大人オリジナル小説
- 私
- 日時: 2011/10/20 22:18
- 名前: 桜
初めまして。
社会問題系の小説を書きます。
すみません、文才ないです;;
下手ですが、よろしくお願いします。
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- Re: 私 ( No.15 )
- 日時: 2011/10/08 21:17
- 名前: 桜
放課後。
担任が教室を出て行く。
クラスは静まり返っている。
ブルルルルルッ・・・。
突然、携帯が震えた。
他の子達の携帯も同時に震えだした。
誰かがメールを一斉送信した?
私に送った相手、アヤカ。
―――――――――――――――――――――――――――――
ユリコがいなくなっちゃったから、次の玩具役を決めようよ^^
今回は投票でやろ♪
やり方は、皆に紙を配って、玩具になってほしい子の名前を書く。
無記名でいいよ。
無記入はやめてね?
文句なしでしょ?
―――――――――――――――――――――――――――――
投票・・・。
文句はない。
「箱用意したよ。この中に入れてね」
アヤカが自分の机に、大きな箱を置いた。
そして、皆に紙を配る。
「友達と相談してもいいよぉ」
私は、迷った。
私をいじめた人、クラス全員。
全員が憎い。
このクラスの中の誰でもいい。
「ねぇねぇ」
クラスメイトの女子、3人が私に近づいてきた。
私がいじめられる前までは、少し仲が良かった子達。
「誰にする?」
このグループのリーダー、マナミが私に言った。
「私はまだ決めていないよ。皆は?」
私がまだいじめられていなかった頃を思い出す。
皆と笑って、皆と遊んで・・・。
懐かしい。
でも、そんなのはもう過去だ。
過去には戻れない。
「まだ決めてないんだ。なら、私達を同じにしない?」
そうだ、皆に合わせておけばいいんだ。
そうしたら、玩具にされる確率は減る。
「そうする。マナミ達は誰にしたの?」
マナミが私の耳に口を近づけ、言った。
「アヤカ」
私は驚いた。
アヤカはクラスの最高位の人物。
このクラスの女王的存在。
「前からウザかったんだよねぇ・・・」
「アイツが泣く顔見たいしさ♪」
「じゃ、早く書こ」
私は紙に『アヤカ』と書いた。
その紙をたたみ、箱の中へ入れた。
「よし、皆入れたねぇ?」
アヤカが皆を見る。
皆、頷く。
「じゃあ引くねぇ♪レイナ、私が読むから出た名前を黒板に書いて」
「分かったぁ♪」
アヤカの手が箱に入る。
「1枚目ぇ♪」
アヤカの手が、箱からぬけた。
折りたたまれた紙を開く。
「1枚目はぁ・・・」
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