大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 【オリ】ツンデレと溺愛、S同士の攻防【BL】【R18】
- 日時: 2016/07/14 18:19
- 名前: アマン ◆MiJ.aMrglc
初めまして、アマンと申します。
ボーイズラブ小説を書くのは初ですが、読みやすく面白い作品作りを目指します!
設定としては、高校1年生の男子学生の恋愛モノ。
すでに付き合っています。
どっちが攻めとかはありません。そのときに勝った方が有利に事を進めます。
どちらもサディスティックなので、イジられるのは好きじゃありません。
コメディーを主とします。
■登場人物■
峰村 京哉(みねむら きょうや)
・クール
・ツンデレ
・一人が好きだけど、和希ならまぁいいか、というスタンス。
倉持 和希(くらもち かずき)
・明るい
・溺愛
・京哉大好き人間。
何か感想やアドバイスがあれば、コメントしていただけると、嬉しいです。
- Re: 【オリ】ツンデレと溺愛、S同士の攻防【BL】【R18】 ( No.1 )
- 日時: 2016/07/12 23:30
- 名前: アマン ◆MiJ.aMrglc
和希side
「ねぇ、好き」
「……そうか」
放課後の教室で、勉強に夢中な僕の彼氏様は、僕の突然の告白を上の空で聞き流した。
七部丈くらいにまくった長袖のワイシャツの白さと、
意外にたくましい小麦色の肌の対比に、少しキュンとしてしまう。
伏せられた睫毛の長さとか、引き締められた唇とかがいちいち官能的で、思わず視線が吸い寄せられる。
あぁ、カッコイイなぁ。
「ねぇ、キスしていい?」
「……ダメに決まっているだろう」
お勉強に集中しすぎて、返事がワンテンポ遅れている。
京哉の返事を待てている間は、僕はお利口だ。理性が保てている証拠。
甘えた口調で、僕は京哉に迫る。
「えぇ〜。つまんない。誰もいないんだからさ、少しくらいいいでしょ」
「……この、校舎に誰もいないわけじゃ、ない。吹奏楽部の音色が、お前、には聞こえない、のか……」
時々勉強の方に意識が取られて、会話が途切れ途切れだ。
シャープペンシルが止まったところで、僕はそれを京哉の手から抜きさる。
「あ、おい」
ペンを取り戻そうとして、反射的に上げられた右手を掴み、僕は京哉に思いっきり顔を近付ける。
背もたれに横向きになっている京哉は、僕が近付いた分の距離を取ろうとして、仰け反った。
無理な体勢のせいで、彼の身体は小刻みに震えている。
「もう、そんなに引かなくても」
「ちょ、お前、よけろっ……」
持ったペンを机に置いて、僕は京哉の首筋を撫でた。
「和希、おまっ、ふっ、ざけんな……」
京哉の耳が赤くなり、そこから首、頬と広がっていく。
「えぇ〜? なに? 聞こえなァい」
京哉は右手を僕に掴まれているため、左手で僕の指を払い除けようとしている。
しかし、重心が下に来ると辛いのか、全然力が入っていない。
サラサラの黒髪を揺らしながら、彼は迫り来る僅かな刺激と、着々と近付いてくる腹筋の限界に耐えて、
僕を睨みあげてくる。
「あぁ、可愛い、カッコイイ。ね、大好き」
「分かった、か、ら、離せ、どけろッ」
ワイシャツの上からお腹をさらりと撫でると、
それをきっかけに京哉の力がガクンと抜けて、イスから落ちそうになった。
僕はすんでのところでそれを阻止する。
「……あっぶね」
「お前、俺に殺されたいのか」
「へへっ」
背中に手を回して片手で支えているが、5秒もすれば、僕の腕も限界を迎える。
最後の力を振り絞り、僕は京哉を抱き起こして座らせた。
「おっ!?」
と思ったら、
後ろに体重を傾けた瞬間、京哉は隣のイスに僕を押し倒した。
さっきの京哉と同じような状況になる。
近すぎる、僕と京哉の距離。
「なになに、積極的〜。僕ドキドキしちゃうなぁ」
「黙れ」
彼の熱の篭った瞳に見つめられて、僕はドキドキを通り越して、ゾクゾクしていた。
でも、ここで被虐心が湧いてくるような僕じゃない。
この状況で、主導権を握ってこその『倉持和希』だろう。
「……さっき、京哉はどうすればよかったんだと思う?」
「前もって、もっと鍛えとけばよかったと後悔しているよ」
