大人オリジナル小説
- お兄さんがくれたもの
- 日時: 2011/10/31 18:30
- 名前: グメ@
説明はなーし!かくぞー、おー!
- Re: お兄さんがくれたもの ( No.1 )
- 日時: 2011/11/01 17:26
- 名前: グメ@
どうして私はこんなに弱いんだろう
「ねーえフミ?うちら今日遊ぶから日直の仕事かわりにやっておいてねー!」
「それから明日が期限のプリントも片づけておいてよ。桜たちの分」
『そんなの嫌』『やりたくない』『どうして私が?』『あんたたちのでしょ?』
いろんな言葉が思い浮かぶけどきっぱりと言えない。
だから、
「うん…わかった。」
毎日このセリフを言ってしまうの…。
「…っもういやだ」
やるべきことをすべてやり終えると、私はさっさと帰った。
「うわ、外真っ暗になってる。」
そんなに時間かかったっけな。
掃除真剣にやりすぎて時間がたつのに気付かなかったとか…。
…ママ、心配してるかな。
今日こそは言わなくちゃ。
「私、学校で雑用を押し付けられているの」って…。
…言えないよね。
ママ、どんな反応起こすかな。私がいじめられていること知ったら。
きっとうちのママなら――
あ、家ついた。
ピンポーン
「フミ、おかえり。遅かったわね」
「ただいま。ちょっと日直の仕事が長引いちゃって」
「ん〜?昨日も日直だったじゃん」
ハッしまった。え、えーとえーと。
「間違えた!私、委員会だったの。」
「……そう?大変だったね。」
「うん、結構グダグダで…」
…ふぅ、何とかなった。
「ごはん出来てるからね。二人で食べましょう。」
「うん、わかった……」
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