大人オリジナル小説
- 消えていく希望
- 日時: 2011/06/05 09:28
- 名前: まりめろ
楽しくて仕方がなかった。
友達とくだらない話しをするのも、自分の机に落書するのも。
たまに授業でパソコンをつかうときも、席替えも宿泊学習も。
希望なんて要らないと思っていた。
自分が希望に満ちあふれていたから-----------
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☆岸沼 朱里♀11歳
☆大田 花梨♀11歳
☆秋本 百合♀11歳
☆雨宮 詩織♀11歳
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- Re: 消えていく希望 ( No.16 )
- 日時: 2011/06/06 18:01
- 名前: まりめろ
あたしは目を疑った。
目の前で親友が窓ガラスを割っていたのだから。
しかも自ら素手で・・・。
血がタラタラと出ている。
音を聞き付けた先生がやってくる
「ちょっと!なんの音・・・きゃあああぁぁあ!雨宮さあん!」
先生があわてて駆けつけてくる。
担任の恭子先生は保健室へ。
体育の松代先生は状況確認。
詩織のかすかな泣き声が聞こえる。
あたしの足が大きく震える。
「ん?どうした岸沼。何か知っているのか?」
ドキッ
頭に響くような心臓の音が聞こえた。
え・・・どうすればいい?
詩織はきっと・・・舞美を落とし得れるために手を・・・
じゃあ・・・じゃあ・・・・でも・・・・!
「いえ・・・親友があんなことになって・・・・」
あたしは震えた声で言った。
「そうか・・・。他に何か知ってる人いるか?」
先生が言うと
「あの・・・朱里はあとから来たから知らないと思うけど・・・
舞美が突き飛ばしたんです。」
ドクン
ドクン
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