「そんなことしなくても、京哉はすでにカッコイイよ。
でもね、僕みたいなヤワな男でも、この状況を打破する方法があるんだよね」
俊敏な動きで、僕は京哉の眼鏡を奪い取った。
「あっ!?」
「僕がお手本を見せてあげる」
そして、僕は彼の唇に、自分のソレを押し付けた。
「んんっ」
京哉のシャツをわし掴みにして、僕は自分のペースで彼の唇を貪っていく。
京哉は自分もろとも倒れていかないように、僕の腰と頭を両手で支えている。
傍から見れば、襲っているのは京哉の方にしか見えないが、実際は京哉が襲われている。
「お前……ッ」
京哉が口を開いた瞬間に、僕は舌をねじ込む。
彼の顔が、驚きと快感と屈辱に歪むのを見ながら、僕は優越感に浸っていた。
- Re: 【オリ】ツンデレと溺愛、S同士の攻防【BL】【R18】 ( No.2 )
- 日時: 2016/07/13 16:12
- 名前: アマン ◆MiJ.aMrglc
和希side
「ア、かっ、ずき……」
あ、ヤバイ。
今の顔、超好み。
京哉は目をつむっているけれど、僕はガン見。
彼の顔は、いつもそこまで赤くなることはないけれど、
目元はアイシャドーをつけたみたいに染まる。
それが、控えめで、だけど気持ちいいことは好きな
京哉の性格をよく表しているようで、僕は大好き。
歯列を舌でなぞり刺激し、京哉の口内で舌どうしの鬼ごっこをする。
「ふぁっ」
彼が息継ぎに気をとられた隙に、僕は京哉の舌を捕まえた。
処女のような、されるがままの京哉に気を良くして、僕は攻めをさらに激しくする。
「ふっ、あ、和希……」
「んあっ!?」
吐き出すようにして僕の名前を呼んだ京哉は、
いつの間にか開けられていた僕のワイシャツの隙間から、乳首に近いところをゆっくりと撫でた。
驚いて、口を離してしまう。
「ちょ、京哉、どこ触ってンの」
「お前、またTシャツを中に着ていないのか。 無防備だな」
「あ、待って。耳元で喋らないでッ!」
京哉の低音ボイスが耳から入って脳を刺激する。
「やっぱり、キスを先導されながらシャツのボタンを開けるという動作は難しいな」
「な、ちょ、本当にタンマ!」
喋りながら、京哉は僕のわき腹や鎖骨をなぞるようにして触っている。
「俺の言うことは無視するくせに、自分の言うことは通そうとするもんな。
本当に我が儘だ」
言い終わりに耳たぶをペロッと舐められたら、僕はもう駄目だ。
全身の力が抜ける。
「ふぁ、きょ、や……」
京哉は僕を抱きかかえて、イスに座った。片方の膝に僕を乗せている。
向かい合わせになって、京哉の視線が少し上がる。
意地悪そうな上目遣いがどうにも色っぽくて、僕はごくりと唾を飲み込んだ。
京哉は、僕のシャツのボタンを上から4つ外して、完全に肌が見える状態にしていた。
するすると、長い指を僕の肌に滑らせていく。
でも。
京哉は一度も、胸の先端を触ろうとはしない。
「あ、ヤダ、京哉……」
「俺には、そう見えないけどな」
「あ、ヤ、ふっ、あ京哉ァ」
色んなところを愛撫され、僕はとても敏感になっていた。
触れるか触れないかの微妙なタッチで、確実に僕を追い詰めていく。
「ね、ふっあ、京哉……」
「ん?」
「……もっと」
僕は、もっと大きな快感が欲しくて、目を潤ませながらおねだりをした。
こんな風にされたら、京哉だって、我慢がきかないはずだ。
――それなのに。
「嫌だ」
「ッ!!」
京哉はいとも簡単に、僕のプライドを捨てた要望を跳ね除けた。
絶望に染まった僕の顔を、ドSな目をした京哉が下から覗き込んだ。
「和希は、何を、してほしいんだ?」
「あっ!!」
京哉の思惑に気付いて、僕は声をあげる。
ズルイ。
「言ってくれたら、考えないこともないな」
「そ、んな……」
京哉は僕の性格を知ってるくせに、そんなことを言ってくる。
でも、僕の肌を撫でる指は止まる気配もなく、
高められ続けて限界な僕は、京哉の言わせたいセリフを口にするかどうか迷い始めていた。
普段の僕なら、死んでも言わないようなセリフ。
「和希は、何が『もっと』なんだ?」
京哉が、耳元で催促をしてくる。
堪らず睨みあげると、楽しくて仕方がないというようなサディスティックな笑みが返ってきた。
あぁ、もう、カッコイイな……ッ!
