大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 【カゲプロ】カノシンばっかり【シンタロー総受け】
- 日時: 2021/01/19 00:33
- 名前: デイズ
スレ名変えました!
他CPも一応あるけど、カノシン絡んでるもんね。
※注意※
◆1つ1つが長文だから結構読みにくいと思います。
◆残念ながら、文才は持ち合わせておりません。
◆カノシンだけです。
◆長編すぎる。
◆たまに誤字脱字して気付いても直しません。(めんどくs(((( )
◆私の好きなシチュエーションです。
以上が大丈夫な方のみ、どうぞ!
リクエストなどありましたらシンタロー総受けなら大概受け付けます!
よろしくお願いいたします!
* * *
とりあえず、完結したものや制作中のもの▽
★…完結していないよ!
▽…更新停止中
カノシン/告白 >>1
カノシンセト/ 争奪戦:設定 >>2 :本編>>3-12
カノシン&モブシン/ストーカー :設定>>20 :本編>>21-39
シンタロー総受け/けもみみ:設定>>41 :本編>>52
▽カノシンまとめ(?)/奇病:設定>>64 【花吐き病】>>69
カノシン/フェラ:設定>>95 :本編>>96
カノシンセト/腐男子タロー:設定>>165 :本編>>166
カノシン/初心な2人(初夜未経験):本編>>243
[番外編]
カノシンコノ/クリスマス:>>80
カノシンエネ/節分:>>127
カノシン/にゃんにゃんにゃんの日:>>144
カノシン/ひな祭り(耳の日):>>153
カノシン/カノシン(3/7)の日!!:>>156
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- Re: シンタロー総受け【カノシン・R18多め】 ( No.147 )
- 日時: 2018/02/22 21:12
- 名前: デイズ
▽ ▽ ▽ ▽
Said : カノ
「くぅ〜……」
「全くもう……。」
シンタロー君を全力で追いかけて、見失ったと思ったらソファで丸まって寝てた。
今まで走って探してた僕は、なんだったんだろう。
なんとなくカチンときたけど、まぁ、そんな可愛い寝顔みてたらそんな気持ちも薄れる訳で。うりうりと、柔らかいほっぺをつつくと、嫌そうに眉間にしわを寄せるが、それすらも可愛い。
でも起こすと悪いから、結局やめてしまう。
ズボン穿かせるのも、諦めよう。
僕の部屋から毛布を持ってくると、ソファに眠っているシンタロー君に毛布をかぶせる。
それでもスヤスヤと気持ちよさげに寝ていて。
そんな顔を見てると、自然とこっちの頬が緩んでくる。
「ふわぁ……。」
僕も走り回ったせいで疲れたのかな?
なんだか、眠くなってきちゃったや。欠伸を数回漏らして、ウトウトと微睡んでいるといつの間にか眠ってしまった。
** ** ** **
Said : シンタロー
「……ん?」
夕日の赤く淡い光が窓から優しく照らしていた。
なんだか、足が寒くて起き上がる。
寝ぼけた頭で、何があったのかを思い出す。
昨日の夜にマリーに猫になる薬ぶっかけられて、それでそのあとカノの部屋にいってベットにいったら眠くなっちゃってそのまま寝て、そして……カノとおいかけっこしてたりしたような……?
……あ。
ふと思い出して、バッと起き上がる。
すると、フワッと何かが自分から落ちた。それは、布団。ほんのりと、カノの匂いがする。きっと、カノの物なんだろう。
ああ、そういえばおいかけっこして疲れて寝たんだっけ?
チラリと横を見てみると、眠ってしまっているカノがいた。
流石に、わがまま言い放題だったからな。疲れたか。
でも、そうやって緩んだカノの寝顔、なかなか好きなんだよな。オレ。
ぷにぷにとほっぺをつつく。
すると、ん〜…とかなんとかいいながら、眉間にしわを寄せた。
クスッと笑えてしまう。
ついでで言うが、マリーにかけられた薬は、オレが頼んで事故にみせかけてかけてもらったんだ。
今日は、2/22……にゃんにゃんにゃんの日ってやつだ。その日にちなんで、猫になるようにしてカノへのサプライズとしてやったんだ。
今まで、素直に甘えられなかったし、薬の力を借りて……だけど、なかなか楽しかった。
わがままいっても、ニコニコと笑って従ってたカノが目に浮かんで、少しだけ顔が火照る。
スルッとカノの頬に手をまわし、チュッとキスをする。
「楽しかったよ。……ありがとな、カノ。」
カノに布団をかけて、そこに投げたままのズボンを穿き、もう一度カノの布団に入る。
隣には、スヤスヤと幸せそうに眠るカノ。
そんな顔を見てると、顔がにやけてしまう。
さて、もう一眠りするか。
カノの香りに包まれながら、すぅと眠りについた。
【E N D】
△ △ △ △
はい!
