大人オリジナル小説
- 生き方......__
- 日時: 2011/05/08 16:21
- 名前: そらね ◆v56v3zaHE6
人間に、綺麗な生き方なんてあるのかな。
#
お久しぶりです、そらねです(`・ω・´)キリッ
初めて書いた小説は社会問題。下手糞の道を極めてしまったので初心に返るべく、舞い戻ってきました。
題名は仮です。なんとでもなれ、です。
交流を避けている訳ではないんですが、友達が少ないです。それはもうガッコに行って一人でお弁当を食べるくらい。
友達が少ない可哀相な奴なんて友達募集中です。
どしどし、ご応募ください。待ってます(´・ω・`)
▼生き方......の足跡
≫序章>>3
▼お客様
:華世さま
コメント貰ったら嬉しさ百倍ですっ(^ω^)
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- Re: 生き方......__ ( No.11 )
- 日時: 2011/05/09 18:54
- 名前: そらね ◆v56v3zaHE6
≪2≫
池ヶ谷サオリは、僕こと、一之瀬ハルトの幼馴染兼腐れ縁である。
だが、彼女はそんな漫画的設定上に居るだけの人物なのだ。
結局、それだけで。それ以上の関係と存在でもない人間だと僕は評価する。ただ、共通点のあるだけの。
彼女は僕と幼い頃が一緒に居ながらも、僕の半分も知らない。
勿論、僕も彼女のことを半分も知っていないであろう。
そんな関係なのだ。設定だけの存在で、特別信頼も合いも寄せない立場の人間だと、おたがいは認識しあっている。
1%というのが、彼女――サオリの正解率だ。
それは彼女が導き出した答えは、僕の考えの半分も知っていないコトの証拠である。
勿論、僕は彼女に、誰かから教わった人の真実を一言語っただけなので、知らないのも同然であろう。
その1%はというと、僕は誰か≠貶している訳ではなく、人間≠貶しているのである。それが大きな違いなのだ。
それが49パーセント違う理由。
もうひとつ、あまりの49パーセントは、僕が誰かを、貶しているというのとは微妙に違う、という理由だ。
人間の特徴を僕は告げているだけ。貶しているように見えていても、それは真実である。
「それに気付かないなんて、愚かだなあ!」
僕は喉の奥からクツクツと笑い声を上げた。
黒板に近づいて、置いてある黒板消しを手にする。
白く汚れた黒板を力強く黒板消しで、擦った。チョークでかかれた文字が消え、緑色が目立つ。
まるで白く霞んだ霧の中に、一筋の木でも生えているようだった。
そして、素早く黒板を綺麗にした後、僕は黒板消しを持ちながら、とある男子生徒のもとへと向かった。
それはカツアゲされている気の弱そうな少年と強引な性格のクラスメイトがいる場所。
そして僕が近づいてきたことに気付いた、両者は怪訝に僕を見つめる。僕はにっこり笑った。
上辺だけの嘘の笑顔が、いつの間にか顔に張り付いてしまった。それはもう肉に食い込むほどに。
そして強引な性格のクラスメイトに向かって僕は。
黒板消しを顔面にたたきつけた。
困惑に驚愕の混じったような声を張り上げて、クラスメイトはその場に倒れる。僕は鼻を鳴らしながら、
「僕は正義感が強いなあ、将来はヒーローになれるかもね」
なんて呟いてみた。
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