「もっと、僕の乳首を、アッ、触って、ください……」
「ん、イイ子」
僕の身体が、羞恥心と屈辱で熱く燃え上がった。
京哉の人差し指が、僕の先端を掠める。
「ふぁっ!?」
「これでいいのか?」
「……あっ、イヤっ、もっと、もっとぉ!」
「フッ」
今度は小刻みに指を揺らしてきた。
そして、片方を摘み上げる。
「んあっ! あっ、京哉ッ、京哉ァッ」
「静かにしろ。教室だぞ」
あ、そうだった。
僕は右手の甲を唇に押し付けた。
「んっ、ふっ、ふぁ」
必死で声を我慢する。
あぁ、もうッ!
ひとつはサワサワと、もうひとつはクニクニと、僕の乳首をイジめる京哉。
断続的かつ激しい。
こっちに刺激が来れば、それはやはり男の子。下の方にも刺激が欲しくなる。
「ね、京哉……」
声と視線で求めようとした、そのときだった。
カシャッ。
急に胸への刺激がなくなって、
2人しかいない教室で、シャッター音が響いた。
京哉が、自分のスマホを構えて、僕を撮っていたのだ。
「えっ!? ちょっと、京哉!」
カシャッカシャッカシャッ、と連続して撮っていく。
僕は驚いて、2秒間くらい固まっていたけど、すぐに慌ててスマホを奪おうと手を伸ばした。
それをヒラリとかわして、京哉は自分のポケットにスマホをしまうと、
僕を膝から下ろした。
「うわぁっ、京哉! なに撮ってンの! ちょ、それ貸して!」
「良い写真が撮れたぞ。
シャツをはだけさせて、顔を真っ赤にして、目を潤ませて、快楽に息を弾ませている、
お前の恥ずかしい写真が」
「うわぁぁあぁっ! 止めて、その言葉攻め!?
てか、終わり!? 僕まだ物足りないんだけどッ」
ギャーギャーと騒ぐ僕を横目に、京哉はドアに向かってすたすたと歩いていく。
「京哉!」
「五月蝿いな。じゃあ、こうしよう。
俺の家に今日泊まっていくか、写真と録音を消去するか」
「そりゃあ、泊り……ってか録音!?」
『もっと、僕の乳首を、アッ、触って、ください……』
「うわぁぁぁぁぁぁぁッッ!!!」
「で、どっちにするんだ?」
「泊まってくよッ!
……あぁ、もう最悪ッ!!」
嘆く僕を見ながら、心底楽しそうに京哉は笑っていた。
- Re: 【オリ】ツンデレと溺愛、S同士の攻防【BL】【R18】 ( No.3 )
- 日時: 2016/07/18 10:49
- 名前: アマン ◆MiJ.aMrglc
和希side
昇降口を通って、僕達は校舎を出る。
ボタンはちゃんと閉めたし、顔のほてりは冷水ですすぐことによって抑えたけど、
身体の熱さだけはどうにも収まらない。
服が身体にこすれる度、声をあげるほどじゃないけど
感じてしまって、僕の動きは少しだけ不自然だ。
京哉はスマホの画面を片手で操作している。
多分、さっきの写真を眺めているのだろう。
さっきよりは冷静になった僕は、自然と挑発するような軽口を叩いていた。
「なに? あんな写真を撮って、そんなに僕を見つめていたかったの?」
「あぁ、そうだな」
「えっ!?」
意外な肯定の言葉に、僕は戸惑う。てっきり、めちゃめちゃ否定されると思っていた。
「こんなイイ顔したヤツがスマホにあるなら、お前はもう傍にいなくてもいいかもしれないな」
「はぁぁぁぁああ!?
何言ってんの!? そんなことならなおさら消去消去!」