大人オリジナル小説
- 明日のないボクら
- 日時: 2014/04/23 12:52
- 名前: 46猫
明日のないボクら を書かせて貰います、46猫です!
初めてこういうの書きますが・・・
よろしく!
- Re: 明日のないボクら ( No.10 )
- 日時: 2014/05/02 16:18
- 名前: 46猫
「だ、誰って・・・」
「ちょ、未来、忘れたの?」
「忘れたって・・・ 舞もわかるの?」
「そりゃしそうだよ、あたしたちにとっては、施設の友達だよ」
友達・・・
友達って何?
そんな言葉が出てきた。
確かに友達って何だろう。
「友達って?」
「と、友達は友達だよ!」
「ほら、施設でよく遊んだじゃないか。」
前の施設だ。
覚えていないな。
「ご、ごめん覚えてない。」
「ま、仕方ないよね、背も伸びたし。」
「でさあ、成瀬。何でここに?」
「病気。心臓が弱いんだ。いつ死ぬかわからないけど。」
「ここにいる人全員いつ死ぬかわからないね」
「あれ、一緒なの?」
「うん、でね、夢も最近死んだんだ・・・」
「死んだ・・・?」
空気が重たくなった。
「な、何で・・・」
「がんだった。」
「うそだろ・・・」
「仕方なかったよ。だってあたしたちはここでもらうしかなかった。お金もないのに治療できるわけないじゃない。ま、ちょっとはしてもらったけど。」
はあ とため息をつく。
そうだった。
ボクらは・・・
一人ぼっちなんだ。
親もいなかったんだ。
いるのは仲間だけなんだ。
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