大人二次小説(BLGL・二次15禁)

アイム・ノット・リーディマー
日時: 2017/06/20 19:43
名前: 竜二

『Days gone』に触発されて
書きます。

漫画、アニメ、映画、ドラマ
などのキャラクターが大挙
して登場します。


エログロ注意。


追加:たまに名言や格言などがあります。


芸能人や有名人の名前が出ることもあります。

4度目の正直で題名が決まりました。

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タカオ:プロローグ ( No.3 )
日時: 2017/06/18 16:56
名前: 竜二

『もう嫌ッ!!!
いやぁああああ!!!!』

『ぎゃーぎゃー
うるせぇんだよ。
落ち着いてメシも
食ぇやしねぇ』チュルルル



兄さんは出会った時から
なぜか僕を護ってくれた。

この時も僕の不甲斐なさが
原因で思わぬ事件を起こし
両親との確執を招いた時に

僕を助けるために食べていた
カップ麺を母さんの顔面に
投げつけ、擁護してくれた。


『あのな〜タカオは
確かに変態だ!でもな!!』

『良識を弁えた変態
なんだよ!!!』


擁護の仕方がズレてる気が
するけどな気持ちは
嬉しかった。

兄さん、その後にもし
良ければ一緒に町を出て
暮らさないか?と言ってきたが

襲われるかも知れないので
断るつもりだったのに

ドゴォオオオオオ!!!!


町で”バイオハザード”が
起きて父さんと母さんは…


ぐちゃ…ぐちゃ…ぐちゃ


「父さん」

ペキペキペキペキ

「たかぁおぉおおがいしゅつぅきんんんしぃいいいい」

バンッ!!

「逃げるぞ」


兄さんに手を引かれスーパー
ハインドに共に乗ると

町から脱出した。

最初は僕だけしか生存者が
いないと思っていたが

後々、僕の変態性を理解
してる仲村さんと

僕が原因で変わってしまった
佐伯さんが生きてることが
わかった。

仲村さんは史上最悪の
魔女と呼ばれる富江に
拉致られて”娘”にされ

佐伯さんはシンジさんの
母でー

人間が生み出した”悪”の
頂点に立つ女神と称される
碇ユイの後継者になった。

ーーー

ーー




『ーカオ!』

「あっ、ハイ。なんで
しょうか」

『ターゲットのべっぴん
さんが来たぞ』

カツカツ


「久しぶりね、春日くん」

「佐伯さん…」

タカオ:全て女王の臣。 ( No.5 )
日時: 2017/06/19 19:32
名前: 竜二

「何年ぶりだろ〜
懐かしいね」

「そうだね…」

タカオは複雑な心境だった。

自分が所属する地獄内務
調査班と敵対していた
『地獄中央内務省』の
長官だった碇ユイに
娘のように可愛がれ、
長官亡き後は行方がわからず
”技術”と”知識”を盗んでる
ため指名手配されていた
佐伯奈々子は


突如、タカオに
連絡してきた。


念のために兄こと
ルシファーはタカオの
身体に盗聴機を仕掛けて
部下である、ヒューズと
千昭に2人の対談を
監視させることに。


「ところでさぁ…」

「あ、うん。なにかな」

「なんでー 盗聴機
付けてるのかなってね」

『マズい…』

『タカオ!逃げろ!!』

ジャカ

ドカン!!!


テーブル下が爆発しタカオは
折りたたみ式の椅子ごと
後ろに倒れる。

ウァッー!!

キャッー!!


「チッ!」ガチャ

「意外と近くにいたんだ」
パチッ

ガチャガチャガチャガチャ


装甲仕様のハマーH1が突如
姿を現して中からFN FS2000
(改)を所持したナイト
ヴィジョン・ゴーグル装着の
灰色タクティカルスーツを
着た集団が大噴水の向かいに
いるヒューズと千昭めがけて
連射してきた。

シュカカカカッ!!


「マジかよ…」

「ははははははっ!!!
まるでウジ虫みたい〜」
バスッバスッバスッ


嘲笑しながら奈々子は
サプレッサ付き
アーセナルストライクワン(改)で周りにいる
民間人を片手撃ちで
弾きながらH1に歩いていく。

タカオはバックサイドから
センチネルナイン風H&K USPC
を抜いて、額から流れた血で
右まぶたが開けられず
震えながら肩と手を二等辺
三角形(アイソセレス)の
構えをして奈々子に
銃口を向ける。

「私を撃てるの?」

「投降して佐伯さん」

「ムリよ…私もアナタも
”女王様の臣”なんだから」

パシュッ!バスバスッ

「ガッ?!」


奈々子は笑いながらタカオの
両膝と腹部を.50AE弾で
叩き込んだ。

「またね…春日くん」

「タカオ!」ババンッ

ヴォオオオオ!!

