大人オリジナル小説
- 小学1年生
- 日時: 2011/02/07 17:41
- 名前: 企業秘密
主な登場人物
白石穂乃夏(しらいしほのか)愛称「ほのちゃん」
一人称は「ほのか」基本的に元気な女の子。身長110cm体重16キロ
野田海翔(のだかいと)一人称は「おれ」
多少乱暴だが根は優しい。身長99cm体重13キロと小柄。
野中結有(のなかゆう)名前からよく女の子に間違われる。一人称は僕
2歳下に「結麻」(ゆま)
6歳下に「結菜」(ゆな)
という妹がいる。
順次増えると思います。
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- Re: 小学1年生 ( No.12 )
- 日時: 2011/02/20 17:24
- 名前: 企業秘密
〜僕の家・その2〜(結有目線)
「ちょっと、それ、どういうこと?」
「あのね、前の幼稚園は給食だったでしょ?でも、町立保育園はおべんとなの。おかあさんに「おべんとつくって」といってもつくってくれない」
お母さんは、結菜ばかりに夢中だ。
「やっぱりあの変なオジさんのせいかな?」
と結麻が聞いてきた。
「そうかもしれない」
変なオジさん、とはお母さんの彼氏のこと。実は、結菜はお母さんとそのオジさんとの間にできた子供。
つまり
結菜は僕や結麻と父親が違うということだ。
「お母さん、あの、変なオジさんとサイコンするのかな?」
「結麻、どこでその言葉覚えたの?」
「お母さんがいっていた」
「ふうん」
「ゆま、そんなのぜったいいや!!」
「僕もいやだよ」
そうしているうちに、夕方6時を過ぎた。
お母さんは結菜をつれて
そのおじさんの家、「アパートスパイダー」にいった。
「おかあさん、ごはんちょうだい」
と結麻がいった。
「あんたたちのご飯なんてない!!!」
といっていなくなってしまった。
でも僕は知っている。
家にお金がないのは
おかあさんと変なオジさんがギャンブルに金を使い込むからだ。
ちなみにその変なオジさんは昼間はガソリンスタンドで働いている。
お母さんがいなくなってしまった家。
それを見かねたお隣のおばさんが、
「のこりものだけど・・・よかったらどうぞ」
とかぼちゃの煮つけとポテトサラダをくれた。
「ありがとうございます!!!」
「あんたたちも大変だね。何かあったらすぐおばさんの所に来ていいよ」
そういいのこしてお隣のおばさんは家に帰った。
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