大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 【カゲ腐ロ】きたれ、陽炎学園!【シンタロー総受け】
- 日時: 2014/05/05 23:02
- 名前: 十六夜咲夜
【アテンション!】
この小説は・・・
・カゲ腐ロ
・学パロっぽくないけど学パロ
・腐向けかもしれない(ゆる腐わ位だと・・)
・ちょっと内容が暗い
・いや、ちょっとどころじゃない
・自分は未成年なのでR規制がかかるものは書かけないのであらかじめご了承ください
っていう感じです。今回はいつもと違い本気で、本気で行きたいと思います!リクエスト、感想等々・・・受け付けております。気軽に話し掛けてください。
んじゃあどうぞ!!
【お知らせ!!】
【更新】2014/04/01
◇祝・参照1000突破!!
気付いたら、参照が1000を超えていました!
元から需要なんてないのは解っていたのですが、まさかこんなに増えているとは・・・!本当、皆様のおかげです!有難う御座います!
【更新】2014/05/05
◆祝・参照2000突破!!
に、2000!?感謝しきれません!!皆さんのコメント、一つ一つが励みになっております。有難う御座います。これからも十六夜 咲夜を何卒宜しくお願いします。
【追記】
・題名を変えさせえていただきました。
元:物語はBad End
今:きたれ、陽炎学園!
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- Re: 【カゲ腐ロ】きたれ、陽炎学園!【シンタロー総受け】 ( No.33 )
- 日時: 2014/04/01 14:53
- 名前: 十六夜 咲夜
- 参照: 春休みの宿題が・・・終わってないッス。やべぇッス。
「・・・っく、お前・・・ら、誰だ・・・うっ・・」
シンタローは必死に喋って何とか伝えようとしている様だがあまり聞き取ることが出来ない
そんな時、セトが動いた
「シンタロー、さん・・・?シンタローさんッスよね?・・・やっと会えた。俺、ずっと会いたかったんスよ?」
そう言いながらセトはシンタローに抱き着いた
最初は嫌がる様にセトの腕の中でもがいていたのだが、だんだん落ち着いてきて大人しくなった
「セト・・・?お前、セトなのか?」
「・・・!そうッス!覚えててくれたんスね!!」
感動の再会なんて言葉が似合うこの状況なのだがシンタローは一向に顔をあげようとしていない
「うん、ずっと待ってたんだ。セトに会える日を。・・・もう、待ちくたびれちゃった・・・。」
「シンタローさん、顔上げないんスか・・・?俺、久しぶりにシンタローさんの顔見たいッス。あの時みたいな明るい笑顔を。」
「あの時みたいな笑顔・・・。もう俺にはあんな顔出来ない。笑う事も、怒ることも・・・。それでも良ければ・・・」
そう言ったシンタローはゆっくり顔を上げた
その姿はあまりにも変わっていてセトは目を丸くした
でも決して不気味なんかじゃない、醜いわけじゃない。ただ、少し変わってしまっただけ。
「・・・気色悪いよな、ごめん。変なもの見せちゃって・・・」
そうしてまた顔を俯かせる。
自傷的に笑っているが何とも痛々しくて、とても見る気にならないだろう。メカクシ団のメンバーは。
だがセトは何とも思わない。
「全然変じゃないッスよ!!むしろ綺麗ッスよ!!特に瞳の色なんて・・・」
そう言って、セトはシンタローの顎を上に向かせて目尻をまるで、壊れ物を扱うように優しく撫でた。
あまりにもいきなりで、シンタローは驚いたのか綺麗な色した瞳をこれでもかという位見開いた。
「さっき右目、押さえてましたよね?・・・その眼帯の下にはきっと美しい、宝石の様な輝く・・・」
甘い言葉を吐きながら自然な手つきで眼帯を外そうとしていたセトだがカノによってその手は止まった。
