大人オリジナル小説
- 【オリキャラ】自傷少女と愛情表現。【募集中】
- 日時: 2014/02/22 13:34
- 名前: 妖夢
私は玩具に手を差し伸べた。
私の手を掴もうとした瞬間、私は素早くその手を引っ込めて自慢のロングストレートをはらった。
案の定、派手にこけている玩具の手を掴むと、グイッと引っ張った。
「最近、冬月さんの様子がおかしいようだけど。本人は自分を玩具と言っているわ」
先生がじっくり私達の顔を見渡す。
愛情表現をしていない人も、してる人も、緊張で固まる。
私を除いては…ね。
「・・・また貴方達なの?」
「さあ、どうでしょう?先生だって私の財力が怖くなることでしょうね」
「何が言いたいの、蝶乃さん」
「そうですね。簡単にまとめれば、これはいじめではないということです」
そう言った瞬間、冷たい目でこっちを睨む玩具と、意味がわからないと言った顔で見る先生の顔。
私のアイスブルーの瞳が、玩具を捉えると、玩具は唇を噛み締めた。
「よくお聞きなさいな。これはいじめではなく、教育と愛情表現なんですよ」
【目次】
>>0…プロローグ
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- Re: 【オリキャラ】自傷少女と愛情表現。【募集中】 ( No.6 )
- 日時: 2014/02/22 19:22
- 名前: 妖夢
雫のことで精一杯なんて、真っ赤な嘘よ。
・・・でも、気づかないふりをしておこう。
櫂、貴方が復讐劇を作ったのだから____。
第四話『裏切り者には・・・』sideビアンカ
バッシャーンッ
音を立てて水を被る。スカートや髪から雫がポタポタと落ちて、体が冷えていく。
ああ、また始まったわ。私へのいじめが。
「ビアンカ!」
何時も駆け寄ってきてくれるひぃくん。
でも、今日は見えるはずの櫂の姿が見えない。
いつもなら二人で助けにきてくれるのに。
「ひぃくん・・・櫂は?」
「櫂は・・・」
言いにくそうな顔をして廊下を見る。
開いた窓から吹く風に目を閉じて私に見向きもしない。
いつも、あんな風にしてる時、音を聞きつけたらひぃくんより早く来てくれるのに。
櫂は、私の幼馴染で___ひぃくんより大好きなのに。
我儘だって聞いてくれて嬉しかったよ。でも、そんな櫂が裏切るなんて。
あーあ、計算外だった。まさか、本当に『約束』を忘れるなんて。
ねぇ、櫂?
私を裏切るのがいけないの。
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