大人二次小説(BLGL・二次15禁)

[創作BL]くるくるまわる
日時: 2015/01/18 21:48
名前: 千千坊

はじめまして千千坊と申すものです
初心者です


短編集にしようかと・・・
BL、ML、エロです

いまいちどこまでやったらアウトかわからなくて悩んでおります←


ぱくっと17がもしかR15?かな・・・たぶん←
あところっと23がR18で。ぬるいですが




ぱくっと
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ころっと
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三月記
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Re: [創作BL]くるくるまわる ( No.1 )
日時: 2013/03/29 17:08
名前: 千千坊





 これは、どういうことなんだ



「俺・・・お前が好きなんだ・・・」



 目の前にいるのは俺のともだち、仕事仲間、バンド仲間だ。いつもの飲み屋に行く前、俺は路地裏に押し込まれ、急にこんなことを言われた。



「いや、お前、おれ、男だぞ?なんだ、もう飲んでたのか?」


「飲んでねえよ、俺が運転してきただろうが。わかってんだろ?冗談なんかじゃないってことくらい・・・」



 そういうとまるでこれから殴るみたいにシャツの襟もとをつかまれた。



「いいか。俺・・・本気で好きなんだ・・・殴られるのくらい覚悟してる」



ちゅ


「・・・殴れ」



 キスされた。そのあと殴りかかりそうな格好のままそんなことを言う大智(ダイチ)顔がまっかっかで、こんな顔の大智を見たのは中学の時女子に告白してる時以来だった。



「な・・・なにか、言えよ!」


「お・・・落ち着けって」


「落ち着けるかよ・・・一世一代の・・・告白の・・・だあっくそ!」



 ついに両手でシャツの襟元をつかむ。片手に持ってた大智のジャケットが落ちる。そのセリフも中学の時に聞いたな・・・



「・・・なぐんねーなら、もっかいキスするぞ」


Re: [創作BL]くるくるまわる ( No.2 )
日時: 2013/07/20 22:24
名前: 千千坊




だめだ・・・

もう・・・






「お前、飲みすぎだ、具合悪そうだぞ?」







 ふざけんな、お前のせいだ彰(アキラ)。お前が、全部悪いんだ。俺を変えたのも、全部お前だ。





「俺はよ、女の子が好きなんだよー」


「はいはい、今日はずいぶん飲んだなー大智?俺がわかるか?ほら肩貸してやるから、帰るぞー」


「うるせー!まだ飲む」


「はいはい無理言わない、よっと」


「こら!離せ!」




 女の子が好きだったのに。





「すいません、いつもいつも」


「いーえ、常連さんですから。またいらしてくださいね。彰さん、大智さん」


「はーい〜」

「はい、じゃ、ほら、帰りますよー」





 今日は彰が運転。俺が運転する日も、あんまり彰は飲まない。のに店の常連、俺がひっぱりまわす。俺も別に酒が弱いわけじゃない。こいつといる時が一番遠慮なく飲めるのだ。


 車から流れる彰の好きなバンドの曲。俺も好きだ。そのメロディーが、歌詞が流れる。




君を好きになったこと後悔はしていない
こんな気持ちになれたのは初めてだから



 このバンドにしては珍しい、恋の甘酸っぱい、照れくさい台詞。それをあのボーカルが歌い上げるから、何となく気に入っていた曲。

 だったのに・・・今は




 ・・・・・・好きになった


 もし万が一、好きになったのだとして・・・ありえないけれど、もしそうだとして、俺は・・・



後悔

その二文字の思いに駆られるのだろう

だからこんなに・・・






 いや、だから違うって!違う違う!ありえない!!



「ちょっと、大智!うるさいってー」


「うるせー!お前のせーだ」


「はいはい、このよっぱらい」


「はい、は一回だこのやろー」


「ははっ酔っぱらうとホントどうしようもないね昔っから」


「うるせ」


「はいはい」




 こんな気持ちになれたのは・・・












Re: [創作BL]くるくるまわる ( No.3 )
日時: 2013/05/22 20:23
名前: 千千坊




 文学青年なんて言ってみる。ただのちょっと本が好きな20代男子だ。

 いつもどおり人間観察を気取ってただボーっとしていたときだった。そいつは突然現れた。なんて出だしにはよくあるけれど、でも本当に突然だったんだ。そいつは大きな声で俺の名前を呼んだ。



「京谷 涼(きょうや りょう)さん!!いませんか?」


「・・・・・・え」


「誰か知りませんかー?」


「え、あ・・・」


「メガネに細身の男性ですー!」


「あ!あの!!」



 くっそ!名乗り出しづらいな!!もう!俺はきょろきょろしているその男の肩をたたいた。



「すいません、俺・・・ですけど」


「京谷さん!」



 勢いよく俺に近づくそいつはいわゆるイケメンというやつだった。男から見てもカッコいいってやつ
。多分俺と同い年くらいだろう。


「これ!さっき落としましたよね?ていうか、それで名前知ったんですけど」


「財布・・・マジか!!?」


 それは確かに俺の財布で、クレジットカードとか、これからあとで買いものしようと思ってたからそこそこ所持金も入っている。ヤバかったな、本当に助かった。気づかない俺もどうなんだろう・・・あれだ道端で中身確認してそのあと鞄から出たんだな、ボーっとしてたのが悪い、ホントに。



「あ、あの・・・ありがとうございました」


「財布の中、勝手に見ちゃってすいません」


「いえ・・・あ、よく俺のことメガネとかかけてるって・・・」


「ああ、目の前だったんですよ。すれ違って、すぐ渡そうとしたんだけど人ごみに紛れていって、そのまま追いかけてこの店に。入りやすいカフェで助かりました、すぐそこにいてよかった」


「ほんとによかったです、助かりました」


「・・・どうですかちょっと話しません?」


「・・・へ?」


「いや、その本・・・」



 これまた突然にその男が指をさしたのは、テーブルの上の読み終わった本。カフェで繰り返し読もうと思ってカバンから取り出していた。ずいぶん前から楽しみにしていた続編なんだ。



「俺も大好きなんですそのシリーズ」

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