これで完結です!
なっ、長かった…っ!
にゃんにゃんにゃんの日のカノシンはほのぼのをめざしました。
いい感じにほのぼのしてたら幸いです。
さて、次からは学パロをじゃんじゃんすすめていきます!
そしてそろそろくる、カノシンの日に向けてネタを集めてきます…っ!!
- Re: シンタロー総受け【カノシン・R18多め】 ( No.148 )
- 日時: 2018/02/24 09:03
- 名前: デイズ
Said : シンタロー
家に帰るとか言ってたけど、帰ってもすることないから学校から少し離れた公園に立ち寄る。
そこら辺にあった木の棒で、ガリガリと地面に絵を描く。周りから見たらかなり可笑しいだろうなとか思いながらも、なんとなくで続ける。
……そういえば、前までいつもこんなことあったな。
不登校になってからめっきりなくなったけど、オレが脚本係になってからしばらくしてから、ここの公園に立ち寄るようになったんだ。
ここで、台本とか考えていたら、カノ先輩が「僕もいていい?」みたいになって、それで放課後は2人でここに来るのが日課になっちゃっていたっけ?
いつもオレが1番先に来ていて、なんとなくカノ先輩がいないと捗らなかったんで、こうやって地面に絵を描いて待っていたっけ?
まあ、オレはお世辞にも絵は上手くない。幼稚園児とかと同レベルだけど、自分の想像していることをこうやって自分なりに絵に表すのは、新鮮で楽しかった。
そうやっているうちに、時間は過ぎてって、すぐにカノ先輩来ちゃったっけ?
いつも、後ろから
「シンタロー君っ!!」
……って呼んで。って、え?
後ろをパッと振り向く。すると、そこにはこっちに向かって走ってくるカノ先輩。
なんで、こんなところに?授業は?
って、こんなことしてないで逃げないと!
「捕まえた!」
「?!」
しかし、足も遅くて暫く動いていなかったもんで、立ち上がってよろけた所を捕まってしまった。
ぎゅっとオレを離さないようにしている手の中で、精一杯に動いて抵抗する。
それでも、離してくれない。
というか、物凄く疲れているはずなのに、手の力だけが異様に強い。
息は切れ切れで、汗はだらだらと掻いているのに、逃れられるような気がしないのだ。
もう抵抗するだけ無駄だと思ったオレは、抵抗をやめて大人しくする。
「やっと、大人しく、してくれた。」
「……とりあえず、ベンチに座りましょう。疲れてるんでしょう?」
息があがってぜえぜえとしているカノ先輩が、心配に思えてきちゃったから、ベンチに座ることを提案する。
カノ先輩は生返事で頷くと、オレの手を掴んだままベンチに座った。
「あの…、離してくれませんか?」
「やだ。」
「なんでですか?」
「いなくならないように。」
すると、カノ先輩の目が何かを捉えて見開かれる。
何だろうとオレも目を向けてみると、そこにはオレが描き途中だった絵。
あのとき、逃げるのに必死で消し忘れていたみたいだ。かぁっと頬が火照るが、手を握られて拘束されているから消しにもいけない。
なら、聞かれてもしらばっくれよう。
あの幼稚園児ともわからない絵だ。きっと、分からないだろう。
「ねえ、あれ……シンタロー君が描いたの?」
早々から質問が来た。
ほら、言うんだ!違いますって!たった五文字じゃないか。
「はっ、はい……」
と、思ったが口は全く反対のことをいってしまっていた。
カノ先輩のまえだと、なんとなく嘘がつけなくてずっとついたこともなかったから、それが裏目に出てしまった。
段々と頬が火照る。
見られた。恥ずかしい。
頭を抱えたいけど、片手は拘束されていて出来ない。
「ねぇ、ちょっと来て。」
「…っ?!」
カノ先輩に腕を引っ張られて、来た場所はさっきのオレの描いた絵の前。
カノ先輩はそこにしゃがんでまじまじとそれを見ている。恥ずかしいけど、なんでこんなところに?
