大人オリジナル小説
- 明日のないボクら
- 日時: 2014/04/23 12:52
- 名前: 46猫
明日のないボクら を書かせて貰います、46猫です!
初めてこういうの書きますが・・・
よろしく!
- Re: 明日のないボクら ( No.4 )
- 日時: 2014/04/29 13:49
- 名前: 46猫
翌朝も死ななかった。
もがきもしないし苦しくもない。
大きなため息がつく。
昨日は新人:希の夢をかなえるためにパソコンで世界を調べまくった。
いろんな世界が出てきて、喜んでたけど、別に。
「ふう、いつになったら死ねるんだろうな。」
「未来さんの夢は死ぬことですか。」
「はい?」
後ろを振り向くと、希だ。
「死ぬことが未来さんの夢?」
「まあね、希以外みんなこれなんだ。」
「なぜですか・・・」
「はは、聞かないほうがいいよ。」
笑って見せたが
ぱっちーん
平手返しだ。
これが世に言う「ビンタ」なのか・・・?
「死ぬなんて言葉言わないでください!」
「え・・・」
何でそんなこと言われなければいけないの?
何で気持ちもわからないのに言わなければいけないの?
いろんな言葉が脳裏を渦まくる。
なのに、言葉に出せないんだ。
「ご、ごめんなさい・・・」
「い、いや・・・・」
「でも、いつ死ぬかわからない私たち。
ですが、夢は持たないと!
昔おばあちゃんが言ってくれました。
死ぬことだけがすべてではないと・・・」
その言葉を聴いた瞬間頬につめたいものが流れ落ちた。
目からは水が流れた。
・・・涙だ。
なかなかったボクの涙だ・・・
「み、未来さん・・・」
なんだか生きる勇気をもらったようだった。
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