大人オリジナル小説
- 十五日間
- 日時: 2013/08/16 21:58
- 名前: 名無し ◆3xC21ApAi2
- 参照: どうも 雑談掲示板でお世話になっております
この小説のジャンルはバイオレンスホラーです。幽霊とかは特に出てきません・・・。というより、幽霊よりも気が狂った者の方が怖いと思いますがね。
13歳の中学1年でしかも小説とか初めてなので下手です。御了承下さい
物語は…もう読んでいればその内分かると思います。
※というわけで出来れば1日目から読んでください
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- Re: 十五日間 ( No.3 )
- 日時: 2013/09/12 20:59
- 名前: 名無し ◆3xC21ApAi2
第三日目(八月十三日)
0時08分00秒。なぜ目を覚ましたか自分でもよく分からない。ただなんとなく・・・。
しかし何かおかしい。ここは・・・何処だ?
見覚えの無い部屋。置いてある椅子やテーブルが自分の家のものとは違う。カーテンの色も異なる。
「なんだ?此処は何処だ・・・?」
少し歩いてみる事にする。自分以外に誰も居る気配がない・・・。
「うぅ、薄気味悪い」
見知らぬ室内を彷徨い続け、気が付くと零杜はバスルームと思しき部屋へ辿り着いていた。中を覗いてみた。
タイル張りのバスルーム。だがおかしい・・・。
バスタブ周辺のタイルだけが赤く染まっている。
もしや・・・。
思い切って零杜はバスルーム内へ入った。
零杜はこの時死体があるのではないかと思ってバスルーム内へ入った。
そこには・・・・・・・・・
「何だよ・・・全く」
死体の姿は無かった。
だとしたらこの赤い染みは何だ・・・・?
その途端、後ろで声がした。咄嗟に振り向くとそこには人影があった。
男と思わしきその人影。暗くてよく見えない・・・。
外から白い月が室内を照らしており、バスルームの姿は鮮明に見えたが、その人影の顔はよく見えなかった。
「・・・誰だ」
おそるおそる訊いてみる。するとその男は
「君の友達さ」
そういってバスルームの中までにじり寄って来た。
「・・・頼之?」
その声は確かに頼之であった。
男の姿は段々と顔も鮮明になってくる。
零杜「・・・・頼之」
その顔は完全に頼之であった。
すると頼之はこう言った。
「おい、後ろを見てみろよ」
おそるおそる後ろを見るとそこには変わり果てた死体がバスタブの中に入っていた。
よく見ると、死体の人物は斉藤弘樹であった。顔はまるでトマトが砕け散ったかのようにグチャグチャで、大量の血が当たりに飛び散っている。
「うわああああああああああああああああああ!!!!!!」
零杜は叫びながら逃げ出した。
さっきまでは無かった筈の死体。あの赤い染みの正体は弘樹の血だったのか・・・?
必死に逃げ回ったが、室内は暗くて障害物がよく見えない。すると突然証明が点いた。
途端に目の前にドアが現れた。
零杜はドアノブを回した。
「くそっ、何で開かないんだよ!!」
すると内鍵が掛かっている事に気づく。零杜は内鍵を急いでまわし、ドアを開いた。
「二人目のお客さんは君か」
ドアを開けた目の前には頼之が立っていた。その手にはナイフ・・・。
「うおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
狂ったようにナイフを振りかざしてくる頼之。その形相は鬼の様であった。
「やめろ!!!!!!」
叫んだ零杜はそこで目を覚ました。見ると元の零杜の部屋に戻っている。
唖然とする零杜。さっきのは夢だったのか・・・・?
しかし気味が悪い夢である。頼之が自分に向かってナイフを振りかざし、半狂乱で襲ってきた。そして頼之の”あの言葉”が気になっていた。
「二人目のお客さんは君か」
二人目の・・・お客さん?
まさか・・・
一人目のお客さんは斉藤弘樹で、それを殺したのは頼之。そして次は・・・自分。
鳥肌が立ってくる。時計を見ると午前1時14分。あれから1時間程過ぎている。
「なんだよ・・・厭な夢見ちまったなぁ」
今夜はなかなか眠りに就けなかった。
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