大人オリジナル小説
- お兄さんがくれたもの
- 日時: 2011/10/31 18:30
- 名前: グメ@
説明はなーし!かくぞー、おー!
- Re: お兄さんがくれたもの ( No.2 )
- 日時: 2011/11/03 09:58
- 名前: グメ@
「加害者は、「目の前でちょろちょろウザかった」「冴えない子でクラスのお荷物だったから」などの理由で被害者の千和さんを殺害したようです。」
テレビで、いじめられて殺害された女の子のニュースをやっていた。
私が受けているようなモノより、もっと悪質なもの。
「目の前でちょろちょろウザかった。クラスのお荷物だったのか」
お母さんが悲しそうにつぶやいた。
お母さんもなんとなくはわかるよね。虐められている本人はどんなにつらいか。
虐められたことのある人にしか、きっとこの痛みは分からないんだろうけど…。
「テレビ、変える?こんな重いニュースより…。バラエティやってないかな〜?」
私がリモコンを手に持つと、お母さんは
「はは…ははは」
急にこんな、狂った調子で笑い出した。悪魔でも乗り移ったかのように…。え?なに…怖い
「目の前でちょろちょろウザかった?クラスのお荷物ぅ?」
「…ひ、ひどいよね!くだらない理由で…ひとのいのちをうばって」
「フミ、私もね…」
次の瞬間、お母さんの口から凄く…悍ましい言葉が出てきた。
「ヒトヲシニオイヤッタコトガアルノヨ」
…そのままお母さんは「ははは…」と、笑い続けていた。
私は…そのまま部屋に戻った。
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