大人オリジナル小説
- 私
- 日時: 2011/10/20 22:18
- 名前: 桜
初めまして。
社会問題系の小説を書きます。
すみません、文才ないです;;
下手ですが、よろしくお願いします。
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- Re: 私 ( No.16 )
- 日時: 2011/10/06 21:11
- 名前: 桜
教室が静かになる。
「サオリ♪」
・・・え?
カワナカ サオリ。
これが私の名前。
何で私?
アヤカでしょ?
あぁ、私の名前を書いた人が1人いたんだ。
でも、いじめられるのはアヤカでしょ?
「サオリ」
「サオリ」
「サオリ」
繰り返される、私の名前。
「12枚目。・・・アヤカ?誰、私の名前を書いたのは?」
アヤカが皆を見る。
「私知ってるよぉ♪」
マナミが手をあげる。
「誰?」
「サオリだよぉ♪」
マ・ナ・ミ?
「ねぇサオリ。何で書いたの?」
アヤカが微笑みながら、私に言う。
「・・・マナミ達が誘って来たのよ!・・・ねぇアヤカ。早く玩具になる役の人を決めないの?」
早く、アヤカはいじめられる姿が見たい。
「・・・プッ・・・、ウケるぅ。まだ気づいてないんだ?私達が仕組んだって?」
『アハハハハッ!!!』
『ヤバい!マジウケるんだけど!!!』
『サオリはバカなのぉ?早く気づけよ!』
私は今、やっと気づいた。
はめられた。
皆、私の名前を書いている。
私に希望をもたせて、押しつぶす。
何これ?
最後はやっぱ、これ?
私はいじめられる運命なの?
何でよ・・・?
「サオリが引いてほしいなら、全部引いてあげる♪」
アヤカが箱を逆さにする。
机の上に落ちた紙。
全て、私の名前。
「フフフッ♪投票楽しかったぁ?でも、サオリは私達を楽しませなきゃいけないのよ?明日も遊んであげるから、楽しみにしててねぇ♪」
アヤカはそう言い、箱を片付け、教室を出て行った。
クラスメイトもぞろぞろと出て行く。
「ねぇサオリ」
マナミが私を呼ぶ。
私は顔をマナミに向けた。
「サオリに1つ教えてあげる♪サオリは、どこへ行ってもいじめられるよ♪だって、そんな運命だもんねぇ?キャハハハハッ♪じゃぁねぇ♪」
運命。
いじめられる運命。
もしそうなら、私は・・・、
・・・死を選ぶ。
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