そう思っていたとき……
「あーーっ!!カノ先輩と如月だ!!」
オレにとっては、地獄の始まりと言える、あいつの声が後ろから聞こえた。
続き>>149
- Re: シンタロー総受け【カノシン・R18多め】 ( No.149 )
- 日時: 2018/02/25 10:26
- 名前: デイズ
Said : シンタロー
ヒヤッとした感触が、身体中を駆け巡る。
なんで、あいつらがここにいるんだよ?
1人の男子を囲って、男女のグループ5人が、スマホをこちらに向けてパシャパシャと写真を撮っているんだ。
因みに、この5人はオレをいじめた中の主犯だ。コイツらが、オレを1番先にいじめたんだ。そこから、数人が便乗していってすっごい大人数になっていった。
噂では、精神的にやられて不登校になったと聞いたが、なんでこんなところに……?
「いやぁ、驚いたなぁ〜。カノ先輩に仕返しされたけど、それは如月が恋人だからなのかぁ〜。へぇ、超ウケる〜w」
「や…っ、やめ……っ!!」
コイツらは尚も写真を撮りながら、こちらに少しずつ近づいてくる。
オレは咄嗟に手で顔を覆う。
「きゃははっ!そんなことしたって無駄だよ〜♪もう、手を繋いでるとこから抱き合ってるとこまで撮ってるよ〜。お熱いねぇ、お2人さん♪」
「…は?!」
そんな前から黙って写真を撮り続けていたのか?
嘘だろ、全然気づかなかった……。ヤバい、これがバレたら……。
頭の中はグルグルとしていて、もう完全にパニック状態だった。
こんな状態にも関わらず、カノ先輩はあの5人に背を向けて、ピクリとも動かない。
なんで、対抗してくれないんだろう。と、不安な気持ちばかりが過る。
「じゃ〜あ〜、カノ先輩に質問でぇ〜す!ど〜して、こんなやつを好きになったんですかぁ〜ww」
「……。」
カメラからビデオ機能にして再生し、マイクがわりにか質問をしてカノ先輩につきだす。
それでも、全然反応しない。
ヤバイよ、カノ先輩……反応してあげて。コイツら、怒ると何するか分からないから……。
直接は言えないから、心の中で、強く念じる。
お願い、通じて……!
「あっれぇ?聞こえませんでしたぁ〜?じゃあ、もう一度言いますねぇ。カノ先輩はぁ〜、なんでぇ、こいつのことが好きなんですかぁ〜?」
「……。」
「おい、先輩だからって調子のってんじゃねーぞ。」
ああ、ヤバいヤバい。
こいつ、短気だからすぐに暴力起こすんだよ。
カノ先輩お願いだから、反応してあげて。ボコられる姿、見たくない。
アイツがどんなに煽りをかけても、カノ先輩は完全無視。
罵詈雑言を浴びせられても全く微動だにしない。
「おい、コラアァッ!!てめぇ、調子のるんじゃねーよ、コラアァッ!!!」
遂にキレてしまったあいつは、高々と拳を挙げる。
半べそになっているオレを裏腹に、カノ先輩はそれでも無反応だ。
周りの仲間たちは、どんどん囃し立てる。
―パシッ
「あ"ぁ…?」
「ねぇ、そんなに足りないのかい?」
カノ先輩はアイツのパンチを片手で受け止めると、低い声高でそう言った。
周りにピシッとした空気がはりつめる。
「十分に教え込んだつもりだったけど、甘すぎたのかな?ちゃんと学習していないみたいだね。君らの、その半熟脳ではさ。」
カノ先輩はスッと立ち上がると、向こうにいる奴らにも目を向けた。4人はビクッとして、後ろに少し後ずさった。
カノ先輩の目には怒りだけが沸いていて、笑っているのになんとも不気味だ。オレだって、ゾッとしてしまうほどに。
「さてさて、次はどうしようかねぇ〜。」
カノ先輩は手をボキボキと鳴らしながら、そこの4人に近付く。
4人は悲鳴にも似た声を出して、地べたに座り込む。
「どんな、お仕置きにしようかな?」
「「「「ギャアアアァァアアァアアアァッッッ!!!!!!!」」」」
「まっ、待てっ!俺を置いてくナアアァァアアァアァアァアッッッ!!!!!」
5人は、カノ先輩の気迫に圧倒されて逃げてしまった。
ポカンとその様子を見るオレに、後ろからクスクスと笑う声がした。
「あいつら単純だね。今の、演技なのに全然気付いてない。」
そう言ってさらに笑うカノ先輩。
さすがと言うか、オレも本当かと思ってたからホッと胸を撫で下ろす。
「じゃ、さっきの続きね。」
そう言ってカノ先輩は、オレの腕を引いた。
