具は置いていない殺風景な部屋だった。
近くにデジタル時計が置いてある。見ると、
「44時44分44秒」
零杜「は?」
時計はその時間を表示したまま動こうとしない。
44時44分44秒・・・死死死死死死?
零杜「まっさか」
笑って過ごしてはみたものの、やはり不安だ。このような時間表示はあり得るのか?少し考えてみた。
24時が午前0時。それを辿ると・・・。
44時は午後20時。つまりこれは20時44分44秒という事か・・・・?
恐怖のあまり、意味もない事を考えている零杜。そこに誰かの声がした。
「おいおい時計を眺めても何も変わりはしねぇぞ」
零杜「東・・・・・頼之」
またあいつだ。またあいつの声が聞こえてきた。もう何なんだ。
零杜「あぁぁぁ!!なんなんだよ全くよ!!!!!!」
ついに怒りを抱いた零杜は後ろを振り向いた。すると、
頼之「あーあ、ついにキレちゃったか。無理も無いよな。とにかくお前は足手纏いだから殺してやるよ」
そう言った途端、頼之はおもむろにチェーンソーを取った。
チェーンソーのスイッチが入る。音は段々と迫ってくる・・・
零杜「な・・・頼之」
頼之「じゃぁな」
チェーンソーが頭の上まで来る。室内に鳴り響くチェーンソーの音。
零杜の影に恐怖の影が重なり合う。
零杜「やめろ・・・やめてくれええええええええええええええええ!!!!!!!!!!」
気がつくと朝を迎えていた。零杜の体は汗まみれであった。
また不気味な夢を見てしまった。それも登場する人物は頼之・・・。
零杜「東頼之・・・どうして」
まさか・・・斉藤弘樹が危ない!
零杜は真っ先に弘樹の家へ向かった。
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