「いやいやいや・・・ちょっと待って。マジでえ?なんなの、今のなんなのさ。っつかその甘い言葉、その表情、見たことないんだけど。え、すっごくキモイよ?それに見てみなよ周り!皆唖然としてるよ?しかもほらシンタロー君も・・・」
突然の説教がセトを襲った。いつもヘラヘラしているからここでもその特技を披露するのかと思いきやこれである。
そして何故かシンタロー君も・・・で止まっている。
ずっとシンタローを凝視してどうしたのだろうかと思っているセト、未だ固まっているキド達その他である。
- Re: 【カゲ腐ロ】きたれ、陽炎学園!【シンタロー総受け】 ( No.34 )
- 日時: 2014/04/07 21:32
- 名前: 十六夜 咲夜
- 参照: 前のお話から大分飛んでます・・・
まぁ、色々あったがシンタローを仲間にするという目標はすぐに叶うようだ。
なんでかって?それはこれから話そう。
まず、あのバカノ。あいつが見事にシンタローに惚れた。お前ら男同士だろなんて思うかもしれないが、しょうがない。まぁ、セトの方が手遅れだしこの際気にしない。
次に、シンタローの身体について。元の身体が崩壊し、修復不可能と知り合いの科学者が言っていたらしい。実質、シンタローはその時点で死んでいたのだが自分達のリーダーが居ないのは嫌だ、と駄々をこねたエネ達の言い分を仕方なく聞き入れ、アンドロイドという形で蘇らせ魂を移したようだ。
そして、シンタローと愉快な仲間たちをメカクシ団へ入れるという事。いきなり入ってシンタローの身体に異変が起こったら大変だ、ということだから一ヶ月。シンタローと共に学園へ行ってほしいとのことだ。明らかにこれお世話しろって意味だろ・・・なんて思ったがこの際それはシーである。
「ところで、何故シンタローの身体は修復不可能まで崩壊したんだ?」
『それはですね・・・ご主人に限った事ではないのですが此処に居る者達は全員一度、命を堕としているんです。』
「全員・・・!何で死んじゃったの?」
マリーからの質問には流石に応え辛いのか、エネは言葉を詰まらせた。
するとエネはシンタローの方へ目配せをし、何かを伝えている。それに応えるようにシンタローは首を縦に振った。
コノハも特に気にしていない様で、マイペースにネギまを食べている。
だが、そこに一人だけ顔色が悪い人物が居た。
『私は病を患っていました。一時期、調子が良かったので油断してはしゃいでいたのが悪かったんです・・・。おかげで皆の前で倒れてそのまま・・・、ですよwwww』
「いや・・・それって笑い話なんスかね・・・」
エネは元々、持病を持っていてあまり動いたり、無茶をしてはいけないと医師に言われていたのだが、ダメと言われてやりたくなるのが人間の性。調子が良くなってきて、やれゲームセンターやら(シューティングゲームをやりに)夏コミやら(同人ゲームを買いに)・・・つまりは自業自得、である。
『え〜、何故生きているのかといいますと、私の高校生の時の担任が実は科学者で、その人が私を蘇らせてくれたんです。まぁ、肉体ではない電脳体ですがねww』
「電脳体って・・・そんなホイホイ創れるものなの・・?ww」
『は〜い次!ん〜ニセモノさんことコノハ。コノハも私と同様病を患っていました。それも、治療法がないと言われたまでに重いものです。度々、発作を起こしていたものの元気に学校生活を送っていました。ですが、いつもの様にまた発作が起きて、高熱が出ました。医師からはもう無理だ、という事を言われて。結局言われた通り、息をひきとりました。』
「コノハ・・・そうか、病気だったのか・・・それは辛かっただろうな」
「の、はずですけどね・・・ww今ではネギまばっかり食べてますよwwお兄ちゃんと一緒に」
コノハもエネと死因は同じ、病だ。コノハはエネより重かったのか度々発作を起こしては周りの者を幾度となくヒヤヒヤさせた。その中にエネが入るのだ。
