大人オリジナル小説
- 私
- 日時: 2011/10/20 22:18
- 名前: 桜
初めまして。
社会問題系の小説を書きます。
すみません、文才ないです;;
下手ですが、よろしくお願いします。
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- Re: 私 ( No.7 )
- 日時: 2011/10/19 20:55
- 名前: 桜
やっと放課後になった。
授業がこんなにも長く感じた事はなかった。
担任が教室を出て行く。
他のクラスの子達も帰って行く。
私のクラスは誰1人帰らない。
男子も女子も。
ユリコが帰ろうと、ドアへ向かう。
「ねぇ、ちょっと待ってよ」
アヤカがユリコの髪をつかむ。
ユリコの髪が数本ぬけた。
「イタッ!何するのよ!」
ユリコがアヤカを睨む。
「フフッ♪一緒に遊んであげるの」
「今日は塾あるから無理よ」
「そう・・・」
アヤカが残念そうに言った。
「でもね、塾より大切な事なのよぉ?」
「はぁ?何言ってんの?アンタと冗談いってる暇はないの!」
「何?その口のきき方は?このクラスにも上下関係はあるのよ?」
「私には関係ないわよ!早く帰らせて!」
「そうはいかないわねぇ?だってユリコは皆の玩具だもの」
「玩具?何それ?」
「玩具というのはねぇ、こんな事をされる子の事よ」
準備してあった野球のボールが、ユリコの太い足にあたった。
「イタッ!やめてよ!痣になるじゃない!」
「玩具だからしょうがないでしょ?皆、ユリコを取り押さえて!」
大人数でユリコを取り押さえる。
私もその中に入る。
「嫌ぁ!やめてよ!」
ユリコが叫ぶ。
「うるさいわねぇ・・・。ガムテープで閉じちゃいましょう」
アヤカがガムテープをユリコの口に貼る。
「叫ばれちゃ、先生にばれるしねぇ?じゃあ皆、やろっか♪」
皆で、ユリコに野球ボールを当てる。
アヤカはユリコの鞄の中を探ってる。
「ねぇ皆ぁ!ユリコの財布発見♪」
「何円入ってる?」
アヤカの親友、レイナが言った。
「えっと・・・、3千円・・・」
「うっわぁ〜、貧乏だなぁ!」
「ねぇユリコ。アンタお風呂入ってる?臭すぎ!」
「貧乏だから入るお金ないんじゃない?てか家あんの?」
昨日まで、私が言われてきた言葉。
ユリコ、転校してきてくれて有難う。
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