「逃げられた…」


奈々子はH1に乗り込んで
その場を後にした。

残されたタカオは涙を
流しながらヒューズに
声をかけられながら目を
閉じた。

チャイ:月曜日 13時45分 ( No.6 )
日時: 2017/06/25 14:18
名前: 竜二

ギィッ


『懐かしいじゃねェか。
何年ぶりだ?』

「さあな…忘れたよ」


かつて自分が半壊させた
鬼頭屋敷にチャイは足を
踏み入れる


「昔に比べりゃ随分…」

『半数おまえが原因
だけどな』

「アレは事故だろーが」


ニトログリセリンを
巻きつけたママチャリで
門邸に激突しその結果、鬼頭屋敷は
半壊するハメになった。

「…」

『どうした?』

「なんか、二階に誰か居んな」

『高哉でもいんじゃねェのか』


チャイは首を傾げながら
バックサイドからKW TTI CMPを
利き腕を伸ばして片方の腕を
曲げた(ウェーバー)の構えで
足音を立てないように
意識しながらゆっくり階段を
登っていく。


ギィイイッッ

ジャッ!


「よぉ〜久しぶりじゃねぇか」

「なんだ…オマエか」


半壊して太陽の光が差している
二階のある部屋に鬼頭権蔵の息子
鬼頭高哉がベッドの上に座りながら
SIG1911 タクティカル・
オペレーション(改)を片手で
銃口を横に向けながら背中で
チャイを出迎える。

「兄弟…オレに顔も向けたく
ないんだな」

「違ぇよ。ホントに神経質な
ヤローだ」


高哉は口元を緩ませながら
うつむくチャイを抱擁した。



チャイ: 14時35分 ( No.7 )
日時: 2017/06/19 21:22
名前: 竜二

「んで…どこ行ってたん?」

「お前と同じで鈴音
捜してんだよ。テメェこそ
なにやってた?」

「オメーと同じんだよ」


チャイは微笑を浮かば
せながら履いてるアーミー
パンツから左ポケットから
スマホを取り出し、写真を
見せた。


「ンだよ…なんでテメェと
鈴音のイチャつき写真
なんぞ見なきゃならー」

「注目する場所がちげーよ」


チャイは秩序が崩壊する3ヶ月前に
スカイタワー前で鈴音と一緒に撮った
写真の右部分を拡大した。

なぜか首を傾けて満面の笑みをしてる
奈々子が写っている。


「コイツが何だってんだ?」

「多分…オレのおばあちゃんが
手塩をかけて自分の知識と技術を
仕込んだヤツだと思う。オマケに」


チャイは更に他の写真を見せると

8ヶ月…12ヶ月…終いには2年前まで
何故か、2人が一緒に居る写真の
どこかには必ず首を左右どちらかを
傾けて笑顔の奈々子が写っていた。

意味が解らず首を傾げる高哉に
チャイはある推測を話す。


「オレと鈴音は…大いなるパニックが
起きる2年前から監視されてんだ。
しかも、首を傾けてんのは
何かのメッセージじゃねのかって思う」

「分かんのか?そのメッセージって
奴をてめぇは解読できるか」

「できなくは無いけど…
オレ自身の”答え合わせ”じゃ
信憑性に欠けるしなぁ」

「ンだよそれ」

『相変わらず、チャイの
自分ギライはどうにもなんねェなァ』

「るっせーな。とりあえず
知り合いの東大法学部コンビに連絡すんわ」

『あのキチガイ・ブラザーズ呼ぶのかよ』

「キチガイじゃねーよ。ただ夢が
デカすぎてまともに感じられない
だけさ」

「東大出のキチガイ・コンビって
大丈夫かよソレ」


高哉の心配をよそにチャイは
スマホである人物に連絡を取った。

ブーンブーン


『もしもし…』

「オレだ。征五郎」

『チャイか?! 生きてんだな!』

「おう…運悪く生きてんのさ。
まだ、お前と仁に三代目”夜王”を
引き継がせらなくてワリィ」

『気にするな。おれ達の野望には
お前が生きていることも重要なんだ』



チャイは征五郎の言葉に少し頬を
緩ませながら写真を送り『答え合わせ』を
改めて頼んだ。

その結果

『この女はお前に対して”彼ら
秋の葉のごとく群がり落ち、
狂乱した混沌は吼えたり”と
伝えてるみたいだ』

「仲間になれって言われても…」


奈々子はジョン・ミルトンの
『失楽園』を引用した言葉を
遠回しに仲間になれと
メッセージを残し、さらには
鈴音を誘拐した挙句の果てに
オレを取り込もうとしてる…

ふざけんじゃねぇと左手を
震わせながら憤慨するチャイは
高哉にある事を提案する。


「高哉…オマエ、隠れてろ」

「テメェなに言ってやがんだ」


チャイは苦笑いしながら

「1人ぐらい生きてねぇと
結果わかんねぇだろーが」

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