大人二次小説(BLGL・二次15禁)

ONEPIECE BL小説集 R18表現アリ ロー中心w
日時: 2015/07/21 20:38
名前: 緋朽葉

どうも、緋朽葉です(´∀`)/
ちなみに、これが初投稿のスレなので、これから頑張っていきたいと思います。
このスレは題名通りのスレです。トラファルガーとユースタス屋が中心のBL集。ロキド・キドロ中心小説ですね。他にもcpは気が向いたら書きます。
と、スレ名には書いていませんが、この小説はボカロの曲にそって物語を書いていきます。はい。「この曲で書いてほしい」というようなものがあったら、是非お願いします!全力で書かせていただきますので…!

そのくらいですかね。

では、お楽しみください!!

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Re: ONEPIECE×ボカロ R18表現アリ ( No.1 )
日時: 2015/07/10 23:40
名前: 緋朽葉

では、思い付いたので書いていきたいと思います。
ハチさんの曲の『リンネ』でロキドです。

登場人物↓
トラファルガー・ロー
新世界高校の生徒。今現在で、高3。学校をよく休む、いわゆる不良。
キッドのことを「ユースタス屋」と呼び、キッドとは恋人。
しかし、彼が最近自分を避けるようになってから、彼に不信感を持つようになる。

ユースタス・キッド
新世界高校の生徒。今現在で、高3。ローとは違い、暴力沙汰をよく起こす、不良。
ローのことを「トラファルガー」と呼び、ローとは恋人。
最近、暴力沙汰を起こすことでローが関係してしまうことを恐れ、距離を置いている。

キラー
キッドの親友で、新世界高校の生徒。
いつもキッドと一緒に暴力沙汰を起こしている。
ローとも知り合いで、よく相談にのる。

ペンギン・シャチ
ローの連れで、新世界高校の生徒。
いつもローに勉強を教えてもらっている。
ローとキッドの関係について、とても心配している。

くらいですかね。
ONEPIECEを知らない方でも、読めるように頑張りますので、よろしくお願いします!