続き>>150
- Re: シンタロー総受け【カノシン・R18多め】 ( No.150 )
- 日時: 2018/02/25 12:37
- 名前: デイズ
Said : シンタロー
カノ先輩はそこら辺にあった木の棒を拾うと、オレが描いた幼稚園レベルの絵を見る。
オレはもう恥ずかしさで、爆発寸前だがな。
「ねぇ、シンタロー君知ってる?気持ちって必ずなんらかの形に現れるって。」
「……?」
よくわからなくて、首を傾げる。
「まあ、今みたいなきみの行動を言うんだよ。ほら、分かんないから首を傾げたでしょ?」
そう言うことかと、納得した。
でも、それが一体何に繋がるんだろう。
更に、分からなくなってきた。
「まあ、そういう無意識にするものは、全部行動で分かるんだよね。でも、隠れた感情はどう?」
こちらをクルリと振り返って聞いてくる。
隠れた感情か……、それは行動では現れないよな。隠してんだから。
「さっきみたいに、行動には現れないと……思います。だって、隠そうと意識しちやってるから、無理だと……。」
「う〜ん、半分は正解。」
カノ先輩は困ったように眉を潜めると、微妙な顔で頷いた。
半分……正解か。
「まあ、隠してたとしても絶対に隠れる訳じゃないんだ。行動はまあ頑張れば、欺くことはできるだろうね。でもね、どこかで無意識に現しちゃうんだよ。隠した感情を。」
また分からなくなって、首を傾げる。
頭の中グルグルとこんがらがって、なにが言いたいのかさっぱりわからない。
「音楽とかなら、楽器の音や歌に現れるっていうし、声の高さとかもかな?あと、精神的面でとかなら、成績とか性格にも影響しちゃったりとか。なんらかの形で、隠した感情は出ちゃうんだよ。」
「あの、一体何が言いたいんですか?」
結局、考えても分からないから聞いてみた。
カノ先輩は、ガリガリと地面に何かを描いていたみたいだが、ピタリとやめた。
するとクルリとこちらに身体ごと振り返った。
「まだ、分からないかな?」
「だから、何が……」
「シンタロー君の隠した感情は、脚本に現れてるってこと。」
「……っ?!」
何故だか不機嫌そうにそう言うと、カノ先輩は持っていた木の棒を投げ捨てた。
そして、オレの手を掴み絵の目の前へとつれてかれた。
「シンタロー君のこの絵、今書いてる脚本をもとにして描いてるでしょ?保健室にいるときにチラッと内容見えたから。」
そこには、オレの絵の隣にめっちゃ上手い絵が横にあった。
カノ先輩って、絵、上手かったんだ……。
いや、今はそういうことじゃない。
「これさ、シンタロー君の絵を見て僕が再現してみたけど……なにこれ?」
そう言ってゲシゲシとカノ先輩は自分の絵を蹴りあげる。
そこに描いてあるのは、目の前の2人の男女は嬉しそうだけど、後ろにいる1人の少女は悲しそうにしている。
今、オレが書いている脚本のテーマは、三角関係。
しかも、その男子が貪欲で後ろの女の子が振り回されるっていうお話。
それにオレの感情が?
「僕、シンタロー君の望むことが出来なかったのは謝るよ。でもさ……」
ぎゅっと抱き締められる。
あまりの行動の違いに、ポカンと呆気にとられる。
それでも耳元から聞こえてくる声は、涙混じりの悲しい声になっていて。
「不満があるならいってほしいよ。さっきみたいに、爆発されたら僕も悲しいからさ。」
ギュウッと一層腕に力をこめるカノ先輩。
それに反映されてか、それともただのもらい泣きなのか、オレの目からも暖かい何かが溢れて、頬を伝った。
たしかに、最近は隠していたかもしれない。
ああやってくっつかれるのが嬉しいのに、鬱陶しいといって離れられたときが1番寂しいくせに。未だに、感情が現せられなくて、そんな自分に振り回されてイライラしてて、そして悲しくて。
一口に、2、3の感情では表しきれないくらい、色んな感情が渦巻いていた。
それに、カノ先輩は気付いてくれたんだ。
それだけで、嬉しかった。
「ごめ、ん…なさ…っ。オレ……オレ…っ!」
「いーよ。分かってくれたら、それでいいよ。」
オレは暫く、カノ先輩の腕の中で泣き続けた。
続き>>151
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