この二人は病気を持っていて通常通りに授業は受けられないだろう、という教師の判断のもと、特別支援教室として二人だけのクラスで勉強をしていたのだ。で、その教師が科学者。
「あ、私ですか?私は海で溺れて・・・。お父さんと一緒に海水浴をしていました。急に大きな波がこちらに向かってきて、ヤバイと思ったらもう飲み込まれていました・・・。」
「そうか・・・結局父親は・・・?」
「私だけ沖に打ち上げられて、お父さんは助かりませんでした・・・」
親子で海水浴というさぞ楽しかったであろうその時に悲劇は起こった。自分だけ助かって父親は助からなかったというのもまた罪悪感が襲うものである。
「それで肝心のシンタローだが・・・」
「そうですね・・・此処まで来たら話さないといけませんね・・・」
そんな中シンタローはずっとコノハと二人で、やけに大きな部屋の隅にソファを移動してもらってのんびりティータイムを過ごしている。
『それじゃ、私が・・・』
- Re: 【カゲ腐ロ】きたれ、陽炎学園!【シンタロー総受け】 ( No.35 )
- 日時: 2014/04/08 22:00
- 名前: 十六夜 咲夜
- 参照: どんどん頭がぐちゃぐちゃになってくる・・・
まぁ、お茶でも飲みながら・・・とモモが言うとコノハはシンタローの元を離れ即座に紅茶とケーキの用意をする。
シンタローの部屋では息苦しいだろうとの事で裏庭へと移動した。沢山の薔薇が咲いておりそれはそれは御伽噺の様な光景だった。
『まず何故ご主人は死んだのか、それは自殺です。』
「・・・自殺か、辛いことがあったのだろうか・・・」
『えぇ、それはある日の事でした・・・』
医師のお父様と、病に犯されたお母様の元に生まれたご主人、如月シンタロー。
お母様はお体が弱く、いつも体調を崩されていました。お父様はその病を何としてでも治そうと努力しました。でも、それはお母様が望んでいることではありませんでした。
それもその筈、お腹にはご主人が既にいましたから。
お母様は、
「私はそんな事望んでいません。勿論、この病が治る事はとても魅力的です。それでも所詮は短い人生。薬を服用するときっと色々辛い事があると思います。そんなのは嫌です。これは私の我儘ですがそんな事で苦しむなら、高熱に魘されようと動けなくなろうと・・・。もうそれでも構いません。それに、お腹にはこの子が居るんです。薬を服用したらきっとこの子にも何か被害がくるでしょう?それなら私が犠牲になります。とにかく、お腹の子の為にも私自身の為にも薬は飲みません。」
と言いました。ご主人の代わりにご自身が犠牲になると。
それから数ヶ月後、ご主人が生まれました。少々、他の子と比べると小さい方だったらしいですがとても元気な子に育ちました。
でも、その喜びもすぐに朽ち果てるのでした。
お母様はご主人をご出産してから、息をひきとりました。
陣痛がきた時点ではまだ、お身体に異常はありませんでした。そこから数時間後、丁度頭が見えてきた位にお母様は苦しみ始めました。
急に病がお母様を襲ったのです。
そしてご主人を生んですぐに・・・。
お父様にご主人を大切に、大切に育てました。お母様の生まれ変わりと思いながら。
時は過ぎ、ご主人が4歳になった頃。
ふとお父様は思ったのです。この子はお父様に似ていないと。
そうなるとお母様に似たのではと思うでしょうが、そうではなく何かおかしいのです。
なにか悪い予感がしたお父様はDNA検査をしました。
結果は、父子の関係ではない。と出ました。
その日からご主人の地獄は始まりました。
- Re: 【カゲ腐ロ】きたれ、陽炎学園!【シンタロー総受け】 ( No.36 )
- 日時: 2014/04/08 23:54
- 名前: 暁◎百鬼
毎回楽しみにしてます!
久しぶりに、覗かせていただきましたがますます! 面白い展開に!頑張ってください!!
急にスミマセンでした。
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