Re: ONEPIECE×ボカロ R18表現アリ ( No.2 )
日時: 2015/07/10 23:59
名前: 緋朽葉

【リンネ】〜序章〜

「ッ…なんで、なんでそんな顔すんだよっ…!」

「おれのこと…嫌いになったのかよ…!」

「なんか言えよ…ユースタス屋っ…。なんでっ、黙ってんだよ!!」

暗くて、狭い路地裏。
人が一人通るのがやっとというくらいに狭いその空間で、大声はよく響いた。

「うるせぇな…こっちの問題だろ」

素っ気なく返された、その言葉。
返しのついた槍のように、ローの胸に突き刺さる。

「理由を聞いてんだよ…テメェの問題なんて聞いてねェ!」

キッドは耳を塞ぐ素振りを見せると、くるりと後ろを振り返った。

「しつけェ」

言葉を残して、その場を去っていく。
遠のいていく彼の後ろ姿。
途方に暮れるローに手をさしのべたのは、黒い黒い自分の影。

「マダ、遅クナイ」

「サァ、ドウシタイ?アイツヲ、アノ時ノ思イ出デヲ…」

いつの間にか生まれていた嫉妬心。
誰に向けたらいいか、誰に向けるべきかも分からずに。

「ユースタス屋…お前が、望むなら…」

望むのなら…。

Re: ONEPIECE×ボカロ R18表現アリ ( No.3 )
日時: 2015/07/11 01:10
名前: 緋朽葉

【リンネ】〜朽ちた想いは駅へと向かう〜

「あのー…船長ー…?いますかー…?」
マンションの三階にて、ペンギンとシャチはインターホンを鳴らしていた。
これで三回目なのだが、一向にドアは開かない。
心配になったシャチは、持っていたコンビニの袋をぎゅっと握りしめた。
「やべェんじゃねェの、これ…!船長、まさか死んでないよな!?」
「バカ野郎!んなことある訳ねェだろ!?」
あらぬことを言うシャチに、ペンギンはシャチの頭を叩く。
痛そうにシャチは頭を押さえるが、それでもローのことが気になるらしい。
「船長っ…!!」
シャチが開けてくれと強く願ったその時、鍵を開ける音と共に、ドアが開かれた。
「船長!!」
「なんだ、お前らか」
そこには、いぶかしげな顔をしたローが立っていた。
しかし、ドアにはチェーンがかけられていて、中には入れそうにもない。
「いやァ…!ホントに心配したんですよ…!?」
「あァ…そりゃ悪かったな」
「…じゃ、このチェーン外してもらえます?」
「それはできねェ」
率直な言葉に、二人はガクンと首をうなだれた。
その姿にローはくすりと笑うと、「嘘だよ」と意地悪い笑みでドアを開ける。
「ほら、早く入れ」
ローが急かす様に言うと、二人は「おじゃましまーす」と中へいそいそと入る。
中に入ると、そこは男子の部屋とは思えぬ程綺麗で、生活に必要なもの以外はほぼ置いていなかった。
その代わり、本棚にはびっちりと医学の本が並べられているが。
「久しぶりに部屋に入りますけど…やっぱりキレイですね」
「…お前らの部屋は芸術と言っていい程汚ねェがな」
まるで雲泥の差だ、とペンギンは苦笑いをする。
リビングにつくと、三人は真ん中に設置されているテーブルを囲むように座った。
そこにシャチが、持っていたビニール袋を置く。
「ハイ、これ船長の」
「…あ、悪いな」
渡されたのは天然水の入ったペットボトル。
ローには好き嫌いが多いらしく、炭酸も飲めなければ、ジュースも甘くて飲めないらしい。
「で…どうするんですか、ユースタスのこと」
「今日も新世界高の学校の裏で、喧嘩。するらしいですよ?」
ペンギン達は心配そうに言うが、本人はケロリとした顔で「知ったことか」と呟いた。
そして、貰った天然水のペットボトルをあけると、一口飲む。
「え、でも、絶対ケガしてきますって」
「知らねェよ。そりゃ、アイツが悪い」
こうなってしまう前までは、ケガをしたキッドをローが手当てしていたのだが、今ではキッドの身体には傷しか残っていない。
「傷をつくりたくなきゃ、ケンカなんぞしねェことを勧めるがな」
「船長…」
どうやら、微塵も行く気はないらしい。
どう説得しても無駄だと気付いたペンギンは、小さな溜め息をついた。
「現状維持ですね…まるで、その引かれた白線から出ない意地っ張りみたいだ」
「チッ…」
ローはそう言われた苛ついたのか、そっぽを向くと舌打ちをした。
「だって、船長だってまだユースタスのこと好きなんでしょ?だったら…」
「別にいいって言ってんだろ?余計なことすんな」
いつもより雄弁になった口調。
そしてさらに口調は激しく、尖っていく。
「だいたい、なんでお前らが干渉してくんだよ。もうアイツのことを好きだなんて思ってねェし、会う気もない」
何処か淋しげに聞こえる声は、深く耳に残る。
その言葉に疑問を持ったシャチは目を細めた。
「ホントですか。その言葉」
「あ?」
つい、睨んでしまう。
しかしローはその表情を崩さぬまま、「どういうことだ?」とシャチに尋ねた。
「ホントはまだ諦めきれてないんじゃないですか?他の感情が邪魔してるとか?」
「それとも…」
「いい加減にしろ」
ローはテーブルを思いきり叩いた。
二人は唐突なことに、身体をビクッと揺らす。
ローの目には怒りが込められており、口を開けば即座に殴られそうだ。
インテリそうに見えるローだが、実はケンカも強く、力はキッド程ではないが、軽快なフットワークを使ってくる。
二人が今同時に飛びかかっても、恐らく勝てないだろう。
「テメェら、心配してるつもりなんだろうが…おれには感情をそこ撫でしてるようにしか、聞こえねェからな」
「船長…」
二人はうなだれると、「すみません…」と消え入りそうな声で謝る。
ローは少しは怒りがおさまった様で、「いや…言い過ぎたな」と申し訳なさそうな表情をした。
「船長、おれらそろそろ帰りますね。家の門限までそうないんで」
ふと、ペンギンが気付く。
今は午後6時。高校生にしては、少し早いくらいだろうか。
「相変わらず厳しいんだな」
「そうなんですよー…」
ポリポリとシャチは苦笑いをしながら頭をかく。
「あ…じゃ、最後に一言いいですか?」
「ん。なんだ」
ローはシャチの方を振り向く。
いつになく、真剣な顔つき。
シャチは数秒間をおくと、口をゆっくり開いた。
「あなたはどこへ行くんですか?ここらは、直に死んじまいますよ」
「は…?」
訳の分からない質問に、頭が混乱する。
「一体何言って…」
そして、気付いた頃には、二人組は消えていた。

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