大人オリジナル小説
- 私
- 日時: 2011/10/20 22:18
- 名前: 桜
初めまして。
社会問題系の小説を書きます。
すみません、文才ないです;;
下手ですが、よろしくお願いします。
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- Re: 私 ( No.17 )
- 日時: 2011/10/08 22:59
- 名前: 桜
―4章―
私の心はボロボロ。
もう、修復できないぐらいに。
今日は9月27日。
何もない日。
今日、私は・・・。
「サオリ♪放課後だよ♪遊ぼっかぁ?」
ボールが私の体にあたる。
ライターが私の体をあぶる。
「フフフッ♪死ね死ねサオリ♪アンタなんか生きている価値ないのよ。ウザイから早く死ねよ♪」
「死ね死ね!」
「アンタが死んでも、誰も悲しまないよぉ?」
「早く死んでくれない?」
繰り返される、死という言葉。
「・・・皆、私に本当に死んでほしいの?」
私の少しの抵抗。
「なら、殺して。私を殺して」
もう、どうでも良かったけれど。
でも、私は抵抗した。
何がしたかったんだろう?
悔しいの?
憎いの?
苦しいの?
アヤカの体の動きが止まった。
皆も止まった。
アヤカの口だけが動く。
「は?何言ってんの?殺してほしい?サオリは自殺志願者?」
「えぇ、自殺志願者。だから、殺して。早く」
アヤカ、驚いた?
皆、軽はずみで言ってるでしょ?
『死』という言葉。
人間、簡単に死ぬものよ?
高い所から落ちたら死ぬ。
首をつれば死ぬ。
毒を飲めば死ぬ。
簡単でしょ?
私でもできる。
でも、死んでほしいんでしょ?
なら、殺してよ。
皆の願いを叶えてあげるよ。
私を殺すという、願いを。
「無理に決まってるでしょ?殺したら、私は殺人者になるじゃない。そんな事も分かんないの?」
あぁ、皆には私を殺す勇気がないんだ。
怖いんだ。
自分の人生が壊れる事が。
なら、殺せないけれど。
・・・私が死ぬという願いを叶えてあげる。
ガッシャーンッ・・・!!!
ガラスが割れる音。
私が窓を割った音。
落ちる、落ちる。
空が見える。
快晴。
私の心も快晴だよ。
やっと苦しみから解放される。
これが私の人生。
最後だけは幸せになりたかったな・・・。
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